食堂酒場 グラシア 其の7 ― 2014/11/29 01:01:00
一寸だけ御無沙汰の旧識が、「御報告が…」と大仰な事を云い出したので、グラシアで一献と為った。 彼も何回かは来て居た様で、マスターに「御知り合いだったのですか?」と驚かれて仕舞った。 此の夜は、忘れずに写真を撮ったのだが、XZ-10 を忘れて来て仕舞ったので、ズルトラに頑張って貰った。
ギネスなんて久し振り。 元々、黒ビールは好きなのだが、ビターな後味が懐かしい頃を想い出させて呉れる。
1本目は偶にはと、白を御願いする。 五一わいんのエステート・シャルドネ。 スッキリな酸味と此の品種らしいフレッシュな果実感が先鋒を担うのに最適。
2本目は何時もの井筒ワイン、桔梗ヶ原メルローのゴールド。
鶏のヅケ。 柚子胡椒で頂くととても良い感じだ。
的矢生牡蠣。 最初は海の風味を其儘楽しんで、次に檸檬を…シャルドネともピッタシ。
鶏の叩き。 新鮮なればこその一皿。
煮込んだ肉は…何だったかしらん。 記憶が…
マダム御手製のニョッキ。 モチモチでムギュムギュの喰感が気持良くて、ドンドン喰べて仕舞う。 貴重な小麦で造られて居るのだろう。 ホワイトソースも濃厚で、此れはとても素敵で旨い。
只のポークでは無い様で、弾む様な歯応えで而もサクっと噛める。 僅かにピリっと辛くて、メインのソースには何か秘密が有りそうだ。 少しエスニックな香りなのだが…
念願適って、ポークカレー。 前の皿と同じポークなのかな? ホロホロに煮込んで有り、とても柔らかい。 カレー自体のテイストは流石で、そろそろきつく為って来た御腹にもスコスコ入って仕舞う。
もう、満腹だね~。 「え~? ラーメンも喰べて行って下さい。」 そうだ、グラシアはラーメンでも名前が通って居るのを失念して居た。 TRY本にも掲載されて居る位なのだぞ。 「掛け」なので、ボリュームもOK。 スープの淡麗なのに深い味わいは鶏ベース。 此の地鶏自体が濃厚な味わいなのだろうが、其れを嫌味無く芳醇に仕上げて居る。 此れは非常にイケます。 矢っ張り、締めにラーメンを頂いてこそ、グラシアのアドバンテージが活きる。