そばはうす金色不如帰 其の1082016/06/27 23:23:00

此日から「金色不如帰」のつけそばがリニューアルした。 是非とも初日に伺いたいと思い、会議室から飛び出して来たのだが、もう13時近い。 外待ちは10名。 陽射を避ける様に並んで居るJKの後ろで30分一寸の待時間。 並んで喰ベたい高校生のカップルに1席を譲って頂いて、着丼を待つ。

そばはうす金色不如帰 其の108-01
力丸君が「バルサミコ酢は大丈夫ですか?」と訊いて呉れたが、麺には確かに珈琲色のソースが飾られて居る。 穂先メンマ、煮豚に加えて、蓮華に乗るのは三つ葉。 そして檸檬が添えて有る。 良い見栄えだと感心し乍、麺を摘まむ。 此迄よりもずっと細い麺だが、其の分、啜り易い。 良い喰感でしっとりして居る上にツルっと感も有る。 何よりも風味が高いのが、直喰派には嬉しい。 前の太麺もとても好きだったが、此の麺も美味い。 敷いた出汁のニュアンスが微妙に伝わって来て、巧みな演出だ。 檸檬を搾ると軽快な酸味と香りとのマッチングの良さにも嬉しく為る。 本当に全麺的に直喰しても良い位に思えたが、付汁に移動。

そばはうす金色不如帰 其の108-02
フワフワの印象が見て取れるルックスは「蔦」のつけそばとも似て居るが、焦葱や小さくカットされた人参も見える。 先ずはゆっくりと単独で味わう。 柔かな醤油テイストを囲む様に蛤のタッチが広がる。 優雅に馨るのはポルチーニの様だ。 穏やかにカ強く山本さんの主張が籠められて居る。 其れは自信と誇りと申し上げても良いと思う。 此迄のつけそばとは全く違う一杯に為ったが、ヤマモトイズムに満ちた味わいは不変だ。 確かに美味い、凄く美味。 付汁は割らずに完飲。 う~ん、良いなぁ… 保存出来る麺量の都合で、30~40喰程度の提饗との事。 なら、早く行かなくちゃ。 次回は「塩つけそば」を頂こう。