我室にF1が帰って来た2016/06/12 06:13:27

2014年迄は、スカパーの「フジテレビNEXT」チャンネルでF1中継を観て居た。 2015年に為って、ネット版の「フジテレビNEXT」が始まったので、スカパーは解約して此方を契約した。 処が2016年からは、ネット版の「フジテレビNEXT」の単独契約ではF1中継が観られなく為って仕舞った。 スカパーや有線放送で「フジテレビNEXT」を契約すると、予選と決勝だけはネット版の「フジテレビNEXT」でもライブなら観られるそうだが、余り意味を感じない。 もう一度、スカパーを導入するのも釈然としないし、今更な有線放送も喰指が動かない。 そんなこんなの内にモナコGP(観たかった)迄終わって仕舞った… だが、6月から「au ひかり テレビ」が「フジテレビNEXT」を流す様に為ると聞き、早速に申し込んだ。 
我室にF1が帰って来た-02
我家のネット、スマフォはauなので有る。 他のチャンネルを視聴する気は無いので、単独チャンネル契約で1000円/月也。 受信装置のセットトップボックスのレンタル料が500円/月と云うコスト。 ま、此れ位なら大丈夫だ。 映画が1本無料で観られるそうなので、6月は「オデッセイ」を観ようと決めて居る。(勿論、視聴料を払えば何本でも観られる) 殆どの視聴者がチャンネルパックを契約する様なので、単独チャンネル契約の場合の設定方法がマニュアルに記載されて無いので難儀したが、幸いサービスセンターの御兄さんが「当り」でトリッキーなセットアップ操作を伝授して呉れた。 でも、マニュアルに書いて無いってのは駄目っしょ… 2TBのハードディスクを接続して、無事にカナダGPから録画予約が出来る様に為り、深夜のプラクティスも楽しめる様に為った。 万歳!

カナダGPの土曜日の朝喰は、此れ。
我室にF1が帰って来た

20121126 F1 2012年 ブラジルGP 決勝2012/11/26 07:07:00

4番手のセブも8番手タイムのフェルナンドも渋い顔でクオリファイを終える。 二人ともチームメイトの後塵を拝す結果と為って仕舞った。 ニコニコなのは、ワン・ツーを決めたマクラーレン。

