今日の渦 其の４８２ ― 2012/11/30 01:01:00
渦の臨休がキャンセルに為ったので、当初のスケジュールに従って本鵠沼に向かう。 雨が降り出す前に開店時刻が来て良かった。
先ずはエル・マセット。 あのカラフェを出して貰って、華麗に？、我流にデキャンタージュ。
レア・チャーシューと
メキシカン・ピザに常連さんとの御喋り。 うん、此が渦の醍醐味で有る。
２５ミリ（換算５０ミリ）のフォーサーズレンズと変換アダプターを調達したので、初めてのシャッターは此処で、と決めて来た。 未だ慣れないが、此迄のズームレンズよりは随分明るい。 此の組合せだと、ＡＦの動きがダイナミックと云うか派手なのが気に為るが、思った程には遅くない。 勿論、最新のファームウェアに更新しての結果だ。 此の焦点距離のレンズの画角は昔から好きなのだが、もう少しだけ広角寄りの単焦点も欲しいかも…って、切りが無いので止めて置こう。 そんなレンズで遊び乍、１本飲み切って仕舞った。
でも、此の夜は限定のつけ麺が有るので、是非にと〆た。
シラスの出汁だか油だか（汗）を含んだスープに浸って居るので、麺を直喰するのに適して居る。 山葵と塩を別皿で出して下さったので、此を塗して頂くと魚介風味とのマッチングを楽しめる。 麺の小麦粉のニュアンスとの交わりも佳い感じだ。 漬汁の方は超熱々の醤油仕様。 此方にも魚介風味が備わって居るが、鶏油を始めとして複雑にして淡麗な味わいにアレンジされて居る。 酔舌で頂いては申し訳無い程に繊細で味わいに力が有る。 此のスープに浸されたチャーシュウが亦、美味。 流石は芳実オーナーの作品だ。
紫 くろ喜 其の１ ― 2012/11/30 23:23:00
霜月晦日は金曜日。 秋葉原の黒木さんの御店が「紫 くろ喜」で営業する日。 弩級の混雑覚悟でオフィスから歩いて到着。 凄い、凄い、３０人位の行列… あ、しらすさんの御顔も見える。（此の日は、彼が審査員を務めるＴＲＹ本の発売日） 蔦とコラボした１周年の時以来の長時間待ちだ。
美しい色の暖簾は、IS11T で撮った。
此の日は、「鴨白湯つけそば」か「鴨そば」と云う選択肢なのだが、つけそばを選ぶ。 前週は「鴨つけそば」だったと伺ったが、此の日は「白湯タイプ」が初登場したので、思わず此方を…
テーブル席に案内されたが、相席の方に「そんな立派なカメラで撮って居るのを見るのは初めて」と云われて仕舞った。 昨夜から２５ミリのパンケーキレンズに変えて居る。 アダプターを噛ませて居るので少し長いが、此迄のズームレンズよりは相当に短い。 前日に御会いして居たら、もっと吃驚されたろうな。 其れにしても此処はフォトテイクされる方が多い。 次に前に座られた御兄さんは御隣が空いて居るので、相当構図に気を遣われて居た。 フォトテイクよりも喰べる時間の方が短かったと思える様な速喰の方でも有りました(笑)。
拘書。
最初にスープが饗される。 ポタージュの様な印象の色とボリューム感に焦がし葱が映える。 先ず、小丼を持ち上げてスープを啜る。 確かに鶏白湯で、味の濃度も比重も充分。 だが、意外にアッサリとした印象も持ち合わせて居るのは、粘性が低いからだ。 少しも執拗い処は無く、鴨の旨味だけが凝縮されて居るイメージのスープ。 沈んで居るオニオンの喰感と味わいが、フレンチライクだ。 麺に添えられて居る鴨肉を水菜と併せてスープに浸して頂くと凄く美味。 此方も鴨の良い処だけがピックアップされて居る。 太いメンマは、相当に手を掛けて居ると思われる。 適度に鰹風味が染み込んで居る味わいと柔らか固い歯応えが芳しい。
麺は平打の縮麺。 手揉のピロピロ感と多加水な表面のツルツルした感じが面白い。 そして、小麦粉の風味が適度に感じられるテイストが充分な処も良い。 長い茹時間や冷水で締める時間が必要なので提饗時間は長いのだが、待って居る時間も期待感を持って楽しめる位だ。 しかし、３種類の麺を使い分ける調理は大変だろうな。 スープと麺の味わいのマッチングはとても見合って居る。 一方で、スープの麺への絡みはもう少し有った方がベターな思いもした。 其のスープは生（き）で飲んでも美味いし、奥様に割って頂いても素晴らしい。 此のスープは本当に凄い。 此の日、発売に為ったＴＲＹ本でも、複数のカテゴリーでノミネートされた黒木さんの実力が充分に発揮された作品だ。 此の味わい、此のボリュームで８８０円って…
