今日の蔦 其の1902016/04/10 12:12:00

ミシュラン以降初めての蔦の限定。
今日の蔦 其の190-1

扨、何れの日の何時に整理券を取りに行こう、と思案。 最初の週を過ぎても殆どネットに情報が上がって来ない… 祐貴君のブログは読んで居るのだが、「呟き」は見落とす事が多い様で… 丁度、日曜日に仕事が入ったので、限定に間に合わなくても、レギュラーメニューで昼喰にすれば良いと気軽に考える事にした。 平日と同じ初電に揺られて、普段ならオフィスに寄ってから巣鴨に廻るのだが、此朝は直行。 詰まり、此れ以上は早く来られませんと云う最早時刻の6時20分頃に店頭へ。 ありゃあ~、既に40名程が並ばれて居る。 矢っ張り、田舎者には限定は最早喰べられないのか…と、最後尾で項垂れる。 直ぐに(週末はこんなに早いんだ、本当に御疲れ様です)松沢さんがシャッターを開けられて、整理券の配布が始まる。 限定が有る旨を伝えて、先ずは限定希望者に限定専用の整理券を配る様だ。 どうせ、廻って来ないよな…と思って居ると、列の後方に向かって、「他に限定を希望される方は居らっしゃいますか?」。 小生も手を挙げると、松沢さんがニコニコと遣って来て、渡して下さったのが、此れ。
今日の蔦 其の190-2

ヘビーリピーター(ヲタクとも云う)で無い限り、況してや初訪で有れば、ミシュランで評価対象に為ったレギュラーメニューを喰べようと思うだろうなぁ。 小生でもそうすると思う。 行成、限定には行かないよね、そりゃあ。 「開店後は限定希望者から先に入店して頂くので、10時50分には戻って来て下さい」との事。 で、10時30分頃には再び店の横に並ぶ。 こんな日の松沢さんは大変。 整理券の有無だけで無く、整理券の種類も確認して捌かなければ為らないからだ。 最近、余り出会わなく為って仕舞った常連さんだが、此日は御二人に御目に掛かり、色々と聴かせて頂いた。 フムフム…

今日の蔦 其の190-3
今回の限定は「どーん!!!味噌そば!」と店主のブログに有る。 「どーん!!!」なんだ(笑)。 此れは天草大王を沢山投じたと云う意図なのだろう。 タミ君の調理が進むと懐かしい「味噌の陣」の香りが店内に拡がる。 否が応にも大きな腿肉に目が行く。 当然、天草大王なのだろうが、丁寧に味噌の風味が施されて居る見たいだ。 良い味わいは当然だが、温度が少し低いので最初にスープに沈めて仕舞うのが、小生の流儀だ。 マッシュポテト(だよね、間違って無いよね)に乗って居るパウダーはポルチーニ茸なのかな。 独特のあの風合を感じるから… オニオンの微塵切は「蔦の葉」を想い出すなぁ。(復活のニュースを早く聞きたい物だ) 煮たキャベツが彩りを添える。 スープは「味噌の陣」を更に膨らませた印象だ。 大量に投入した大王様の丸鶏の味わいで「味噌の陣」を超えて居る… そうは思うが、「味噌の陣」のスープもとても美味しかったからなぁ… 其の差が大きく開いて居る様には感じなかった。 翻って考えれば、其れだけ「味噌の陣」のテイストレベルが高かったと云う事なのだろう。 小生の様な駄舌では、両方並べて頂かないと違いをコメントし難い。 店主殿に「駄目だ、此人は矢っ張り判って無い」とか云われて仕舞うんだろうな(笑)。

今日の蔦 其の190-4
「筍御飯」。 スタッフに依っては「タケノコメシ」… 「スープを掛けて」との事だが、先ずは直喰。 此れはマッシュポテトじゃないのか? 「筍クリーム」不思議なタッチだが、此れはスープ前提でしょう。 後で入れたスープと凄く馴染んだ。 御飯や筍のテイストは敢えてライト仕立で、矢張スープ前提。 御飯の中に更に筍が隠れて居る。 半分程に為った処でスープを適量投入。 成程、余計な事をせずにこうして頂くのがベストだと納得。 良い組み合わせの御飯でした。

