飯田商店@湯河原 15回目2014/10/24 23:23:00

3ヶ月に一度位しか伺わない湯河原の飯田商店。 金曜日を御休みにして西湘バイパスを下る。 思ったよりも、予報よりも、雲はずっと多いのだが、好きなドライブコースだ。 開店50分前に着いたのに既に御二人が並ばれて居る。 遠方から来られた御二人は御一緒では無いのだが、つけ博とラショーに向かう途中との事。 フリークさんなのですね。 10時シャープにシャッターが上がるのは何時もの事だ。 久し振りにも拘わらず、飯田さんは優しい笑顔で話し掛けて下さる。

飯田商店@湯河原 15回目-1
券売機に地元イベント「あったか湯河原」協賛「塩らぁ麺」の告知紙が貼られて居る。 此にしよう! 3番手の席からは厨房が窺える。 丁寧に一杯づつ調理されて居る様子が良く判る。

飯田商店@湯河原 15回目-2
そんなプロセスを経て着丼したのが此の一杯。 穏やかだが毅然とした馨りに柚子のニュアンスが僅かに絡む。 期待を胸、いや腹を膨らませてスープを啜る。 「美しい」と云う印象だ。 勿論、ルックスもそうだが、味わいに美しさを感じる事は稀だ。 出汁の印象が強いのだが、塩は柔らかく、鶏は優しく…そして、全てが美しい。 難しい事は浅学な小生には知る由も無く、非才な身には表現すら叶わない。 鶏チャーシューが2枚と何時ものチャーシュウが入る。 此がスープに良く味合う。 青菜は菠薐草だろうか?そっと添えられて居る。 麺は上品な極上タッチの柳腰の細麺。 小麦粉の風味も充分に楽しめる。 飯田さんの塩は華麗にして深い味わいに満ちて居た。 限定でしか頂けない塩スープの作品だが、完成度の高さが素晴らしい。 御馳走様でした。