F1 2011年 韓国GP 決勝2011/10/16 23:21:35

前年程では無いが、未完成な印象が拭えないヨンアムのサーキット。 空撮だと長閑な田園が広がる地域で、F1マシンの爆音が似付かわしく無い。 P1、P2と可也の雨で実質的なプラクティスは土曜日の午前中だけと云う状況でクオリファイに突入。 セブの、レッドブルの連続PPを止めたのはルイス。 絶好調な走りで、セブをコンマ222も
抑える。 星をふたつ描いたチャンピオンヘルメットを被ったセブは、当然残念そうだ。 ルイスは鬱憤を晴らした格好だが、笑顔は無い。 3番手は、鈴鹿を勝ったジェンソン。 誰も嬉しそうでは無い、変なインタビューだったな。

<ファイナル>
ルイスにはタイヤを保つ様なドライビングは難しいだろう。 タイヤのオペレーションを中心としたタクティクスのセブとジェンソンが有利との下馬評の中、ブラックアウト。
上位陣はオプションサイドのスーパーソフトタイヤを選択。 1コーナーにはグリッド順で入って行ったが、此処は3~5コーナーがオープニングラップの勝負処。 此処でジェンソンは6番手迄ポジションダウン。 そして、4コーナーでセブがルイスを交わして行く。 オープニングラップを終えた時点のオーダーは、セブ、ルイス、マーク、フェリペ、フェルナンド、そしてジェンソンだ。
皆がタイヤケアのドライビングで慎重なレース展開。 DRSが使える様に為ったタイミングで、セブとルイスのGAPは、1秒2。 マークが赤い車2台の蓋に為って居る感じだ。 いや、フェリペが2枚目の蓋に… 気温が下がった所為では無いのかも知れないが、意外にタイヤが保って居る。 最初のPI はジェンソン、14周目。 アンダーカット狙いだったのだが、ニコと絡んで目的を達成出来ず。 翌周にはフェリペとマークが入り、更にルイス、フェルナンドが入る。 最後にセブが17周目に入り、Q1で使ったオプションタイヤを履いて出て行く。 オプションが思ったより良かったと云う訳だ。
このタイミングに、3コーナーでビタリーがミハエルに突っ込んで、SC。 SCの後ろのオーダーは、セブ、ルイス、マーク、ジェンソン… セブの再スタートは定評が有り、問題無くトップをキープ。 赤い2台、今度はニコに行く手を阻まれる。 この日はフェラーリパイロットのフラストレーションが溜まりそうだ。 漸く27周目に赤い2台が前に出るが、フェルナンドはフェリペの後ろの儘。 プライムタイヤを履いて居るマークが、ルイスをオーバーテイクしようとトライする中、両車同時にPI 。 更にドッグファイトはチェッカー迄続く。 其の間にセブとジェンソンがプライムに履き替える。 38周目にフェルナンドも最後のPI して、フェリペがギリのタイミングをフェルナンドに譲る。 此れでコース上での争いのみで雌雄が決する状況に為った。 2,3番手が争って居るので、残り10周の時点でセブのリードは10秒を超える。 ジェンソンがマークに追い付き、三つ巴の様相の2番手争いに為った。

F1 2011年 韓国GP 決勝
最早、セブは別世界を走って、其儘優勝。 ファイナルラップにファステストと云う意気も見せて、順当な結果で終わる。

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