今日のめじろ 其の529 ― 2010/05/25 23:23:00
前週の「金メジ」には、伺うと御所様に御伝えして居たにも拘わらず、上役に引き留められて、顔を出せず仕舞いだった。 御所様の御不興を買って仕舞い、叱責の電話迄頂戴して仕舞った。 次回こそ拝謁せねば、切腹モノかも知れない。 でも… で、様子を伺いに?御昼に代々木に伺った。 未だR店長に余裕の有るタイミングだったので、久し振りに「黒ざる」を御願いした。 昼でもざるをオーダー出来る様に為って久しいが、頂くのは、随分とインターバルが空いた様に思う。
そうだった、太麺から変わったんだった。 温麺用の細麺よりは太いのだが、つけ麺の麺としては細い方だと思う。 太麺も好きだが、此位も喰べ易さからするとベターかも知れない。 何れにせよ、R店長の麺は何れも秀逸だから… R店長自身はつけ麺でも、温麺用位の細麺が御好きと伺った。 焦がし葱と柚子胡椒が別皿で饗されるのだが、此れは嬉しい。 先ず、柚子胡椒だが、小生の様な直喰派は此れを乗せて麺を頂く。 良い、美味い! 漬汁に浸す時は、柚子胡椒を塗した部分が浸らない様に頂くのがコツだ。 だが、小生は漬汁に麺を浸す時は、柚子胡椒を使わない方が好きだ。 香ばしく、醤油感の強い漬汁なので、少しコンフリクトする様にも思えるからだ。 この辺りは御好みで…と云う事での、別皿仕様だ。 焦がし葱は少しずつ漬汁に落して、香ばしさが「活きて」居る内に麺に絡めるのが良い。 絡めると云うよりも、漬汁に浸った麺に振り掛ける位の気持ちで頂くのだ。 焦がし葱も柚子胡椒も大好きな小生の為に有る様な作品だ。 扨、其の漬汁(スープ)だが、結構強い味わいにして居る。 ハッキリとした醤油感をベースに、魚介や動物、野菜風味をバランス良く加えて居る。 漬汁なのだから、此位でも良いのだと思う。 輪郭を明瞭にして凛とした潔さが有る。 北アルプスのスカイラインを見る様だ。
最後にスープを割って頂いたが、此れも熱々の出汁を徳利で出して頂けるので、自分の好みの量のスープを好みの量の出汁で割れる。 此れも嬉しい心配りだ。 この出汁で割ったスープも亦素敵で、大いに感心した。 ほぼ満点の出来、万歳!