そばはうす金色不如帰 其の502014/10/25 23:23:00

前夜のポラリエテストを見送ったのは此の一杯の為でも有った。
そばはうす金色不如帰 其の50-1
不如帰の店長、力丸君の処女限定作品。 鯵を使うので、颱風の影響で4日間もキャンセルに為り、此の日が3回目の提饗にしてラスマイ。 上げられたハードルをクリアすべく、眠い目を擦り乍、6時の湘南新宿ラインに乗り込む。 何処ぞの駅のホームから誰かが落ちたとかで、15分も遅れて新宿に到着したが、断トツのSP。
そばはうす金色不如帰 其の50-2
3人目にはやぶささん到着で、先頭を御譲りして、はやぶささんに話し相手に為って頂く。 此日は携帯椅子迄持参と云う気合の入り方だったが、スポンジマットを敷いても1時間で尾てい骨が悲鳴を上げる。 9時半を過ぎた頃に力丸君が到着して整理券を配って呉れた。 此日は、彼が主体なのだ。 一旦散会し、11時半に再集合して晴れて入店。 力丸君は緊張し乍も手際良く調理を進める。 とても手順が多い作品だな。

そばはうす金色不如帰 其の50-3
見目麗しい一杯が着丼。 強烈では無いが、鮮魚の旨味が丼から立ち昇って来る。 先ず、此れだけで楽しめると云った印象だ。 スープを啜ると、あ~此れは美味だ。 最初の作品にしては、肩に余計な力が入らずに自然体で拵えた様に思える。 鯵を中心に設えて、塩を相方に多くの素材、具が丁寧に纏められて居る。 白髪葱と針生姜に味を巧みにアレンジさせて居る。 そして、雲呑… 「鯵の塩わんたん麺」との名称も与えられて居る様に、中身も鯵。 こう云う造りにすると鮮魚とは云え、魚っぽさが出て仕舞う物だが、此れは違う。 飽く迄スッキリと、そして旨味だけが抽出され、閉じ込められて居る。 山本さんのサポートが沢山有ったのだとは思うが、予想以上に完成度が高くて、美味くて、吃驚だ。 思わず「本当に」を付けて仕舞ったが、「美味かった!」 とても、とても嬉しい気分でオフィスに向かった。 そう、一寸だけ残業なので…

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