今日の蔦 其の25 ― 2012/05/18 01:01:00
この日の夜は、祐貴君の処へ。 蔦のネット上での評判は上々だし、客足に波は有る物の営業も概ね順調の様だ。 愈々新人賞を期待する小生なので有る。 この夜も開店直後から後客続々で、良い感じだ。 前の道を「蔦通り」にして遣る、と云う意気込みや良し。 一寸、風邪気味と云う祐貴君だが、味わいにブレは無い。

此の夜も、壱岐っ娘を2杯と

チャーシューを摘みに頂く。 店内にはウェイティングチェアも用意され(外待ちは近隣クレームが来るらしい)、賑わいの予感だが、小生は御待ちの方の前でグラスを傾けるのは、潔しとしない。 渦は「バー」なので気にしない様に努めて居るが、ラーメン主体の場では、憚られる。
祐貴君が、チーズを薄く焼いて呉れた。 今回は4枚も。 トマトのソースが乗せられて居るのだが、施されて居るオイルが其々違う。 ガーリック、ポリチーニ、白トリュフ、バジルの4種類。 最初は違いが判らないかと思ったのだが、流石に個性派のオイルなので、小生でもピンと来る。 此は美味い。 ローヌの赤辺りがピッタリ来そうだなぁ。 次回はボトル持参で来ようかしらん。 あ、前述と矛盾する所行じゃ。 でも、チャーシューもワインにマッチしそうだしなぁ。
主麺は、リニューアルしたレッチリの蔦そば。 リニューアルとは云え、小生は初めて御願いした作品。 酷く辛いのは駄目なのだが、武田さんの「大丈夫」を信じて、ノーマルな辛さをリクエスト。 ルックスはアメリカンフィーリングがいっぱい。 チーズソースが目を引くが、小生はチーズ大好き。 でも、此の夜は摂取量過多で有る(笑)。 最初にタレの部分でホットネスチェック。 良い辛さだ。 此未満だと物足り無く感じる人が増えると云うレベルを巧みに押さえて居る。 亦、此より強くすると小生には辛いと云う閾値。 そして、トマト風味のエスニックな味わいと和の出汁が融合する不思議で凝ったテイストだ。 カリフォルニアンな担々麺? 一方の麺は、平太麺。 タレと絡み易くて、風味も旨くマッチングさせて居る。 此は面白くて旨い。 祐貴君が云う様に、蔦で唯一の変化球的な作品では有るが、ストレートに偶に混ざる隠し玉はインパクト有々だ。 いや、凄く出る様なので、最早「隠し」では無いね(笑)。

帰りに最寄駅付近の PortCall で2杯だけの寄道…
ラーメン凪 炎のつけめん 其の29 ― 2012/05/18 23:23:00
地下鉄の階段を登り切ると、豪雨の後の日射が眩しい。 短時間予報の通り、土砂降りの通り雨だった様だ。 扨、何方に伺おうかと迷い乍、新宿を歩く。 hachi は、前週に伺ったので、この日は「炎のつけ麺」へ。 急階段を登ると、厨房には葉山さんの姿が… あら、御無沙汰して居ますの御挨拶だ。 駒込にいらっしゃる事は知って居ても、「煮干に為っちゃいましたからね」と先に云われて仕舞う。 昼の店内は相変わらずの混雑具合だ。
小生が御願いしたのは、炎で無いつけ麺。 ノーマルの分量でも中盛なので、ボリュームはたっぷりだ。 一反も麺と太麺の両方に一味を振って、太麺を直喰。 御隣の方は、「炎でゼロ辛」とのオーダー。 そんな選択肢も有るのね。 熱々のスープはストレートな濃厚醤油の味わいで、此は結構好きなのだ。 カットチャーシューやメンマが沈むスープに太麺や一反も麺を浸して頂く。 前回感じたヌメリや緩い茹具合を感じる事は無い。 流石に葉山さんは、沢山のオーダーをテキパキと熟なして行かれる。 小生も中盛をアッサリと平らげて、「亦、ゆっくり来るね」と階段を降りる。 葉山さんは金曜日に此処を担当される事が多いと伺った。 金曜日はデフォルトで代々木だからなぁ…