今日のワイン 其の7762012/11/18 10:32:32

ジャック・カシュー・エ・フィス ヴォーヌ・ロマネ
Vosne Romanee J Cacheux 2001

今日のワイン 其の776-1
金曜日の夜、大つけ麺博でムタヒロの一杯を頂いた後に向かったのは、前週に引き続いて、ヴァン・ドゥ・ヴィ。 グラスで白を頂いた後に、選んだのは、ヴォーヌ・ロマネの村名。 エチケットには十字架が描かれているが、ロマネコンティのクロスでは無い様だ。

今日のワイン 其の776-2
2001年なので、そろそろピークから下り始めるかな…と云うタイミングだろうか。 可也、臙脂が入るルビーカラーだが、エッジに少々御疲れを感じる。 ブーケには強くは無いが、落ち着いて確りしたレッド・チェリーが感じられ、ややジャミーな甘さを感じるのは、ヴィンテージの所為だろうか。 味わいは、濡れた森のニュアンスが結構有るのだが、枯ピノの印象ばかりでは無く、タンニンと酸味には力が残り、其れと未だ若いと思わせるレッド系の果実感が好ましい。 品の良い静かな佇まいに、酸塊やプラムが香る。 変に弄らずに葡萄のエレガンスと艶っぽさを率直に語ったワインだと納得させられる。

今日のワイン 其の7782012/11/18 11:26:45

シャトー・ティユレ・レゼルヴ・フランシス・クルセル
Chataeu Thieuley Reserve Francis Courselle Rouge 2009

今日のワイン 其の778-1
「バリューボルドー」とか、余り信用して居ないのだが、ヴィンテージの所為も有ったのだろう、此れは美味しかった。 「レゼルヴ」の1000円程の差分が如何程なのかを比べて見たくて、某所にノン・レゼルヴのボトルを送り付けて仕舞った(笑)。

今日のワイン 其の778-2
メルローが8割で残りをカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンが等分に分ける。 深い柘榴石の色相は、しっとりした印象。 所謂、カシスのブーケにブラック・チェリーや南方系の花香が混じる。 薄い瀞味と表現したいタッチの液体は、上品な甘さをベースに整った酸味が被さる様に追い掛けて来る。 小生の好きなタイプ。 タンニンは程度を弁えた確り感を持ち、スパイシーなニュアンスが実に適切なレベルで感じ取れる。 樽香はバニラ様で、ロースト感も丁度良い。 メルローの雨上がりの地面や樹皮の感じも適度に香り、全体のストラクチャーが纏まって居る。 ミネラル感も此れ位で良いと思う。 もっと、ベルベットの厚みが有れば、箱買しても良いと思う程だ。 2005年も試して見たい物だ。 今回はパーカーさんのコメントに同意。
小さなシャトーの様で、二人の娘さんに囲まれた父君が嬉しそうに見えるホームページのデザインは、ナイスファミリーのイメージに満ちて居る。

尚、「其の777」は掲載済。

今日のワイン 其の7792012/11/18 11:32:30

カテナ・アラモス・ピノ・ノワール ボデガス・カテナ・アルゼンチン・ウコヴァレー ピノ・ノワール
CATENA ALAMOS Pinot Noir 2011 Mendoza Argentina

今日のワイン 其の779-1
naginicai でBさんが3階のセラーから出して下さった。 非常にコストパフォーマンスが良いと云う評判の亜爾然丁(アルゼンチン)のピノ・ノワール。 1200mと云う高地で収穫された葡萄で造られるボトル。 ボデガス・カテナ・サパータカテナ社と云えば、今では彼の国では一番規模が大きいのではないかしらん。

今日のワイン 其の779-2
ライトな色相で、透明感の高い印象は綺麗と素直に表現されよう。 ブーケは強くは無いが、酸味の有るラズベリーが鼻孔を擽る。 甘い酸味と云うと可笑しな感じだが、そんなフレッシュな甘酸っぱさが可愛いイメージを形成する。 濃厚な鶏料理に押され勝ちな処を飲み手が助ける気持ちで味わうと愛おしい。 ラズベリーの他にレッド系のチェリー、若葉の息吹等、如何にも華やぐ若いピノがいっぱいだ。 滑らかなタンニン、ジョーゼットの舌触りを楽しんで居ると何処からかカカオのビターネスが舌の奥に触れる様に為る。 スパイシーさ少々とライトな中にも色々有るんだなぁと云う感じだ。 此れは中々のハイレベルな味わいで、値段を聞いてもう一度吃驚した。 誰にでも勧められるボトルで、冷蔵庫に3,4本も入れて置きたいかも。