今日のめじろ 其の5262010/05/08 01:01:00

久し振りの金メジ。 R店長に祝意を伝えたく、18時よりも前に伺う。

今日のめじろ 其の526-1

痛飲の翌日と云う事情で、昼喰も抜いて居たので、タレ焼チャーシュウに壱岐っ娘から、スロースタート。 このタレ焼チャーシュウは、中々美味しい。 洗練されたと云う形容は合わないが、荒削りな美味さだ。 御所様に依ると、未だゞとの事だが、小生は充分に秘伝の味?を感じる。

今日のめじろ 其の526-2

流石に空腹感を覚えて、この夜のスペシャル「鴨塩つけ麺」を御願いする。 麺は他のつけ麺と同じで、少しだけ太い麺だが、暫くつけ麺を頂いて居なかったので、初めて口にすると思う。 先ず、添えて有る山葵を付けて直喰。 良い麺だ、喰感も然る事乍、味わえる麺。 最近の代々木めじろの麺は、美味さに秀でる。 山葵は静岡産で、チューブには入って居ない。 やっぱり、違うものだなぁ。 非常に麺にマッチして良い感じだ。 特に直喰派?の小生には嬉しい。 次にスープを啜る。 濃厚鴨塩、当にそんなスープ。 長葱が浮き、鴨肉が潜む。 此はイケます。 多少塩が強いが、味力の有る鴨が其れを四つに組止める。 パワフルで繊細、祐貴社長の力量が良く発揮された作品。 添えたチャーシュウは鴨風味にピッタリと云う訳では無かったが、このチャーシュウも単品としては美味しい。
御所様初めラーメン好きの方々は、この夜に限って遅く迄営業して居ると云う、阿佐ヶ谷の「CiQUE」に向かう為に早退?されて仕舞った。 丁度、そんなタイミングに「ひとりで飲んで居ます」と、或る御婦人からのメールが着信。 で、残られた皆さんに御免なさいして、雨の中へ飛び出す。

今日のワイン 其の4242010/05/08 14:13:34

ザ・ハットトリック オーストラリアン・ドメーヌ・ワインズ
The Hattrick / Australian Domaine Wines 2001

今日のワイン 其の424-1

今日のワイン 其の424-2

渦に持ち込んだ2本目は、オーストラリアン・ドメーヌ・ワインズのトップキュヴェ、ハットトリック。 ホワイトデーに娘に送ったのと同じボトルを自分用にも保管して置いたのを開ける事にした。
サッカーで御馴染の用語を名前に使って居るが、単に3種のブレンドと云う意味だそうだ。 3種とは、シラーズ(2001年は50%)、グルナッシュ(43%)、カベルネ・ソーヴィニョン(7%)だから、珍しい組み合わせと云う訳でも無い。 だが、1998年創業の新しいネゴシアン、オーストラリアン・ドメーヌ・ワインズは、ブレンダーのトニー・デリジオ氏の手腕と葡萄のクオリティの高さで、評判は高い。 特にこの2001年のハットトリックは、RP91点だと伺った。(99年は95点!)
気品の有るヴァイオレットを湛えたルビー色の液体は、ワクワクさせる光沢を放つ。 其処から香るのは、ブラック系の果実とブラックペッパー、杉等の常緑樹。 表現はCSに有りそうなブーケの様だが、イメージは随分違う。 何と云うか、大胆さとスモーキーさの度合が違う(判りませんってば)。 口に含むと、違いは歴然。 滑らかで、撓やかだが、何処かに荒ぶる魂を隠し持つ。 シラーズのスパイシーさは厳然として居るし、タンニンも其の主張を忘れない。 ブーケ同様に黒い系統、特にベリーとカシスを強く感じるが、ペッパーは消えて、チョコレートやコーヒーの印象が少々加わる。 フィニッシュも適度な節度を守って居て好ましく、此処のイメージだけは南仏のシラーっぽい。 其れ以外は、若者向けのインパクトガンガン…と云う、所謂「ベリー爆弾」って程では無いが、やっぱり、有る程度は「元気印」のボトルだ。 サッカーのワールドカップでも見乍呷るのが、御勧めのシーンだろうか(笑)?

