為治郎@東京駅2012/11/01 23:23:00

霜月突入前夜に、と或る事情で東京駅近くに投宿。 抜ける様な青空で迎えた朝。 トーストや御飯と云う気分では無く、昼喰を何にしようと考え乍、ブラブラとオフィスに向かう。 都会の姫裏波蛇目(ヒメウラナミジャノメ)もすっかり草臥れた様子で季節の移ろいを感じる。
為治郎@東京駅-1
東京ラーメンストリートでも既に何軒かが営業を始めて居て、背広姿の背中が上下して居る。 うむぅ、一寸濃厚系は無理なコンディションで素通り。 と、其の先で京都の蕎麦屋さんの前を通り掛かる。 「八橋の西尾」が開いた店の様だ。 「西尾」の名前に反応して(笑)、立ち止まる。 と、「いらっしゃいませぇ~」の掛声に誘われて仕舞った。 券売機の大きなボタンは、2つの「鶏そば」。 小振りな文字でラーメンとも添えて有る。 で、薄味の方をチョイスして、京風モダンだが御金の掛かって居ない内装の店内へ。

為治郎@東京駅-2
程無く提饗された御盆には、八橋も乗って居る。 スープを啜ると、一寸吃驚。 中々洗練された味わいで、本真もんの京都テイスト。 雅なスープからは、抑えた鶏の香りと適度な葱油が鼻に届く。 味わいは淡麗な塩で出汁も良い感じ。 あら、気分にも御腹にもピッタリな一杯。 細いストレートな白い麺もスープを盛り立てる役割を充分に果たして居る。 そして、葱のシャキっとした喰感も朝向?だし、脂の無い2枚の鶏チャーシューもフィットして居て、全てがスープをコアに纏まった作品。 味玉は小生にはコメントが難しいのだが、京風のライトテイストの様だ。 思い掛けずに良い朝喰に有り付けて、気分朗らかにオフィスに到着。 え? 朝一番の会議はキャンセルだってぇ?

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