未明のパール富士2016/10/15 03:58:22

一番の友人が逝って仕舞った。 早目にオフィスを出た金曜日の夕方、全天を焦がす凄まじい迄の夕焼をカメラも持たずに呆けた様に眺めて居た。 何事にも熱心な彼の大団円を飾って居るのだ。 流石に寝付けずに深夜の空を見上げると、久し振りに冴え渡ると表現したい夜空に月が凛然と耀く。 数多の想いが誘(いざな)われるが、其れは言葉や文字には為り得ない感情だ。 ふと、「十三夜」を過ぎた月の位置の「妙」に思い至る。 富士山に沈むんじゃないか? 簡単なシミュレーシュンの結果、少し北に行くだけで見られると判明。 此れは彼の導きだと勝手な解釈をして、今度は E-M5MkII を持って15分程ローカルな高速道路を移動。

未明のパール富士
此の1枚も想い出に為るのかな。 月齢は 13.8 って処だが、富士山はとても暗いのでノイズが酷い。


此後、幾つかの記事が日付の関係で此の記事の下に追加される事に為るだろうが、特例として御許し頂きたい。

弘経寺@常総市2016/09/23 01:01:00

ラーメン屋さんの「人生」に迎えに来て呉れたのは、地元の「石塚タクシー」。 流石に狭い道迄良く御存知。 最短距離で「弘経寺」に連れて行って呉れた。 其のルートは当に散歩と決めて居たルートだったが、篠突く雨では諦めざるを得ない。
弘経寺-02
季節は違うが、ストビューから借用(ってか、こんな処もグーグルカーは走って居るのね)。 歩きたかったな… 此日の2番目の目的は、此の「弘経寺」の彼岸花。 まぁ、彼岸花の群生は珍しくは無いのだが、丁度「秋分の日」なので撮って置こうと。 OM-D E-M5MarkⅡは雨に強いので、レンズも防滴の物を2本用意した。 だが、小生のボディは雨を苦にする。 況してや、風邪菌が居付いて居るのだ。 持参した雨合羽を被り、蛮勇を揮って雨中に飛び出す。

弘経寺-03
暗い空だが、恰も其処にスポットライトが当って居る様に撮って見た。(「3:2」にトリミング)

弘経寺-04
雨水が付いた処が白く写るのが面白くて寄って見た。

弘経寺-05
「普通」に撮ったフォト(笑)。

弘経寺-06
PLフィルターを忘れた…

弘経寺-07
意外に難しかったなぁ…


弘経寺は15世紀創建の由緒有る古刹で、秀頼に嫁いだ家康の孫、千姫(秀頼の従妹にも当るが)所縁の寺としても知られて居る。 此日のメインイベントは此方。
弘経寺-01
残念乍、撮影が許されて無かったので、ポスターだけで… もう8回目を数える演奏会(「響流十方(こーるじっぽう)」とは命名の妙)そうだが、初めて伺った。 雨に祟られたのは初めてとの事で… 今回は森さんがオルガンでは無く、ピアノを担当されて居る。 MCを含めて、「らしさ」満開で大いに楽しめたし、力量充分な演奏が本堂を満たした。 御寺で聴くバッハやシューマンはコンサートホールとは違った趣が深い物だ。 最初のゴセックのガボットは、小生が半世紀以上前に演奏会で弾いた曲。 あの儘、ヴァイオリンを続けて居ても野末さんの様には為れなかっただろうが… 珍しい曲、不思議な、でも息の有ったアンサンブル、アドリブや滅茶振りも何の其の…いやいや、全てに達者な皆さんで、充足感、爽快感たっぷりの演奏会でした。 「ハウルの動く城」やら秋の童謡迄鏤めてのフィナーレは「赤トンボ」。 想い入れたっぷりに唱和して来ました(笑)。 うん、矢っ張り、来て良かったのだ!

颱風9号2016/08/22 23:23:00

「あ、もうひとつ残ってた」、と奥方が「蔦」の冷凍麺の醤油を取り出して来た。 では、つけそばにして頂こう。
颱風9号-01

颱風9号-02

ゆっくりの朝喰は颱風9号が接近して居るからだ。
颱風9号-04
オフィスに向かうのを躊躇って居た。 10時を過ぎた頃に東海道線が運転を見合わせた段階で、其れを待って居た(確信犯)かの様に「今日は休む」。

颱風9号-05
ビューウゥ~を XZ-10 で1秒開けて撮った。 雨粒が窓硝子を叩く様子も判る。 折角、休んだのだから此位なら吹いて頂いても…

昼は非常喰?の、日清具多の坦々麺。
颱風9号-03
此れ結構好き…
喰べ終わった頃には雨のピークは過ぎたが、湘南で 21.3m の瞬間最大風速を記録したのは此のタイミング。
颱風9号-06
此頃に館山に上陸したのだが、関東に直接上陸した颱風は 2005年の11号以来、11年振り。 21時を過ぎた頃に竹林が崩れたとかで、東海道線が再び止まる。 「出社せず」は正解だったよね、ね。


9号は此後、北海道に再上陸。 3つの颱風が北海道に上陸した年は初めてだし、其れも1週間の内に、だ。 大雨の被害が案じられる。
颱風9号-07
南の海上には特異な生い立ち、進路を取って居る10号がウロウロして居る。 コイツが妙に育って翌週以降に戻って来そうな予感…