西尾中華そば 其の117 ― 2010/05/15 09:20:33
NCSの1周年の誕生日と云うのに、都合良く伺うタイミングが見付けられない。 昼休みは会議が続くし、夜は別件の御誘いも楽しみだ。 で、思い切って午後は御休みにして… 其れでも到着したのは、昼営業が終わるギリギリのタイミング。 御祝いの1本抱えて来たので、どうしても御渡ししなくては、と焦って到着。 前日から勤務のKさんに御挨拶。
もうオフィスには戻らないので、日の高い内から、ビールを一杯所望して仕舞う。 鶏や豚肉のチャーシュウを頂いて、ビールの味わいが更に増す。 この日はなんと、夏さんが助っ人に入って居らして、すご~く久し振りに、御目文字が叶う。 3人の男共が屯す厨房は、そろそろ季節的に見た目が厳しい(笑)。
記念日は、<比内地鶏のスープの高級ニシチュウ>のみの営業。 風味が違う…難しい事は判らないが、鶏の味わい非常に美味。 亦、鶏油の細やかさが上品で洗練されたテイストに仕立てて居る。 鶏のスープが好きな小生には嬉しい一杯。 チャーシュウも鶏と豚なのだが、ノーマルな豚も何時もの様に旨いが、鶏チャーシュウが出色。 鶏肉自体が凄く奢ったクオリティで、此は最高。 スープの鶏風味に当然乍、ピッタリだ。
流石に1周年のスペシャルな一杯で、西尾イズムが満載。
記念の御猪口も中々素敵だ。 Tシャツは頂かなかったが、この御猪口は…バッチと一緒に飾っておこう。 御猪口なのに、フォトではラーメン丼に見えるなぁ。
今日のワイン 其の428 ― 2010/05/15 11:57:16
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ “オー・コルヴォー” ルー・デュモン クルティエ・セレクション
Gevrey-Chambertin 1er Cru “Aux Corbeaux” 2001 Lou Dumont Courtiers Selections
Gevrey-Chambertin 1er Cru “Aux Corbeaux” 2001 Lou Dumont Courtiers Selections
ロックスオフで、勧めて頂いた一寸変わった1本。 ルー・デュモンの仲田さんが、ブルゴーニュのクルティエさんと協力して、色々なドメーヌから「特に気に入った古酒」をボトル買いして、販売して居るものだそうだ。 裏ビジネス(違うって)には、詳しく無いのだが、有名ドメーヌでも諸事情で売り残した「売るに売れないワイン」は有るらしく、其等をドメーヌ名を秘して(「武士の情け」とか云って居る販社も有るが…)、仲田さんが販売するそうだ。 瓶で買った(所謂、「シュル・ピル」)仲田さんがエチケットを貼って、と云う事なので、彼がワイン造りに関わって居る訳では無い。 因みにクルティエと云うのは、「仲介業者」との事だが、詳細を小生は知らない。
このボトルは、ジュヴレ・シャンベルタンのプルミエ・クリュの「オー・コルヴォー」だから、確かに3500円は破格だ。
臙脂掛ったガーネットカラーで、透明感はこのヴィンテージにしては有る方だろう。 今回は、飲み始める迄に1時間以上の時間を用意して置いたのだが、此れは正解。 抜栓したタイミングでは引き籠って居たブーケが華やぎ出したのが、丁度こんなタイミングだ。 鞣革の熟成香、鉄(血とは云いたくない)、土の匂い…其等に、紫蘇やハーブ、乾いた香辛料… なんか、不思議な香りばかりだ。 勿論、果実香も有るが… 口にすると、気に為るのは、酸味と其れを追い掛けて来る結構パワフルなタンニン。 更に30分程すると此れが鎮まり、忘れた様に熟成果実感が広がるのだが、もう草臥れて居る印象。 更に、安っぽい樽香が嫌な感じだ。 正直、枯れ過ぎたピノ… 抜栓後45分から75分の間に飲んで仕舞う事を御勧めしたい(笑)。
ドメーヌ名は「武士の情け」で秘匿するとの事だったが、一寸、調べると「 Domaine Henri Rebourseau 」と出て来るのだが… 日本で云われる程の、恥ずかしい話?では無いのではなかろうか? でも、本当にアンリ・ルブルソーだったのかしらん??
今日のワイン 其の429 ― 2010/05/15 12:49:47
ドメーヌ ニノ リュリー ラバール
Domaine Ninot RULLY LA BARRE 2007
Domaine Ninot RULLY LA BARRE 2007
母の日の為にピノ・ノワールを用意したのだが、好みを訊くと白が良いとの事で、セラーに収めて居る数少ない白を抜栓。 此れは、何時だったか娘達に贈った紅白のセットの白と同じボトルの筈だ… 2500円程だった筈。
ブルゴーニュのドメーヌ・ニノは、創業が14世紀と随分古いワイナリーの様だ。 リュリーとは余り聞かない村だが、現在の女性オーナーの御祖父さんが、この村の名前を広めたとホームページに書いて有る。
ブルゴーニュのドメーヌ・ニノは、創業が14世紀と随分古いワイナリーの様だ。 リュリーとは余り聞かない村だが、現在の女性オーナーの御祖父さんが、この村の名前を広めたとホームページに書いて有る。
パッと明るい、そんな印象の液体は、ややグリーンっぽいカラーをして居る。 そんなに強くは無いが、青林檎と柑橘類のブーケに僅かに甘いニュアンスは白花系。 口に含むと、シャルドネっぽい、トーストやミネラルに加わえる甘さが、蜂蜜系なのかと思わされる様な印象。 繊細と云うよりは、複雑。 だが、凭れる様な感じには為らずに、スッキリ。 もう一寸、酸味が有るフルーティなイメージが強い方が好きかも知れない。 でも、そう為ると、柔らかさが欲しいとか、書いて仕舞いそうだ(笑)。