さぁ、13ポイントを引っ繰り返すのか、そうはさせないのか? 最後の対決の時は来た。 パストールが10グリッド落ちたので、フェルナンドは7番グリッドに付く。 天候は曇天から当に雨模様に移るタイミング。 ヴィーナスは演出が御好きの様で有る。 セブには「天気予報はドライ」のラジオ。 皆がドライタイヤだが、ミハエル、可夢偉、ロメだけがハードタイヤの様だ。
ルイスはスタートを綺麗に決めて即、逃げに掛かる。 一方、赤い2台の蹴り出しは上々以上で、フェリペは2番手、フェルナンド(ニコ・ヒュルケンベルグに寄られて危なかった)は5番手で3コーナーを過ぎて行く。 逆にマークが4番、セブは7番手。 2台で遣り有った?のも原因かも。 直後の事だった、セブはブルーノに突っ掛けられて(キミはセブへの追突を際どく避けた)、180度回転して真後を向いて止まる。 ブルーノともう一度の接触は有ったが、此れ以上のアクシデントに為らなかった(可夢偉も良く避けた)のは、ヴィーナスがバリアを張ったとしか思えない。 其れでも最後尾に脱落して仕舞った。 フェルナンドの女神様は、『ライバルの不幸を喜んではイケナイけれど…』、込み上げて来る笑みを抑えられない(笑)。 セブはPI を告げるが、「フロアのダメージは直せないので、走り続けろ。 データを見る限りは大丈夫そうだ。」の指示。 下位のマシンを抜き乍、2周目にファステストか…鬼神の走りが見られるのか。
一方のフェルナンドはマークがフェリペ(ジェンソンに抜き返されて居た)に仕掛けたタイミングで2台を纏めて交わして3番手に上がる。 フェリペはフェルナンドが此れが出来る様な抜かされ方をしたとすれば、素晴らしい。 ニコ・ヒュルケンベルグがマークとフェリペを交わして、4番手。 2周目を終えた時点で、ルイス、ジェンソン、フェルナンド、ニコ、マーク、フェリペのオーダー。
5周目にマークがフェルナンドに襲い掛かった際にも、後ろのフェリペが巧みなコース取りでマークを外に振り、イン側にフェルナンドのスペースを造る。 おぅ、フェリペがサポーターの本領発揮と云って良いのかな? だが、忘れてはイケナイ、小雨乍も雨粒は落ちて来て居るのだ。 直後にフェルナンドが大きく飛び出して、ニコに行かれ、マークとフェリペに直後に付かれて仕舞う。 マークはチームプレイ云々では無くても、フェルナンドの前に出なければ為らない。 フェルナンドのサポートに徹するフェリペはマークを責めて、そうさせては為らない。 おぅ、フェリペがマークの前に出る。 大活躍だ! マークの直ぐ後ろには何時の間にか、可夢偉。 で、マークがスピン。 セブには愈々危機が迫る。 いや、雨が少し強く為り、路面は相当にスリッピーなので、何が起こるか判らない。 流石はインテルラゴス。
7周目ではワンツー安泰の、ジェンソンがタイヤスモークを上げて迄、ルイスに迫る。 8周目に雨でフラ付くルイスを到頭交わして仕舞う。 其の頃、鬼気迫る走りで7番手に迄上がって来て居た(スゲェ)セブは、可夢偉とドッグファイト中。 だが、可夢偉がPI して(インターミディエイトに履き替える)、オーダーは、ジェンソン、ルイス、ニコ、フェルナンド、フェリペ、セブだ。 さぁ、フェリペとセブの雨中の戦いは如何為る事に…セブには、「フェリペには気を付けろ」のラジオ。 真逆、ぶつけては来ないだろうけれど。
10周目には雨脚が一部で酷く為り、各車タイヤ交換合戦。 おぅ、こうで無くては面白く無い。 マーク、ルイス、フェルナンド、セブ… あらぁ、実質オーダーが判らなく為って来た。 ジェンソンとフェリペは替えないのか? 此後、マークがセブを前に出して遣る。 何だ彼だ云っても、此処はそうせざるを得まい。 だが、其れで拍手するチームスタッフって、どうなのよ。 ラジオからの「サンキュ」の声にマークは答えず。
14周目のオーダーは、ジェンソン、ニコ、ルイス、フェリペだが、インターミディエイトにしたのは、ルイスだけだ。 ジャン(ベルニュ)を挟んで、フェルナンド、可夢偉と続き、セブは10番手の位置。 フェルナンドが5番手に上がると、透かさずフェリペが譲り、フェルナンドは4番手。 但し、ルイスとのギャップは10数秒も有る。 其のルイスから「インターミディエイトではもう駄目だ」とのラジオ。 ニコとのギャップも10秒以上に広がった。 おぅ、ステイしたジェンソンの判断が正しかったのか。 一方で、フェリペは16周目にインターに替えた。 未だ降ると云うフェラーリの降雨予報。 ジェンソンとニコがルイスを大幅に放して、テール2ノーズ。 此の2台が速いって事は、インターのコンディションは終わった? いや、ルイスへのラジオに依れば、小雨が30分は続くそうだ。
