上々@木場 3回目2010/12/01 21:00:59

到頭、師走。 本当に1年過ぎるのが速く感じる… 歳? 多忙? この日は麗らかなインディアンサマー。 昼休みに木場の「上々」迄、散歩気分で歩いて見た。 往路は目抜通に沿って歩いたが、「トナリ」の行列は30人位も居そうだ。 「美学屋」の御主人のヘルニアは未だ良く為っては居ない様だ。 先月、ネットで見付けた御洒落な筈のレストランは…期待外れかも… とか、勝手な想いを巡らせ乍、15分程で到着。 この日は、初回に頂いた「海苔そば」を頂く心算で伺った。

上々@木場 3回目

フォト(S001で撮った)を見ると、真黒(笑)。 海苔満載の田舎蕎麦風の太麺。 前日に「ラブメン西中」で頂いたオーション麺と同じ様に小麦の外側も挽いた粉で製麺したのだろうか? この少し洗練されて居ない風味の麺と海苔はとてもマッチして居る。 ワシワシと2/3程度は直喰で平らげる。 白胡麻の香ばしい味わいもプラスされ、中々嬉しいコンビネイション。 タイムサービスで追加して頂いた、チャーシュウはやや古風な造り乍、悪くは無い。 漬汁は、辣油スープだ。 初口は辛いが、実際は其程では無い。 でも、この麺にベストな味わいが辣油風味とは思えないな。 この組み合わせでもそこそこは美味しいけれど… では、何が良いかと問われると一寸、困るかな(笑)。 この漬汁に浸って居るサイコロカットのチャーシュウは好きだ。 薄く辣油の味が滲み込んで居り、其の加減が良い感じだ。 タイミングを測って、出汁を持って来て下さる。 余り漬汁を使って居ないので、蓮華に出汁を取り、漬汁が流れ込む様に表面に軽く沈める。 濃さを調整出来るので、賢い飲み方だとは思うが、スマートでは無い。 出汁は鰹が充分に効いて居て、印象は良い。 …でも、やっぱり、この辣油味が最適なパートナーだとは思えなかったな… 麺の旨さで充分満足だけど。 帰路は公園やら遊歩道を抜けて戻ったら、あ、遅刻…

西尾中華そば 其の1682010/12/02 01:01:00

霜降商店街にもクリスマスムードが漂う。 そんな中、連夜の西中通い。
西尾中華そば 其の168-1

西尾中華そば 其の168-2

この夜のスペシャルは、小林さんの坦々麺第一段の「白」。 早目に到着して、前倒しで暖簾を掛けて頂いたが、来るべき人の多くは昼に来られた様で、比較的まったりとしたスタート。 この日は未だ仕事を残して居たので、ビールはパスして、早速、造って頂く事にした。

西尾中華そば 其の168-3

「辛さは?」と訊かれたので、「普通で」と返す。 世の辛党の皆さんにも対応出来るそうだが、いえいえ、小生はノーマルで御願いします。 スープには辣油溜まりが浮いて居るが、色も盛り付けも綺麗だ。(久々に納得の1枚が撮れた) 丼を持ち上げて、スープを啜ると当然辛いが、ピーナッツの柔らかいテイストがマイルドにシフトさせて居る。 このスープの立役者は唐辛子では無くて、10gも入って居ると云う生姜だ。 異なる辛さを2種類備えて居るので、味わいに変化が生じて、面白い。 発汗作用が強いので、Nさんの様な汗掻きの方は要注意だ。 胡椒と山椒がピリッと味を締めて居るので、細かい処迄計算して居ると知れる。 更に隠し味に… 内緒だそうです(笑)。 辛いテイストには、蘖が亦、ピッタリだ。 細くカットしたチャーシュウは何時も通り美味しいし、重ねた薬味と白髪葱も辛味に活きる。 そして、マサ配合の細麺も辛味を適度に持ち上げて呉れるので、何時も乍、好印象。 西尾さんも褒めて居らしたが、この作品は優れた一杯だと思う。 スープも完飲、完喰して仕舞いました。

とうかんや@南砂町2010/12/02 23:43:00

折角、「ラーメン Walker」の東京東部版を買ったので、新しいオフィスの近傍の御店をチェックした。 で、目を付けたのが、「とうかんや」。 この日は、夜には雨の予報だが、昼休みの時点では御日様が一杯。 携帯でチェックすると歩けない距離では無い様なので、散歩に出て見た。 最近の携帯の道案内は、ショートカット迄も的確に案内して呉れるので、心強い。 屹度、最短距離で到着。 「家族経営の為、臨時休業の事が有るので、遠方の人は電話で確認してから来て欲しい」旨の貼紙が有る。 幸い、この日は営業されて居たが、確かに最寄駅から15分近くの距離を歩いて来て、臨休では救われ無いかも…
店外に掲示されて居る品書を見乍、何故か好みの味と云う予感がした。 だから、醤油ラーメン(650円)、大盛(100円)、チャーシュウ増(250円)で1000円丁度と弾いた。 券売機が1000円札を真直ぐに吸い込まないのは計算外だったが、店名(十日夜)由来の貼紙を読んで居る内に、1.5玉(225g)の作品は直ぐに着丼。

とうかんや@南砂町

フォトはS001。
スープを啜ると、豚骨と魚介に更に鶏の風味の醤油。 濃厚では無いが、絶妙な配合で、思わず「旨いな」と口にする。 少し味わった後に、黒胡椒のミルから少々削り出す。 クオリティの高い胡椒で、やや魚介が引き、更に締まった味わいに為る。 麺は比較的「粉」を感じる薄い色をしたやや柔らかいタイプのストレート麺で、太さは中庸。 このキャラを旨く活かした茹で具合で、緩さは感じない。 小麦粉の風味はそこそこに抑えて有り、スープに主役をやや譲った印象。 チャーシュウは追加を御願いして居るので、3枚プラスの4枚。 肩ロースをやや薄くスライスして有るが、「がんこ」のチャーシュウと一般的なチャーシュウとの中間の柔らかさ、解れ加減で良い喰感だ。 もう少し濃い味わいにしても良いかも知れないが、肉のテイストが小生好みのチャーシュウ。 海苔が1枚と薬味の葱が乗る。 葱は上手に匂いが消して有るが、晒したと云うよりは「選んだ葱に巧みな包丁捌き」と云う印象だ。 225gをあっと云う間に完喰。 残ったスープには、香味油由来だろうか、やや大蒜の香りが残り、完飲は躊躇われたが、スープの資質を殺ぐものでは無い。
「とても美味しかった」と御伝えして、帰りも散歩気分で… いやいや、亦、遅刻に為るので、タクシーでバタバタと戻る(笑)。 2010年に初訪問した御店では、一番好みだった。 うん、伺って良かった。 次は、「月島ロック」かな。
フォトはS001。