湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 14回目2014/10/25 01:01:00

此の週末でテディベア・ミュージアムに移転する事に為った山中湖のリールカフェ。 レストセンターからの景色を愛でて置こうと、御天気の良い日を待って休暇を取った。 湯河原の飯田商店から箱根湯本へ戻り、仙石原を抜けて御殿場から篭坂峠を過ぎる無料のコース。 箱根の紅葉はもう一寸で盛と云う感じだが、山中湖は結構色付いて居る。 富士山は雲の中だが、湖面や対岸の風景は秋色だ。
湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 14回目-01
此のビューも見納めかと思うと寂しいね。 何時もの席には、白い OLYMPUS PEN の御嬢さんが居らしたので、二席空けて御隣へ。 レンズが気に為ってチラ見。 余り見ると誤解、じゃなくて本心に気付かれそうだね。

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 14回目-02
熟考した券売機の釦は、「鶏油まぜそば」。 掻き混ぜる前に素の味わいを楽しむ。 麺は渦と同じそうだが、そう云えばこんなタイプだった。 そんな事も高村さんに伺わないと判らないのね、小生は(汗)。 風味が高い麺は、まぜそばにはアドバンテージだ。 刻海苔、青葱、白髪葱、焦葱、鰹節と具が多いので、混ぜる楽しみは大きい。 敷かれて居る醤油ベースのタレが、落ち着いて纏まった味わいをコーディネイトする。 魚介のニュアンスも充分たが、角切チャーシューの味が秀逸。 柚子胡椒を塗して頂くと最高だね。 移転した後でも残して欲しいメニューだ。 高村さんに再訪を約して辞去すると、富士山が姿を現して居た。

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 14回目-03
パノラマ台では無く、此日は湖畔の交流プラザ、「きらら」の駐車場へ車を滑り込ませる。

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 14回目-04
フォトは富士薊を前に入れて見たが、逆光で厳しい…波打際には既に多くの三脚が並ぶ。(フォトには1脚しか入れなかったけれど) そう、ダイヤモンド富士のシーズンなので有る。 手持ちで撮る心算だったのだが、皆さんと同じスタイルの方が溶け込み易いので、林立する三脚の充分な隙間(後でもう1脚入れて差し上げた位)に UT-63Q を立てる。 廻りの皆さんはマナーも愛想も良くて、穏やかな空気の中で撮影が出来る。 でも、御喋り情報には好い加減な御話も少なく無くて、苦笑い。 何事も取捨選択は必要なのだ。 前年に引き続いて湖の向こうに富士山を配置。 前年とは伺った日付が違うので、駐車場の有る広いスペースは有り難い。 長池の方は場所取りが煩わしいので、好きに為れない。 雲の動きに皆さんと一緒に一喜一憂し乍、待つ。 こんなに山が近いと10秒で山頂の様子は変わるし、1分で空の半分が雲に覆われたりする。

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 14回目-05
で、こんなフォトに為りました。 「何とも消化不良ですね」と云うと、立派なカメラの隣人殿は「人に見せられるモンじゃ無いね」との御返事。 巨大黒点の見える太陽と富士山のツーショットも面白かったのだが、流石に無理…

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 14回目-06
少し移動すると14分後に三日月が鉢の真ん中に沈むのを撮れる、筈。 で、急いで移動して当に其のタイミングにシャッターを切ったのだが、写っていませんね…残念。

気を取り直して、此日から始まった「紅葉祭」の会場に移り、湖畔へ降りると10分前とは打って変わって、全面的曇天。
湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 14回目-07
富士山が見えなければ価値が薄いので、此の撮影は早々に断念して引き揚げる。 足柄峠で新しい三脚と雲台、ポラリエをテストする予定も有ったのだが、流石に草臥れて仕舞い、直帰。 盛り沢山の1日の終了だ。

そばはうす金色不如帰 其の502014/10/25 23:23:00

前夜のポラリエテストを見送ったのは此の一杯の為でも有った。
そばはうす金色不如帰 其の50-1
不如帰の店長、力丸君の処女限定作品。 鯵を使うので、颱風の影響で4日間もキャンセルに為り、此の日が3回目の提饗にしてラスマイ。 上げられたハードルをクリアすべく、眠い目を擦り乍、6時の湘南新宿ラインに乗り込む。 何処ぞの駅のホームから誰かが落ちたとかで、15分も遅れて新宿に到着したが、断トツのSP。
そばはうす金色不如帰 其の50-2
3人目にはやぶささん到着で、先頭を御譲りして、はやぶささんに話し相手に為って頂く。 此日は携帯椅子迄持参と云う気合の入り方だったが、スポンジマットを敷いても1時間で尾てい骨が悲鳴を上げる。 9時半を過ぎた頃に力丸君が到着して整理券を配って呉れた。 此日は、彼が主体なのだ。 一旦散会し、11時半に再集合して晴れて入店。 力丸君は緊張し乍も手際良く調理を進める。 とても手順が多い作品だな。

そばはうす金色不如帰 其の50-3
見目麗しい一杯が着丼。 強烈では無いが、鮮魚の旨味が丼から立ち昇って来る。 先ず、此れだけで楽しめると云った印象だ。 スープを啜ると、あ~此れは美味だ。 最初の作品にしては、肩に余計な力が入らずに自然体で拵えた様に思える。 鯵を中心に設えて、塩を相方に多くの素材、具が丁寧に纏められて居る。 白髪葱と針生姜に味を巧みにアレンジさせて居る。 そして、雲呑… 「鯵の塩わんたん麺」との名称も与えられて居る様に、中身も鯵。 こう云う造りにすると鮮魚とは云え、魚っぽさが出て仕舞う物だが、此れは違う。 飽く迄スッキリと、そして旨味だけが抽出され、閉じ込められて居る。 山本さんのサポートが沢山有ったのだとは思うが、予想以上に完成度が高くて、美味くて、吃驚だ。 思わず「本当に」を付けて仕舞ったが、「美味かった!」 とても、とても嬉しい気分でオフィスに向かった。 そう、一寸だけ残業なので…