今日のワイン 其の5102010/12/26 19:19:00

シャトー・ルミエール プレステージ 白
Chateau Lumiere Prestige Blanc

今日のワイン 其の510

10月の初めに渦の常連のCさん、Tさんと naginicai で飲んだ1本目。 この日はルミエール三昧の予定で、白からのスタート。 ルミエールはワインの種類が多い。 通常のボトルでは、シャトーの名を冠したものがトップキュヴェに為る。(まぁ、「其の上」的なボトルが幾つか有るのだが) だが、98年ヴィンテージのシャトー名ワインは無い。 1月の大雪の影響で、其れに値するクオリティのワインが造れなかったと云う拘りの結果だ。 其の際に、同じクラスのワインを用意して欲しいと云うリクエストで生まれたのが、プレステージだそうだ。 白はソーヴィニヨンブランと甲州と云う構成で、シャトーディケムの樽で熟成されるそうだが、98年以降も継続販売されて居る。 ソーヴィニヨンブランはボルドーからインポートして居ると云う推測が成り立つのだが、何処にもそう云う記述は無いねぇ… 小売価格で2625円のこのボトルを3000円(ボトルに値段が手書して有る(笑))で提饗しては、naginicai 的にペイしないだろうと心配に為る。 でも、「来る身」としては、其れが嬉しくて「飲むなら此処」と云う気持ちにさせて呉れる。

少し淡い色相の液体のブーケは比較的大人しいが、ソーヴィニヨンブランの印象が強い様だ。 少し草原香が立って居るので、其れが気に為る。 口にすると、ビールの後に水を飲まなかった所為か、少しチープな柑橘系の「甘さ」を感じて仕舞う。 濃縮還元のグレープフルーツ的な…いや、褒めるならハニーの様なと云い換えて仕舞おうか。 やっぱり、少なくとも白に関しては、シャトー名を冠したボトルの方が好みだな。

今日のワイン 其の5112010/12/26 20:20:00

シャトー・ルミエール レザンファン ブラッククイーン
Chateau Lumiere Les enfants Black Queen 2007

今日のワイン 其の511-1

naginicai での2本目は、行成の濃い赤、其れも日本固有品種。 中々、大層な名前を頂戴した物だが、ブラッククイーンのヴァラエタルは初めて飲む様な気がする。 余談だが、最近良く耳にする「甲斐ノアール」は、ブラッククイーンとカベルネソーヴィニョンの交配種だ。

今日のワイン 其の511-2

色は、濃い赤紫と云いたい位の紫赤で、濃い割には奇麗な印象が有る。 ブーケから、タニックで酸味を感じるので、笑っちゃいますが… でも、テイストにはダークチェリー系果実味と酸味(中々)に加えて、ミネラルぅ。 恐らくは、普通なら冷やし過ぎかと思われる低温が、寧ろ、このボトルを小生に飲ませるには適切だった様に思える。 一方で、温度の上昇に伴って、タンニンが丸味を帯びて、広がり感とアフターが良い感じに為って来る。 でも、全体印象でコクが足りない処が、屹度、小生には物足りないのだろう。

今日のワイン 其の5122010/12/26 21:21:00

グレートウォール カベルネ・ソーヴィニヨン
華夏長城千紅葡萄酒
GREATWALL CABERNET SAUVIGNON 

今日のワイン 其の512

naginicai での3本目。 西尾さんが到着されて、「GREATWALL CABERNET SAUVIGNON 」を駒込から運んで来て下さった。 専務殿にこんな御願いをして、恐縮だ。 このワインは過日、西尾さんが中国に行かれた際に、態々買って来て下さった物。
中国のワイン事情には疎い小生だが、ワインエキスパートのCさんに依れば、今やニューワールドの担い手のひとつだとか。 調べて見ると、このボトルも東欧と独逸向けに沢山輸出されて居るボトルの様だ。 此れは中国国内のスーパーマーケットで購入されたので、エチケットのデザインが違う。

慎重に抜栓して、カラーを見ると中々達者な濃い色相で、エッジに朱が入るが、カベルネっぽい(笑)。 ブーケも、CS特有の華やかなフルーティさを充分に感じる。 期待を持って口に含むと、ベルベッティさは無い物の、酸味もタンニンもCS(諄いか)で悪く無い。 厚みを感じ無いが、アルコール感は高い。 勿論、黒いベリー系の果実香は有るが、少し野菜の様な奇妙なニュアンスを感じるのは気の所為かな? 何かザラ付いた印象が舌に残り、アフターは細い。 ワインエキスパートのCさんやTさんの評価は低く無い様だ。 ふむ、中国のワインって、際物じゃないんだ…と認識させられた1本。