今日の渦 其の304 ― 2010/05/11 01:01:00
連夜の渦行。 其の前に、母の日と子供の日の其々の用途に合わせたワインをロックスオフで調達。 嫁に行った娘に子供の日でも無いものだが、ま、「理由」なんてそんなモンだろうて… 一方、老人の方はと云えば、ワインも口にするのは小さなグラスに1杯だけだ。 ピノ・ノワールの味なんぞ判る筈も無く、ポートワインでも振舞った方が喜ばれそうだ。 こんな二人から良くぞこんな酒呑が生まれ、育ったと呆れるやら感心するやら。 ビールグラスの前で豆大福を喰った親父殿に云い掛かりを付け、喧嘩をしたのは35年も前の事か… 齢を重ねて、狷介の度合いが増した?親を相手に腹を立てても仕方が無い、と何時も反省頻りだが、馬鹿息子は何十年経っても親には賢く為れない様で、今でも時に二人の老人の御機嫌を損ねる。
何時もより1本早い小田急線、ワイン3本を隠す様に渦の扉の脇に立つ。 SPの時は、シャッターの前には立たない。 折角の「お客様へのお願い」を皆さんに見て頂くには、この立ち位置が適正なのだ。 御客様の多くは、シャッターに何か貼って有るの見付けると、大抵は読んで下さるものだ。 (「すわ、臨休か!」(笑))
何時もより1本早い小田急線、ワイン3本を隠す様に渦の扉の脇に立つ。 SPの時は、シャッターの前には立たない。 折角の「お客様へのお願い」を皆さんに見て頂くには、この立ち位置が適正なのだ。 御客様の多くは、シャッターに何か貼って有るの見付けると、大抵は読んで下さるものだ。 (「すわ、臨休か!」(笑))
この夜は、敢えて常連さんにも(奥さんにも)知らせずに密かに?遣って来た。 奥のカウンターで、サン・ビアージョの深い味わいと共に、「渦劇場」をゆっくりと… だが、芳実オーナーからは相当な御疲れが看て取れる。 いや、動作は何時もと同じ様に機敏で隙が無く、やや病的とすら感じる程(笑)に高効率稼働のマシンの様だ。 そう云う損なキャラなのかも知れないが、そうせずには居られないのだろう。 横浜ウォーカーに掲載された所為も有り、連休の賑わいは凄かった。 そんな疲れも溜まって居るのだろう。 亦、スタッフのRちゃんのサポート振りも刮目に値する。 芳実オーナー自身がブログに書かれて居た様に、ふたりで乗り切ったGWだった。
サン・ビアージョと一緒に頂いたのは、チャーシュウ3種盛(赤ワインにはピッタリなのは今更、申し上げる迄も無い)と焼コロッケ。 焼コロッケと云うのは、珍しい。 普通の揚げたコロッケは「渦名物」だが、焼コロッケと云うのは、他では知らない作品。 実は小生も頂くのは、初めてなのだ。(多分、屹度、恐らく、定めし…) ミニトマトとアスパラが添えられて居る、焼コロッケは、揚げずに衣のパン粉の上から、メルティングチーズを被せ、薄めたデミグラスソースの様なタレを掛けて、ベークしたんだろうな。 此れが中々美味しく、面白い。 ジャガイモ大好きの小生としては、今後は「揚げ」では無く、「焼き」を頂く事が増えそうだ。
ひとりで寂しそうに見えたのだろうか、お母さんが久し振りにグラスを合わせて下さる。 そんなタイミングに、地元に戻って来られたばかりのNさんが到着。 西尾さん達と伺った新宿の「オステリア・ヴィンチェロ」以来だ。
主麺は久し振りに「塩ラーメン」を御願いした。 微塵切のオニオンが浮くこのスープは、洋風のブイヨンで拵えたスープの香りがする。 でも、勿論、洋風なテイストでは無く、和でも有り… 渦の味だ。 塩の作品が一番、洗練された風味に為って居ると思うのは小生だけだろうか。 細かい薬味葱を配らった細い麺が、このスープにとってもマッチする。 大きなチャーシュウの味わいもこのスープに見合って居る。 この仄かな甘味を醸し出すチャーシュウは、塩に一番合うと思う。 ワインの後の一杯は、屹度、塩がベストだな…、少なくとも小生には。
