今日の渦 其の302 ― 2010/05/02 15:46:42
2日前の常連さんの誕生日に「集合」が掛ったのだが、生憎、伺えず。 前夜は何人かとスケジュールして居たのだが、其れも皆さん御忙しくて… で、5月の初日の夜に奥さんと二人で、余裕たっぷりのSPで訪渦。 早く来たのは「土曜日だからだ」。 前週も一緒に為った「あのファミリー」の長男殿の後ろには為りたく無かったのだ。
と、渦のシャッターにはこの様な「お願い」が掲示された、快哉! 此れを列の先頭以外の方々や開店後の行列の皆さんにどう周知するか…だね。 木場の「吉左右」にしてもそうだが、この様な「お願い」しなくては為らない、と云うのが、現代日本人のマナーレベルの低さを端的に物語って居る。 丁度、常連さんから「此れから行きますメール」を頂いたので、この張紙の件を伝えると、「ま、当然ですね」の返事。 そう、常識人に取っては「当然」なので有る。 其処へ、小生が急かしたN子ちゃんの到着。 後ろの御嬢さんに「前へ、どうぞ」と促すと、「いえ、連れが此れから来ますので…」。 うん、なんと正義の会話なんだろう。 (で、到着された連れの方は、超が付く常連のSさんでした。 Birds of a feather flock together. )
開店時刻には席数以上の方が並び、小生の奥さんが先に帰ると云う事情も有り、N子ちゃんを小生と奥さんで挟むと云う珍妙な席順に為り、Sさんに揶揄される。 N子ちゃんのファッションは、オジサンの趣味を充分に考慮された出で立ちだった。 仕舞った! テーブル席で対面(といめん)に座るべきだったと悔やむ(笑)。
この夜は、常連さんの御一人にリクエストされて、ワインを2本持ち込んだ。 セラーのボトルも順調に消費されて居るので、芳実オーナーに御容赦頂いて抜栓したのは、シャトー・ラネッサン。 1990年ヴィンテージだが、大分御疲れの様子を感じる。 まぁ、元々、この程度の実力なんじゃないかな。 もう1本は、「ザ・ハットトリック」。 小生の好みを御存知のロックスオフで頂いた濠太剌利(オーストラリア)のボトルで、相当な美酒。
芳実オーナーがタイミングを測って、チャーシュウの3種盛を造って呉れる。 N子ちゃんは、ハリハリサラダ?に野菜スティック。 3人でシェアして頂く。
奥さんは、「百式」、えっと、「煮干醤油の和えそば」だったかな(メニューを説明出来ないなんて、常連失格っすね)。 小生は、「ピリ辛醤油」だったかな(自分の喰った一杯を覚えて居ないなんて、人間失格っすね)。 奥さんの和えそばもシェアしたのだが、久し振りの和えそば、相変わらず、美味い。 和えそばは夜だけの提饗だからな… ピリ辛醤油は、遥か上流に藤沢めじろの「乱」を感じられる、小生の大好きな作品。 適当にエスニック感が有るのが、一番の理由かな。 この2杯だけでも、芳実オーナーのバリエーションの幅を十二分に感じる事が出来る。 こんな2杯を同時に提饗するなんて、難しいと思うけれどなぁ。
この夜はデジカメを持参したのだが、フラッシュの設定を間違えた様で、暗く為って仕舞ったフォトが何枚か… 何方かのネールアートが映り込んだのは、必然。 カラオケに行かれると云う御二人にフラフラと付いて行って仕舞いましたが、少人数の場合は忙しいねぇ。 ケホケホ…
この夜はデジカメを持参したのだが、フラッシュの設定を間違えた様で、暗く為って仕舞ったフォトが何枚か… 何方かのネールアートが映り込んだのは、必然。 カラオケに行かれると云う御二人にフラフラと付いて行って仕舞いましたが、少人数の場合は忙しいねぇ。 ケホケホ…
今日のワイン 其の417 ― 2010/05/02 20:09:25
チェスコーニ オリヴァール
IGT Vigneti delle Dolomiti Bianco “Olivar” Cesconi 2005
IGT Vigneti delle Dolomiti Bianco “Olivar” Cesconi 2005
「オステリア・ヴィンチェロ」での2本目。 此れも白、ヴェネト州のドロミーティ出身。 ドロミーティは、伊太利亜の北方に位置し、オーストリアと接するトレンティーノ・アルト・アデイジェ州とヴェネト州に跨る山地で風光明美な観光地だ。 瑞西に単身赴任をして居た時に休暇を利用して一度訪ねたが、其の景観は忘れない。 エチケットのデザインもそんなイメージだ。
オフィスの後輩にとても似て居るスタッフの方の解説に依ると、シャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・グリージョ、ソーヴィニヨン・ブランの混醸。 其々の葡萄を別々に発酵、熟成させて、収穫の翌年の春にアッサンブラージュするのだそうだ。 へぇぇ…凄い造り方をするもんだが、このヴィンテージのボトルは、ガンベロロッソ誌でトレヴィキエリを獲得して居る。
オフィスの後輩にとても似て居るスタッフの方の解説に依ると、シャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・グリージョ、ソーヴィニヨン・ブランの混醸。 其々の葡萄を別々に発酵、熟成させて、収穫の翌年の春にアッサンブラージュするのだそうだ。 へぇぇ…凄い造り方をするもんだが、このヴィンテージのボトルは、ガンベロロッソ誌でトレヴィキエリを獲得して居る。
カラーは1本目ととても似通って居るが、ブーケはやや甘い印象が有る。 解説を聞いて仕舞った所為か不思議な味わいだ。 樽香を結構感じる。 恐らくはバリックだろう。 夫々の葡萄の味わいが…との解説だが、どうにもピノ・ビアンコ(笑)。 でも、酸味が大人しくて、結構、甘目なニュアンスだ。 如何にもこの御店がセレクトしそうな味わいとも思える。 即ち、料理とのマッチングの守備範囲は広そうだ。
そう云えば、西尾さんに伺った処、この御店は「ワインを飲まない人は御断り」だそうだ。 強気と云うか、ポリシーがはっきりして居るのね。