今日の渦 其の588 ― 2014/11/08 23:23:00
渦雷がオーブンして以来、初めの欠席届(喰べられたのは未だ2回だけど)を出して、渦へ(笑)。 本店を蔑ろにしてはイケないのです。 SPして、所定のポジションを確保。 ケンちゃんを筆頭にイッペイ君、シンゴ君、Aちゃんと4人体制で盤石。 「ワイン、御好みを御願いして入れました」との事。 前夜のピチーチでの3杯が呼び水?に為ってワインと決めて来たので、嬉しい御言葉だ。 セラーを漁って、ピックアップしたのが、此。 「シュペートブルグンダー」は、独逸のピノ・ノワールだ。 此の6月に惜しまれて鬼籍に入られた、ベルンハルト・フーバーさんの「忘れ形見」とロックスオフの若林さんのコメント。

此れは、美酒で有る。 やや軽いタッチのピノ乍、ヘヴィ級大好きの小生を唸らせる豪華さを持ち合わせて居る。 其れもスタンダード・キュヴェの曲(くせ)に…だ。 思わず、若林氏に一言、「美味い」とメール。 女性的なエレガンスに満ちて居乍、溢れるブーケは深く、複雑。 一方で其処からは識別し易い香りのエッセンスが、押し出されて来る。 黒い果実、赤いチェリー、シナモン…幾らでもピックアップ出来そうだ。 適度にジャムっぽい甘さが官能的で、尖りの無いタンニンが其れをサポートすると云う構成。 更に酸味やミネラルさえもが実に程良く対峙する。 なんと完璧な… 最後にローストオークのニュアンスが憎い位な適正値で忍び出る。 本当にバーデンからこんなワインが輩出されるのだろうか。 瑞西のバーゼルに住んで居た頃に何度か訪ねた地だが、其頃に此のワインを知って居たら…
ケンちゃんの新作なポテトサラダ。 スモーキーなニュアンスは何といぶり漬由来だそうだ。 「いぶりがっこ」は商標で有るが、此方で検索する方が判り易いかも。 チャーシュウや野菜の配合も適正で佳い感じだ。 驚いた事に、シュペートブルグンダーとの相性が悪く無い。 秋田の奥深の地と黒い森(シュヴァルツバルト)… 先ず出遭わない筈の組み合わせに笑って仕舞う。 更に云えば、太平楽とのマリアージュも小生が保証しようではないか。
大好き!
とっても好き!
朝霧高原からの睡眠不足か、1本平らげたら、どうにも眠く為って主麺をパスって帰宅。