Collection of Essays by Claris Two

前夜は終電に間に合わず（いえ、忘年会では有りませぬ）、前のオフィスの近くのホテルに投宿。　此処には朝粥定喰も用意されて居たのだが、７時を待って人形町迄、早朝の都心を散歩。　目的地は「げんまん」。　先日買った「ラーメン Walker」に、朝ラーメンの店として、紹介されて居たのを覚えて居た。　我乍ら酔狂な物だと呆れ乍も、判り易い場所に有る店のカウンターに着く。　前客１、後客は無し。　券売機の沢山のボタンの中から、「売切」マークの点灯して居ない物を探して、「朝ラーメン」を見付ける。　「全部乗せ」なのに、６００円と云う値段に誘われて、このボタンをプッシュ。

全部乗せと云っても、薬味葱以外に、海苔２枚、水菜、チャーシュウ、味玉と云う「朝仕様」。　海苔は中々のクオリティ。　チャーシュウは適度に柔らかくて美味しい。　スープは当然、あっさり系で、淡い醤油味。　魚介の風味は、煮干と鰹節だろう。　別皿でさらに削節が用意されて居る。　トイレの消臭も鰹節だったので、此れが「売り」なのかな。　流石に追加の削節を入れると鰹しちゃうので、此れはトライだけで止めた。　麺はやや細いが中位の太さのストレート。　此れは「ど・みそ」の麺を細くしたイメージだそうだ。　アッサリなスープに合わせた感じで、主張の少ないタイプ。　やや粉々した喰感も悪くないが、麺としては大人しい。　でも、此れで良いのだろう。　うん、満足な朝喰に有り付けた。
この御店は朝以外は、凪とも親交の有る「ど・みそ」（＆はんつ遠藤さん）プロデュースの味噌ラーメンの店として賑わうそうなので、亦、機会が有れば、其方にも伺おう。　だから、此処の「朝ラーメン」の営業は、「ど・モーニング」と呼ぶのね。