19周目に遂にニコがジェンソンの前に出て、トップポジション。 一方、ルイスはドライのハードタイヤに交換。 フェルナンドはドライのミディアム。 セブはハードを選択して、戻った位置はフェルナンドの後。 あら、憎い演出がもうひとつ。 セブはフェルナンドの作戦をトレースして、コンディションを同じにすると云う消極的だが、チャンプへの賢い戦略。 左サイド後方のダメージが大写しに為ったが、空力への影響は大きいと思える。 其れで居て、此の速さを維持出来るのかと、感心する。 まぁ、雨のコンディションが味方して居るのだから、ヴィーナスに愛されて居るんだねぇ。
「コース上にデブリが多過ぎる」とSCを入れろ(優勝の可能性が出る)と云うフェルナンドの訴えが通じたのか、23周目にSCが入る。 此れは、ニコ・ロズベルグのタイヤがバーストした事がトリガーだと思われるが、ニコ・ヒュルケンベルグとジェンソンが、3位以下に築いて居た40秒ものギャップはチャラに。 此のタイミングでタイヤ交換したのは、ニコ・ヒュルケンベルグ、ジェンソン。 SCの後に並んだ順番は、ニコ、ジェンソン、ルイス、フェルナンド、セブ、可夢偉、マークだ。
そんな予報の中、30周目にSCイン。 各車のオンボードカメラには雨粒が目立つ。 マークはオーバーシュートしたが、可夢偉はセブの前に、更にフェルナンドも交わして仕舞う。 あら、フェルナンドに抜き返されちゃった。 前方では、ルイスがジェンソンを交わして行く。 11番手に落ちて居たフェリペもフェルナンドのサポートに馳せ参じた様で、セブの後に迄到達。 追突しちゃ駄目だからね。 と、セブを交わす。 ロブが破顔一笑。 セブが無理な抵抗をしないと踏んでるのだろうが、此の日のフェリペの貢献度はとても高い。 可夢偉をも追い抜いて、フェルナンドの後方の守りに付く。 ペースを抑え気味にして、フェルナンドと他車とのギャップを大きく取る作戦。
45周目頃、各車のペースが落ちて来る。 亦、雨が来て居る様だ。 演出過多じゃないのかしらん? 48周目にニコがスピンして、迫って来て居たルイスが前に出る。 53周目にセブにBOXの指示。 ミディアムに履き替える。 大丈夫か? 相当に降って居るぞ。 其れにしても、フェルナンドより先にセブが動くとは思わなかった。
54周目にルイスがバックマーカーを処理して居る時にニコが、ラインを外して前に出ようとしてスピン接触。 2台ともコースアウト。 ニコはコースに戻ったが、ルイスはリタイヤ。 此れでフェルナンドは3番手の位置に付く。
此の間にセブは、インターミディエイトに再び履き替える…大分、雨脚が増したのだろう。 可夢偉、フェリペらもインターミディエイトに交換。 其れでも可夢偉はオーバーシュートして、セブに行かれて仕舞う。 一方、ドライタイヤの儘のフェルナンド。 滑る、滑る… 堪らずにPI 。 トップのジェンソンも入る。 先のアクシデントでニコにはドライブスルーが課され、フェルナンドは2番手。 いや、実際は未だ3番手だが、前のフェリペが譲る(大感謝)ので…すると、セブは7位に入らないと駄目。 フェルナンドと後のマークとのギャップは11秒なので、フェルナンドの2位は確定。 セブは7番手を走行中。 可夢偉に抜かれると、マークを下げないとイケナイけれどねぇ。
60周を過ぎた頃には水煙が上がる様に為り、ウェットコンディションが確定。 フェリペはフェルナンドを待つ為にペースを落とす。 残り10周で、名実共に2位確定。 一方のセブは7番手で前のミハエルを追走。 ラジオでは、"Your current position is good enough."。 ひとつミスをすれば御終いなのは判るが、ジェンソンが落ちる可能性だって有るよ… 雨は更に酷く為って来た。 ラストランのミハエルがセブを楽に行かせた様に見えたのは、小生だけだったろうか。 セブが6番手に上がった。 誰をチャンプにするかのキングメーカーは、トップを走るジェンソンなんだね。
残り3周で可夢偉はミハエルを抜き損ねて、接触。 9位に落ちる。 未だポイント圏内で良かったけれど。 ミハエルはフェアに走って居たので、此処でリタイヤさせなくて安堵。 最終レースを可夢偉に遣られたでは後味が悪い。 二人ともポイントゲットで目出度し。
70周目にポールが派手にウォールヒットして、SC。 其の儘、SCに先導されてレース終了。 エキサイティングなレースの結末は此れか… しかし、セブもフェルナンドも素晴らしかった。 フェリペも… 勿論、ジェンソンもだ。 最終レースは最高のレースで終えた。

