西尾中華そば 其の168 ― 2010/12/02 01:01:00
霜降商店街にもクリスマスムードが漂う。 そんな中、連夜の西中通い。
この夜のスペシャルは、小林さんの坦々麺第一段の「白」。 早目に到着して、前倒しで暖簾を掛けて頂いたが、来るべき人の多くは昼に来られた様で、比較的まったりとしたスタート。 この日は未だ仕事を残して居たので、ビールはパスして、早速、造って頂く事にした。
「辛さは?」と訊かれたので、「普通で」と返す。 世の辛党の皆さんにも対応出来るそうだが、いえいえ、小生はノーマルで御願いします。 スープには辣油溜まりが浮いて居るが、色も盛り付けも綺麗だ。(久々に納得の1枚が撮れた) 丼を持ち上げて、スープを啜ると当然辛いが、ピーナッツの柔らかいテイストがマイルドにシフトさせて居る。 このスープの立役者は唐辛子では無くて、10gも入って居ると云う生姜だ。 異なる辛さを2種類備えて居るので、味わいに変化が生じて、面白い。 発汗作用が強いので、Nさんの様な汗掻きの方は要注意だ。 胡椒と山椒がピリッと味を締めて居るので、細かい処迄計算して居ると知れる。 更に隠し味に… 内緒だそうです(笑)。 辛いテイストには、蘖が亦、ピッタリだ。 細くカットしたチャーシュウは何時も通り美味しいし、重ねた薬味と白髪葱も辛味に活きる。 そして、マサ配合の細麺も辛味を適度に持ち上げて呉れるので、何時も乍、好印象。 西尾さんも褒めて居らしたが、この作品は優れた一杯だと思う。 スープも完飲、完喰して仕舞いました。
とうかんや@南砂町 ― 2010/12/02 23:43:00
折角、「ラーメン Walker」の東京東部版を買ったので、新しいオフィスの近傍の御店をチェックした。 で、目を付けたのが、「とうかんや」。 この日は、夜には雨の予報だが、昼休みの時点では御日様が一杯。 携帯でチェックすると歩けない距離では無い様なので、散歩に出て見た。 最近の携帯の道案内は、ショートカット迄も的確に案内して呉れるので、心強い。 屹度、最短距離で到着。 「家族経営の為、臨時休業の事が有るので、遠方の人は電話で確認してから来て欲しい」旨の貼紙が有る。 幸い、この日は営業されて居たが、確かに最寄駅から15分近くの距離を歩いて来て、臨休では救われ無いかも…
店外に掲示されて居る品書を見乍、何故か好みの味と云う予感がした。 だから、醤油ラーメン(650円)、大盛(100円)、チャーシュウ増(250円)で1000円丁度と弾いた。 券売機が1000円札を真直ぐに吸い込まないのは計算外だったが、店名(十日夜)由来の貼紙を読んで居る内に、1.5玉(225g)の作品は直ぐに着丼。
店外に掲示されて居る品書を見乍、何故か好みの味と云う予感がした。 だから、醤油ラーメン(650円)、大盛(100円)、チャーシュウ増(250円)で1000円丁度と弾いた。 券売機が1000円札を真直ぐに吸い込まないのは計算外だったが、店名(十日夜)由来の貼紙を読んで居る内に、1.5玉(225g)の作品は直ぐに着丼。
フォトはS001。
スープを啜ると、豚骨と魚介に更に鶏の風味の醤油。 濃厚では無いが、絶妙な配合で、思わず「旨いな」と口にする。 少し味わった後に、黒胡椒のミルから少々削り出す。 クオリティの高い胡椒で、やや魚介が引き、更に締まった味わいに為る。 麺は比較的「粉」を感じる薄い色をしたやや柔らかいタイプのストレート麺で、太さは中庸。 このキャラを旨く活かした茹で具合で、緩さは感じない。 小麦粉の風味はそこそこに抑えて有り、スープに主役をやや譲った印象。 チャーシュウは追加を御願いして居るので、3枚プラスの4枚。 肩ロースをやや薄くスライスして有るが、「がんこ」のチャーシュウと一般的なチャーシュウとの中間の柔らかさ、解れ加減で良い喰感だ。 もう少し濃い味わいにしても良いかも知れないが、肉のテイストが小生好みのチャーシュウ。 海苔が1枚と薬味の葱が乗る。 葱は上手に匂いが消して有るが、晒したと云うよりは「選んだ葱に巧みな包丁捌き」と云う印象だ。 225gをあっと云う間に完喰。 残ったスープには、香味油由来だろうか、やや大蒜の香りが残り、完飲は躊躇われたが、スープの資質を殺ぐものでは無い。
「とても美味しかった」と御伝えして、帰りも散歩気分で… いやいや、亦、遅刻に為るので、タクシーでバタバタと戻る(笑)。 2010年に初訪問した御店では、一番好みだった。 うん、伺って良かった。 次は、「月島ロック」かな。
フォトはS001。