今日のワイン 其の4212010/05/04 20:09:57

ブランカイア イラトライア マレンマ
Brancaia Ilatraia 2006 IGT Maremma

今日のワイン 其の421-1

6本目には御馴染のボトルが登場。「ラ・ブランカイア」は、エチケットのデザインがシンプルで幾何学的なので、直ぐに判る。 「カステッロ・ディフォンテルトーリ」の傘下を離れ、現在はカルロ・フェリーニ氏のコンサルティングを受けて、オーナーファミリーが醸造して居る。 近年の評判は上々で、このエチケットは彼方此方で見掛ける。 このボトルは、トスカーナのマレンマで醸造されたものだが、ファーストヴィンテージの2002年からずっと、この地区のチャンピオンだ。 2006年もワインスペクター誌で95点も貰って居る。

今日のワイン 其の421-2

スタッフの解説に依れば、カベルネ・ソーヴィニヨン60%、サンジョヴェーゼ30%に、プティ・ヴェルドが10%加わる。 そんな液体は、相当に濃い色をして居るが、反射率の高いガーネットで、エッジに少し臙脂色が透ける。 黒いベリー系と樽由来のバニラ香が混ざったカベルネ・ソーヴィニヨンのブーケが、この夜は懐かしく(笑)感じる。 ミントや香草のニュアンスが少しスモーキーだが、タンニンと酸味のバランスは上々。 キャンティ・クラシコなんて嫌だと云った、何方かのボトルに似て居る印象だ。 ミディアム・ボディで、味わいも多少面白味が無いかも知れないが、上手に纏めた。 アフターも嫌みな処が無いので、安心して居られるのだが、スっと消えて仕舞う感じが物足りないかな。 もう少し、熟成を進めると更に落ち着いて来たり、厚みが増したりして、ベターなのではないだろうか。

フォト背景の西尾さん、この頃に為ると眠狂四郎と化す(笑)。

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