今日のワイン 其の436 ― 2010/05/30 09:14:06
ヘス セレクト カベルネ・ソーヴィニヨン
HESS SELECT CABERNET SAUVIGNON 2007
HESS SELECT CABERNET SAUVIGNON 2007
17時過ぎには代々木のめじろ本店に着きたくて、結構、頑張る。 この歳に為ってもモチベーションは大事だ。 其の甲斐有って、17時にオフィスを出たが、ワインショップの前で足が止まる。 めじろのセラーは殆ど空だった筈だ。 小生が積極的に飲まなく為った事も有り、寂しい状況。 で、BYO(Bring Your Own)を勝手に決め込み、店内へ。 其処で調達したのが、ヘスのカベルネ・ソーヴィニヨン。 メルローとシラーが5%ずつ混じる。 更に御丁寧にエチケットにカベルネ・ソーヴィニヨンの産地と比率が記載されて居る。 メンドシーノカウンティ47%、レイクカウンティ37%でナパが16%。 ヘスは、コストパフォーマンスの高さで特に日本で人気のカリフォルニアのワイナリー。 2006年には一度消えた「セレクト」の文字が復活したり、輸入が止まって居る内にテイストが変遷したりと、忙しいボトルでも有る。
色合いは濃いと云うか、暗い。 余り活気を感じない静かな印象。 黒か赤か…少し得体の知れないチェリー香が香草とペッパーの香りに絡む。 更に何処かで嗅いだ人工の甘さが少し白ける気分を持って来る。 味わいは、ミネラルもタンニンも比較的主張が明確。 だが、強烈と云う範疇では無い。 逆に其れが中途半端にも感じるが、落ち着いて来ると静かな酸味と混じり合って柔らかいイメージに変わって行く。 御所様は注いで差し上げたグラスにペーパーナプキンを被せて、ハンバーグの提饗を待たれて居たが、正しい嗜み方で、流石…なのかな(笑)? そう為ると、熟成プラムやブラックチェリー等、所謂、CSの特徴が控え目に感じられる様に為る。 基本的には、優等生的なCSのボトルと云う扱いなんだろう。 アフターの楽しさ迄求めるのは無理だが、「外れて居ない」印象は誰にでも持って貰えるだろう。
次回は漫画に登場したヘスのエンブレムの名を冠した「ザ ライオン」を頂きたいね。
「ワインの持込料は要りません」と仰る祐貴社長に無理にお願いして、1000円ぽっきり置いて来たが、御迷惑だったかな。 次回はセラー用の「リクエストリスト」を持って行こう。