今日のワイン 其の4112010/04/30 18:32:50

タイユヴァン ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー ル・グラン・キュヴェ
TAILLEVENT Beaujolais-Villages Nouveau La Grande Cuvee 2008

今日のワイン 其の411-1

この春は呆れる程、寒い日が多かったが、冬の間に寒い部屋の隅に転がして置いたワインをセラーに収納しようと整理を始めた。 やっぱり、もう1台セラーが必要かな…等と思って居ると最下段に黒い蝋でシールされたボトルが… ひゃぁあ、忘れて居た。 タイユヴァンのボジョレ・ヌーヴォーの黒(ル・グラン・キュヴェ)。 其れも一昨年のボトルだ! 確か、500本とか其の程度の生産数で、此れ以上は贅沢に造れないと云う、ボジョレ・ヌーヴォー。 勿論、日本でしか売れない。 何処の仏蘭西人が、ボジョレ・ヌーヴォーに1万円を超える金額を払うか…で有る。 そんな余り賢く無い日本人の一人として購入したのだが、其れ以上に小生は阿呆だった様で、1年半も忘れて居た。 2007年は、確かに飲んだのだが、このボトルは娘が帰ったら飲もうと思って、其の儘に為って仕舞ったらしい。

今日のワイン 其の411-2

で、開けて見た。 蝋でシールされた栓を抜く時は、最後に蝋がボトルに落ちない様に気を使う。 蝋を落としてから抜いた事も有るのだが、やっぱり、恰好が宜しく無い。 蝋の上からブスリとスクリューを挿して、おぉ~と開けるのがスマートだ。
テイスティンググラスに注ぐとガメイの色はして居ない。 もっとダークに濃い。 最早、ヌーヴォーでは無いが、屹度、温度的にはやや低目程度だろう。 スワーリングしてもブーケは弱い。 この時点でやっぱり…気分だが、口に含むと、初口の酸味は結構強くて、其処だけは、ヌーヴォーっぽい。 だが、薄っぺらなテイスト。 唯のボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーなら、こんなもんかい…で、済むのだが、何しろ、タイユヴァンのル・グラン・キュヴェだ。 …駄目ね。 華やかな御嬢さんにも妖艶な小母様にも為れずに、中途半端で魅力に乏しい。 あ~、先日のドミニク・ローランもそうだったが、やっぱり、ボジョレ・ヌーヴォーは、解禁日に飲むべしと猛省。

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