20121126 F1 2012年 ブラジルGP 決勝-1

20121126 F1 2012年 ブラジルGP 決勝-2

20121126 F1 2012年 ブラジルGP 決勝-3

F1 2012年 アメリカGP 決勝2012/11/19 07:07:00

3年連続のチャンピオンに向けての視界良好。 初めての開催地、オースティンでもセブの速さは不変。 ルイスも追い上げたが、セクター3のタイム差で2番手。 マークが続く。 フェルナンドは繰り上がって、決勝は8番手スタート。 此処は偶数グリッドは1秒も不利と云われて居るのだが… おぉ、5番手だったフェリペのギヤボックスを交換し、5グリッド後ろへ廻す事に依って、フェルナンドを7番グリッドに上げたのね… 算数すると、フェルナンドは4位迄に入らないとセブのチャンピオンが決まって仕舞う。 …あ、セブは未だトップチェッカーを受けて居ないんだった(笑)。 滑り易く、タイヤが暖まり難いコースだ。 抜き難いとも云われて居るが、タイヤ案件でアンダーカットも遣り難いと思われる。 セブに益々有利なのではなかろうか。

ファイナルはテキサスの快晴の空の下でスタート。 フェルナンドに取っては前のミハエルをスタートで交わすのが、先ずは最初の課題。 何とか彼んとか、ミハエルの前に出て4番手でターン2を廻る。 矢張、偶数側の蹴り出しは良く無かった様で、ルイスもマークに先行を許す。 でも、1ポジションダウンならマシと云う位のディスアドバンテージがイン側には有る。 キミは7番手に落ちて居るもんなぁ… セブは勿論、マークにコンマ7のギャップを付けて、オープニングラップをトップで廻って来た。 ミハエルは精彩を欠く走りで、2周目にはニコ・ヒュルケンベルグとロメにも先行を許して仕舞う。 DRSが使える様に為るタイミングで、セブのリードは1.7秒。 其のマークだが、ルイスに追われて居るので、益々セブとのギャップは広がる。 4周目にルイスはマークの前に出る。 思った程、抜き難いコースでは無い見たいだ。 セブが舌打ちする状況なのは、二人のペースはイーブンだからだ。 此の時点でのギャップは、2.8秒。 10周目には、1.5秒迄ルイスが追って来た。 そして、15周目に到頭DRSギャップを切る。 3番手のマークの KERS が使えなく為り、フェルナンドが3番手に上がろうと狙い始める。 セブが2位、フェルナンドが3位なら、最終戦に興味が残るのだが… と云う舌の根が乾かぬ内にマークが、オルターネイターのトラブル発生でリタイヤしたのは17周目。 セブの舌打ちは2回目だ。 マークのリタイヤで、フェリペは本来のポジション5番手に復帰。 褒めて挙げられるね。 ラジオでも「ポディウムを狙え」の檄が飛ぶ。
ジェンソンがターン1でインからのオーバーテイクを重ねる。 此処はコーナーを出た処で止め難いのだが、流石はジェンソン、一寸アンフェアなミハエルさえをも交わして魅せた。 別なコーナーだが、ブルーノを抜いたのも流石のテクニシャン振りだ。
其の後、ルイスのペースが落ちて、20周目のギャップは3.8秒。 タイヤへの負担の差が出て来たのかも知れない。 堪らずにルイスはタイヤ交換。 フェルナンドも入って来る。 右リヤに手間取り、6.3秒ねぇ… ジェンソンの前に戻ったのだが、タイヤが暖まる前にジェンソンに先に行かれて仕舞う。 セブは22周目にPI 、2.7秒で出て行ったので、キミの前、即ちトップポジションに戻れたが、ルイスはキミの後ろに戻り、抜くのに2周を要した。 其のキミは25周目にタイヤ交換。 6.4秒も掛かったので、フェルナンドの後に戻る。
オーダーを整理すると、セブ(2.2秒)、ルイス、フェリペ、ジェンソン、フェルナンド。 其のフェリペは27周目に入り、フェルナンドの後に戻った。 しかし、4周程度はタイヤが暖まらないので、あっと云う間にダニエルとキミに抜かれて仕舞う。 「ゴーサイン」が出た後のルイスのペースが良い。 チームも頻繁にラジオでサポート。 34周目にはDRSギャップ未満と為り、ドッグファイトの様相。 セブがファステストを出しても、ルイスも負けじと追って来る。 セブはルイスのタイヤのヘタレを待ちたい処だったのだが…
ダニエルとジェンソン(36周目)が漸くタイヤ交換して、オーダーはセブ(0.9秒)、ルイス(29秒)、フェルナンド、キミ、フェリペ。 40周目にフェリペがキミを交わして、4番手に上がる。 遣りますな… 42周目、テール2ノーズだった、ルイスが到頭、セブを交わす。 セブも無駄に争わずに此処はスンナリだ。 セブが "Unbelievable" とか云って居た様だが、ルイスには問題無いね。 ジェンソンも46周目にキミを交わして、5番手迄上がる。 此の二人の争いも手に汗を握るけど、前の若い二人よりは安心して見て居られる。
セブは諦めて居ない様で、ルイスとのギャップを詰めて行く。 ルイスとは違って、チームがセブに「ゴーサイン」を出すとは思えないから、セブのパイロット・デシジョンなのだろう。 抜く迄は無理にしてもプレッシャーを掛けて、タイヤを消耗させるとか、ミスを誘うとか云うアイデアだろう。 だが、此のオーダーは変わる事無く、ルイスがトップでチェッカーフラグを受ける。 チェッカー直後にセブがルイスに両手で祝福して、「全てが良かった」とラジオで伝えたのは、余裕なのかな。 処で、クリスチャンの云う「君のミスじゃない…」って何の事? フェリペの犠牲は有ったが、良く3番手を確保したフェルナンドと2番手に甘んじたセブのポイント差は13点で、最終のインテルラゴスへ。

F1 2012年 アメリカGP 決勝
ポディウムはテンガロンハットを被って、か。 イイネ!