今日のワイン 其の4252010/05/08 14:22:45

ブラウン・ブラザーズ シャルドネ
BROWN BROTHERS MILAWA AUSTRALIA 2008 CHARDONNAY

今日のワイン 其の425-1

GWの最中、奥さんがお台場の野外ステージで踊る、と云うイベントが有り、若者の街に勇躍馳せ参じる事に。 偶々、この日に「遊びに行きませんか?」と誘って呉れたMさん御夫妻に犠牲的精神を強要して、暑い中、御付き合い頂いた。 30分程のステージでは有ったが、日差疲れと大音量性難聴を癒すべく、遅いランチに向かう。 当初はサントリー直営の「台場キッチン」で、ロテサリーチキンを頂く筈だったのだが、15時から17時は休憩との事(ホームページに記載して欲しいなぁ)で、予定を変更して、多少面白味には欠けるが、「タロンガ」へ。 小生の選択肢を狭めて居るのは、ワインだ。 星の数程有るお台場の飲食店で、「そこそこのワイン」を昼間から飲める店は少ない。 タロンガは日航ホテル内のレストランとしては、カジュアルで「グリル&ワイン」を謳う。 ま、カジュアルと云っても、このシャルドネを8000円で売ろうってんだから、其処はホテル… 此処は名前からも判る様に、濠太剌利(オーストラリア)レストランで、ワインも専ら豪州産。 ワイノットと云う「特許技術により、ワインを空気に触れさせずに抜栓・抽出・保存ができる」設備が有るので、全てのワインが、グラスでも提饗可能に為って居る。 まぁ、小生の様な呑兵衛は何時もボトルで頼んで仕舞うので、余り恩恵に浴さないのだが。

今日のワイン 其の425-2

流石に乾杯はビールで…そりゃあ、イベント前後の1時間近くもローストだか、ベイクだかされて居た身には、ビール以外の乾杯は考えられない。 続いて、良く冷やして、とこのボトルを御願いすると、ワインにそぐわ無い様な立派な馬穴で登場。 テイスティングで温度を見ると、もう少し冷やして欲しい感じだ。 すると、黒服氏は、バケツの中でボトルを静かに3分程廻して、もう一度、トライアルして呉れとの事。 成程、そんなサービス込みのプライスと云う訳か… でも、悪くないサービスだ。(其の御作法に賛否は有ろうが、このワインなら、小生はOKだ)

ブラウン・ブラザーズは、オーストラリアでも古い家族経営のワイナリーで、コストパフォーマンスの良いボトルを送り出して居る。 どうしても割高に為る欧州のワインに比べて、ニューワールドのメリットを良く出して頑張って居る。 そう云うワインは、ホテルで飲んではいけないね、屹度(笑)。 だが、この優しいシャルドネは、この日のシチュエーションには、マッチして居たと思う。 シャブリ見たいな凛々しさでは無く、ジェントルでホッとさせて呉れるそんなボトル。
グラスは、淡い麦藁色に満たされる。 細かい水滴の付いたグラスを窓の外の景色に翳すと、もう夏かと感じる。 フレッシュなブーケには、メロン、洋梨や桃が感じられる。 口にすると微弱なミネラルと酸味が心地良い。 桃はオーク樽由来かも… 或いは桃では無くて、青林檎だったかな… 何れにせよ、若やいだフルーティネスのシャルドネは、心地良い。 早飲みタイプで、コクが無いとは云わないが、充分ではない。 だが、其れを求めるなら、違うシャルドネが幾らでも有る。
Mさんが頼まれた、ツナサラダとかグリルドポーク(此れは美味)にも良くマッチして居て、流石のセレクション。

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