結局、最後迄、Nさんに御付き合い頂いて、更に電車迄御一緒して頂く。 ひとりで伺っても、こうして話し相手に為って下さる方が居る、渦は小生の「癒しの空間」。
野郎ラーメン@海浜幕張 ― 2010/05/11 23:23:00
大ふく屋と野郎ラーメンの新店立ち上げマネージャーのユウタが、神田の次に任されたのが、幕張。 其の開店日に応援に遣って来た。 海浜幕張駅からは1分の距離だが、小生の自宅は勿論、オフィスからも行き難い。 東京駅から京葉線と云うルートがベストだが、この日は歩くの嫌って総武快速線に乗って見た。 西船橋からのルートを案内するかと思った携帯だが、千葉からモノレールが早いと云う。 武蔵野線との接続が余程悪いタイミングだったのだろう。
ショッピングセンターの飲喰街の中に目指す御店を探すのは容易だ。 そう、行列と花束が目印。 花束の名札は八王子店の初日以上に著名人のオンパレードで、目を引く事請け合いだ。 10数人の並びだが、初日の所為か、「30分以上、御待ち頂きます」と御嬢さんが御触れだ。 そんなに広く無いとは云え、神田店の数倍以上のキャパが有る。 其れにしては、確かに回転が悪い。 席に着く迄30分だが、其処から丼が登場するのに更に15分程度有る。 「本日は御待たせして居りますので、御通しを用意致しました」、と蘖炒めを出して下さる。 テーブルの「パンチ汁」と、「カレーパウダー」を振って頂くと美味。 この回転率は、きっと直ぐに改善されると思うのだが…
ショッピングセンターの飲喰街の中に目指す御店を探すのは容易だ。 そう、行列と花束が目印。 花束の名札は八王子店の初日以上に著名人のオンパレードで、目を引く事請け合いだ。 10数人の並びだが、初日の所為か、「30分以上、御待ち頂きます」と御嬢さんが御触れだ。 そんなに広く無いとは云え、神田店の数倍以上のキャパが有る。 其れにしては、確かに回転が悪い。 席に着く迄30分だが、其処から丼が登場するのに更に15分程度有る。 「本日は御待たせして居りますので、御通しを用意致しました」、と蘖炒めを出して下さる。 テーブルの「パンチ汁」と、「カレーパウダー」を振って頂くと美味。 この回転率は、きっと直ぐに改善されると思うのだが…
此処は、大ふく屋と野郎ラーメンのW看板に為って居る。 券売機、入口、客席も全て共通なのだが、喰券も丼も両店の物が有る。 席に案内されると、ユウタの元気な声が聞こえて来るが、姿を拝む事は出来ない。 西川口店で御目に掛かったスタッフの方(今回は店長さんかしら)が、小生を覚えて居て下さったので、「宜しく」と伝えて頂く。 配膳口には、前島社長や林社長の姿が見え隠れする。 林さんは当然にしても前島さんも、大ふく屋の初日には必ず陣頭指揮をされて居る。 其の前島さんが、小生の一杯を自ら運んで来て下さった。 「ユウタは手が放せないから」、と云う御配慮なのだろう。 非常に光栄だったが、恐縮頻りだ。 周りの皆さんが、「あの人ダレ?」見たいな視線を小生に向けられるので、何だか誇らしげに振舞って仕舞った(笑)。 八王子店の初日の時も、我々が帰るのを見て取った前島さんが、ユウタにサインを送られて居た事を覚えて居るが、そう云う方なのだろう。 やっぱり、社長に為る人は違うんかな…
ユウタが腕を揮って居るで有ろうノーマルな野郎ラーメンは、オイリーだ。 油のレイアは厚さも可也有りそうだが、油々して居ないので、嫌な印象には為らない。 相変わらずの背油なので、此以上スープを油っぽくしては駄目だと思うが、良く計算されて居る。 スープ自体も結構スッキリ感が有り、神田店のスープ程には濁りが無い。 濁りがいけない訳では無いが、小生としては此方のスープの方が好みだ。 野菜や分厚いチャーシュウは、神田店と同じ印象だ。 背油の浮くスープは飲み干さなかったが、美味しい一杯だった。 神田店の様には来られないが、今回は2ヶ月も居るそうなので、時にはユウタの様子を伺いに来よう… あ、姿は見えないんだったな。