西尾中華そば 其の114 ― 2010/05/04 12:01:25
2010年のGWは、天気に恵まれた。
直前の28日に悪天候は出し切った感じで、このドライブレコーダーのフォトのタイミングに、湘南のアメダスは40ミリを記録して居る。 小生の自宅近所でも珍しく道路冠水や床下浸水が起きたので、ピークの30分位は、其の倍程度の降りだったに違いない。 亦、6日からは下り坂と云うタイミングの素晴らしさ?だ。
お台場の「タロンガ」でワインを飲んだ後に、西尾さんの処へ伺おうと云う事に為り、Mさん御夫妻と駒込へ向かう。 臨海線で池袋迄は真っ直ぐに行けるのだから、お台場も便利に為ったものだ。 其処から山手線で3つ目の駅が駒込だもんね。 GW中は顔を出す予定は無かったので、何だか何時もよりも嬉しく訪問。 昼間の営業と違って、夜は少しはゆっくり。 で、4人で乾杯したのは、ビール(やばい、この日2杯目かも)。 摘みも御願いしたり、差し入れて頂いたりで、亦、盛り上がる。 あ、やっぱり、伺って良かった。
御願いした〆の麺は、ざる中華。 あの薄口醤油のスープで造って頂いた。 少し酔っ払いモードでは有ったのだが、このスープの美味さとマサ配合麺の喰感の楽しさは充分に判る。 そして、チャーシュウ。 西尾さんのチャーシュウは独特で、細かくカットして頂いても美味しい。 特にざる中華に乗せた時には際立つと思う。 この夜は格別な一杯に感じたのは、何と云ってもMさん御夫妻と一緒のこの雰囲気だろう。 Mさんには御馳走も為って仕舞った。 有り難く!
今日のワイン 其の420 ― 2010/05/04 20:04:18
スペーリ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ スペリオーレ ラ・ロヴェリーナ
Speri Valpolicella Classico Superiore La Roverina 2007
Speri Valpolicella Classico Superiore La Roverina 2007
5本目とも為ると味覚も少し怪しく為って来る。 御店の方も其れを見込んで、プライスの熟なれたボトルに切り替え始める?
コルヴィーナ70%、ロンディネッラ25%、モリナーラ5%と云う、黒み掛ったガーネットカラーの液体からは、此れこそ、グレープジュースの様なブーケが上がって来る。 花とアーモンドは判るが、花林糖の様な少し粘る甘さが舌に残るのが、気に入らない。 タンニンがこの甘さと仲良く出来無い様で、渋さは渋さ、甘さは甘さ、見たいだ。 コクを補填して居たで有ろう、本来の酸味が飛んで居る様な印象も感じられる。 ま、基本的には「テーブルワイン」なのだが、アマローネで高名なスペーリの片鱗も感じ取れない。 「ラ・ロヴェリーナ」と云う畑名(だろう)を冠して居る程のクオリティは無い。
今日のワイン 其の421 ― 2010/05/04 20:09:57
ブランカイア イラトライア マレンマ
Brancaia Ilatraia 2006 IGT Maremma
Brancaia Ilatraia 2006 IGT Maremma
6本目には御馴染のボトルが登場。「ラ・ブランカイア」は、エチケットのデザインがシンプルで幾何学的なので、直ぐに判る。 「カステッロ・ディフォンテルトーリ」の傘下を離れ、現在はカルロ・フェリーニ氏のコンサルティングを受けて、オーナーファミリーが醸造して居る。 近年の評判は上々で、このエチケットは彼方此方で見掛ける。 このボトルは、トスカーナのマレンマで醸造されたものだが、ファーストヴィンテージの2002年からずっと、この地区のチャンピオンだ。 2006年もワインスペクター誌で95点も貰って居る。
スタッフの解説に依れば、カベルネ・ソーヴィニヨン60%、サンジョヴェーゼ30%に、プティ・ヴェルドが10%加わる。 そんな液体は、相当に濃い色をして居るが、反射率の高いガーネットで、エッジに少し臙脂色が透ける。 黒いベリー系と樽由来のバニラ香が混ざったカベルネ・ソーヴィニヨンのブーケが、この夜は懐かしく(笑)感じる。 ミントや香草のニュアンスが少しスモーキーだが、タンニンと酸味のバランスは上々。 キャンティ・クラシコなんて嫌だと云った、何方かのボトルに似て居る印象だ。 ミディアム・ボディで、味わいも多少面白味が無いかも知れないが、上手に纏めた。 アフターも嫌みな処が無いので、安心して居られるのだが、スっと消えて仕舞う感じが物足りないかな。 もう少し、熟成を進めると更に落ち着いて来たり、厚みが増したりして、ベターなのではないだろうか。
フォト背景の西尾さん、この頃に為ると眠狂四郎と化す(笑)。