食堂酒場 グラシア 其の62014/11/23 01:01:00

シニアワインエキスパートのCさんと彼女の御知り合いのMさんと北海道ワインを楽しもうと云う話に為り、美味しい喰事の出来る店にしようと、会場はグラシアに決定。 ワインの持ち込みも出来ると仰って頂いたのも有り難い。
最初の一杯は恵比寿ビールだったのだが、フォトミス。 グラシアでは直ぐに撮り忘れて仕舞う。 御二人とマスターに促されて、其後は全部シャッターを切った心算なのだが、若しかしたら撮って居ない皿が有ったかも知れないなぁ… 何時も此処では気持良く酔って居るから。

北海道ワインは、Cさんが苦労して集めて下さった貴重な此の2本。
食堂酒場 グラシア 其の6-01
「タプ・コプ ブラン」。 CさんとMさんの御話を総合すると(笑)、北海道三笠市に有るタプ・コプ農場から収穫されたソーヴィニョン・ブランだけを使って、「KONDO ヴィンヤード」が醸造されたボトルだそうだ。 因みに「タプ・コプ」とはアイヌ語の「盛り上がったような丘」と云う地名だそうだ。 ソーヴィニョン・ブラン…!? 初めての味わいの様に思える。 余り一般的な感想では無い様だが(汗)、バターを感じる… マカロニグラタンとかホワイトソースの料理と合わせたい気分。 でも、「澄んだ味わいから徐々に現出するアップルやトロピカルなフルーツ…」とか云うのが、ビンゴだろうね(笑)。 天然酵母でノンフィルと云うルックス通りのスモーキーな印象も有るかな。 アフターのビターネスは嫌な印象は全く無くて、トレビスや春菊大好きな小生にはとても好ましい。 Cさんと一緒に飲んだ時は余り大それた事は云わない方が宜しい。 直ぐに馬脚を露わすから(笑)。
食堂酒場 グラシア 其の6-02
とても気に為った、気に入ったエチケットの戯画だが、Mさんに伺うとこの傾斜はタプ・コプの畑の急斜面を表して居るとの事。 兎と月は何でしょうね…、宿題の答えは専用のHPが有りました。 此方を是非!

食堂酒場 グラシア 其の6-03
もう1本は藤澤農園の余市ケルナー。 独逸品種…余市は葡萄に「良い地」とは思え無い(失礼致しました)のだが… 温暖化で従前よりも北海道は葡萄栽培に向く土地に為って来た、とは御専門のMさんの御指摘。 北海道でこんなに多くのケルナーが栽培されて居るとは知らなかった。 ビシっとミネラルが決まったキリリ感いっぱいの味わいだ。 柑橘系と云うには少しキーンな一方で、仄かな甘味は喰用葡萄っぽくて、亦、此方にも林檎… ケルナーってこんなだったっけ? 馴染の御鮨屋さんに時々入荷する飛切の鰹と合わせたら、あの酸味との相性は良さそうだ。 今度、鮨に合うワインを、と相談されたら…いや、入手困難だね(笑)。

食堂酒場 グラシア 其の6-04
更に何時もの「井筒ワイン」ゴールドは、桔梗ケ原のメルロー。

頂いた沢山の料理は、斯くの如し。
食堂酒場 グラシア 其の6-05
こんな鶏の御刺身が頂けるなんて、「白の夜」に最高のスターターだ。

食堂酒場 グラシア 其の6-06
空撮した林見たいな、クレソンのサラダ。 勿論、ソースが最高。

食堂酒場 グラシア 其の6-07
的矢の洗浄牡蠣。 過日も頂いた定評の牡蠣。 シャブリで無くても、と思ったのだが、北海道の白とは、少し組み合わせが難しい。 どちらが良く無いとか云う話では決して無くて、相性がイマイチなのだ。 難しいモンだな… 次回は、LES CLOS でも持参しよう…む、無理かな。

食堂酒場 グラシア 其の6-08
「タプ・コプ」との組み合わせが特に良い…かものグラタン。

食堂酒場 グラシア 其の6-09
Cさんが絶対に頂くと息巻いて居らした、看板メニューのトンテキ。 流石にマリアージュとか何とかを蹴散らす様に(笑)、絶対的美味。 此方はやや渋めでライトでは無いピノ、ECHEZEAUX 辺りがピッタリだが、…む、無理かな。

食堂酒場 グラシア 其の6-10
貴重なワインには貴重な仙台牛。 無茶苦茶旨い… 此方は、Opus One で間違い無いが、…む、無理かな。

食堂酒場 グラシア 其の6-11
「黒毛和牛A5お一人さますき焼き」。 肉の甘さが引き立つ味わいが至高の鋤焼。 シャトーヌフ・デュ・パプの Clos des Papes 辺りで。 此方は、頑張れば何とか(笑)。

食堂酒場 グラシア 其の6-12
最後に確り締のラーメンを御願いした。 クレソンが乗った御洒落なルックスの一杯は、醤油スープ。 説明を伺ったのだが、マスターの言葉がワインに溶けて仕舞った。(御免なさい) 冬菇(椎茸)でしたっけ? 洋喰屋さんのラーメンと云う一味も二味も違うセンスを感じられる一杯は、締めと云うより一杯で完結する御馳走ラーメンだった。 最高のワインにはグラシアの料理がとてもマッチする。こんな機会には絶好の場所で有る。

圓@八王子 其の32014/11/23 23:23:00

三連休の中日、奧さんの発表会の前に八王子迄遠征。 平日に此処迄足を延ばすのは難しいのだ。 12時半に到着すると券売機より外にはふたりが御待ちと云う状況。 内待定員は9名かな? 都合10人か11人が小生の前と云う事に為る。 其でも回転が良いので、30分も待たずに着丼。 翌日は彼の誕生日なので、ルー・デュモンのボジョレー・ヌーボーを差し入れる。

圓@八王子 其の3-1
此の日は「煮干ラーメン」。 「昔ながら」は濃口醤油なのに対して、此方は薄口と券売機に説明書が有った。 胡椒を振って頂くのが小生向きで、優しい煮干にスパイシーなテイストが上手に絡み、美味しく頂ける。 確かに他の煮干味のラーメンよりも小生が美味しいと頂ける一杯だ。 麺もスープの特質を引き出すのに貢献するタイプ。 チャーシューも御気遣いの味玉もアッサリ系乍、味わいは確りと云う出来た一杯だ。 今度は何時来られるかなぁ…