御馳走様でした。 此れを頂けて良かった。

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 20回目2016/04/11 23:23:00

使って居たカーナビの通信機能が3月末でサービス終了。 メーカー都合なので、新製品が安く提供された。 確かにディスカウントショップよりも安くは有るのだが、無料じゃないので、予定外の出費… 土曜日に取付は終わったので、御休みにした月曜日に設定を行い、試走をする事にした。 折角なので、行先は山中湖。 冬の間は伺え無かった(夏タイヤしか持って居ない)リールカフェが御目当だ。 出発が遅れて、丁度ラッシュアワーに突入して仕舞ったので、「御大尽コース」をカーナビに指示。 新湘南バイパスから圏央道で東名に入る。 眼下の渋滞を尻目に矢鱈と快調に中井PA迄30分で来て仕舞う。 大井松田で降りて、R246を西下。 此の辺りの染井吉野ももう姥桜気味だね。
湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 20回目-01
でも、小山町から県道を北上して行くと、染井吉野、大島桜、山桜、富士桜が競い咲く光景と為る。 青空が背景に無いのが残念だ。 ゆっくりと峠道を登ると富士桜が5分咲き、2分咲きと変わり、デロリアンを運転して居る気分に為る(笑)。 明神峠を越える頃には桜の樹は無く為り、三国峠を降りた付近の桜の蕾は未だ固い。 予報程には青空は拡がらず、パノラマ台から眺めた富士山は雲神に呑み込まれる寸前だ。
湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 20回目-02

開店15分前にリールカフェに到着。 ショップを覗くと高村さんがカウンターに。 暫く御話が出来て良かった。 開店時には既に数名の御客様が扉の前に。 厨房に移られる高村さんと一緒に入店。
湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 20回目-03
高村さんが「リニューアルしたので御奨めです」と仰る「甲州地鶏つけそば」をフルコースで(笑)御願いした。 全部乗せなので豪華絢爛。 直喰して直ぐに判る程に風味高い麺だが、其下からトゥルんトゥルんの出汁水が浸して居る。 此れが麺に上がって来るので、直喰するのが楽しく為る。 別皿の柚子胡椒を付けて頂くのが、小生は大好きだ。 とは云え、三つ葉、刻海苔や白髪葱、焦葱を絡めた麺をを付汁に落とす。
湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 20回目-04
付汁は鶏油風味の醤油ベース。 葱が多く浮かび、味わいは少しエスニックなニュアンスも出されて居る。 麺との相性も勿論だが、昆布の出汁風味とのマッチングも良い。 付汁の味変と云う意味でも面白い。 チャーシュウは甲州地鶏とシャモロックの2種類で非常に美味。 普段は頂かない味玉も付汁にドボンして、美味しく頂きました。 確かに此の「甲州地鶏つけそば」はテイストアップして居ます。 特製の全部乗せを是非御試し下さい…と宣伝。

山中湖は標高が 1000m も有るので、桜の季節は未だ先の筈なのだが、リールカフェの入口の桜は綻んで居た。 葉が出て居ないので山桜では無いし、花振は小さくないので彼岸桜かと思うのだが、色が薄いよねぇ~ 確かに彼岸桜は散際には色が落ちる物だが… 萼の下に丸い膨らみが認められないので、江戸彼岸ではなさそうだ。
湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 20回目-05
下手な写真で… 足場が悪いし、XZ-10 なので…と外部要因の所為にする(笑)。

山中湖はとても好きなロケーションだが、リールカフェが無ければ魅力半減で、こんなには遣って来ないだろう。 次回は例年通り、GWの前後を狙いたいな。

そばはうす金色不如帰 其の1002016/04/12 23:23:00

強烈に寒が戻り、湘南には「霜注意報」が発令された程だ。 日中も薄日は射す物の、風も冷たくて待時間は辛い。 そんな中、100回目の記念訪問。 醤油と塩に続いて、つけそばもリニューアルの予定だと伺って居る。 其前に沢山頂いて置こうと山本さんに「支那筍つけそば」を御願いする。 醤油・塩を挟んだので、一寸久し振りなのだが、リニューアル迄は亦、連続してつけそばを頂くのかも。

そばはうす金色不如帰 其の100-1
細切メンマを沢山絡めて麺喰。 毎回毎回同じ感想を持つのだが、この麺は味わいが深い。 「味」と云う要素を確り纏った麺は少ないのだ。

そばはうす金色不如帰 其の100-2
節香と石蓴の風味に醤油と辛味が混然一体と為るスープ。 多くの要素が潜んで居るのだが、バランスと云うか調和が素晴らしい。

そばはうす金色不如帰 其の100-3
別皿の穂先メンマ。 山本さんの十八番の「濁りの美味さ」が此れにも充分に籠められて居る。 こんなに沢山頂けるなんて幸せだ。