今日のワイン 其の4252010/05/08 14:22:45

ブラウン・ブラザーズ シャルドネ
BROWN BROTHERS MILAWA AUSTRALIA 2008 CHARDONNAY

今日のワイン 其の425-1

GWの最中、奥さんがお台場の野外ステージで踊る、と云うイベントが有り、若者の街に勇躍馳せ参じる事に。 偶々、この日に「遊びに行きませんか?」と誘って呉れたMさん御夫妻に犠牲的精神を強要して、暑い中、御付き合い頂いた。 30分程のステージでは有ったが、日差疲れと大音量性難聴を癒すべく、遅いランチに向かう。 当初はサントリー直営の「台場キッチン」で、ロテサリーチキンを頂く筈だったのだが、15時から17時は休憩との事(ホームページに記載して欲しいなぁ)で、予定を変更して、多少面白味には欠けるが、「タロンガ」へ。 小生の選択肢を狭めて居るのは、ワインだ。 星の数程有るお台場の飲食店で、「そこそこのワイン」を昼間から飲める店は少ない。 タロンガは日航ホテル内のレストランとしては、カジュアルで「グリル&ワイン」を謳う。 ま、カジュアルと云っても、このシャルドネを8000円で売ろうってんだから、其処はホテル… 此処は名前からも判る様に、濠太剌利(オーストラリア)レストランで、ワインも専ら豪州産。 ワイノットと云う「特許技術により、ワインを空気に触れさせずに抜栓・抽出・保存ができる」設備が有るので、全てのワインが、グラスでも提饗可能に為って居る。 まぁ、小生の様な呑兵衛は何時もボトルで頼んで仕舞うので、余り恩恵に浴さないのだが。

今日のワイン 其の425-2

流石に乾杯はビールで…そりゃあ、イベント前後の1時間近くもローストだか、ベイクだかされて居た身には、ビール以外の乾杯は考えられない。 続いて、良く冷やして、とこのボトルを御願いすると、ワインにそぐわ無い様な立派な馬穴で登場。 テイスティングで温度を見ると、もう少し冷やして欲しい感じだ。 すると、黒服氏は、バケツの中でボトルを静かに3分程廻して、もう一度、トライアルして呉れとの事。 成程、そんなサービス込みのプライスと云う訳か… でも、悪くないサービスだ。(其の御作法に賛否は有ろうが、このワインなら、小生はOKだ)

ブラウン・ブラザーズは、オーストラリアでも古い家族経営のワイナリーで、コストパフォーマンスの良いボトルを送り出して居る。 どうしても割高に為る欧州のワインに比べて、ニューワールドのメリットを良く出して頑張って居る。 そう云うワインは、ホテルで飲んではいけないね、屹度(笑)。 だが、この優しいシャルドネは、この日のシチュエーションには、マッチして居たと思う。 シャブリ見たいな凛々しさでは無く、ジェントルでホッとさせて呉れるそんなボトル。
グラスは、淡い麦藁色に満たされる。 細かい水滴の付いたグラスを窓の外の景色に翳すと、もう夏かと感じる。 フレッシュなブーケには、メロン、洋梨や桃が感じられる。 口にすると微弱なミネラルと酸味が心地良い。 桃はオーク樽由来かも… 或いは桃では無くて、青林檎だったかな… 何れにせよ、若やいだフルーティネスのシャルドネは、心地良い。 早飲みタイプで、コクが無いとは云わないが、充分ではない。 だが、其れを求めるなら、違うシャルドネが幾らでも有る。
Mさんが頼まれた、ツナサラダとかグリルドポーク(此れは美味)にも良くマッチして居て、流石のセレクション。