西尾中華そば 其の912010/02/04 23:23:00

やっぱり喰べたい…と、NCSに向かう。 先日の様に20人もの人が並んで居らしたらどうしようと、横断歩道の向こうから覗き込む。 幸い御待ちの方は2名だけだったが、タイミングは良く無くて、15分程待ってカウンターへ。 店内から外を見るとなんと、生田氏と西新宿の女将さんの姿が。 上手く御隣に座って頂いて、久し振りの御挨拶と、沢山の凪情報。 へぇ~、ほぉ~の連発で、生田さん、凪の勢いは凄いなぁ… 災いさえ糧と為して、推力として仕舞う。 此れは、楽しみが増えましたねぇ! 生田氏から「どれ位、NCSに来て居る?」と問われて、「91回目!」と即答。 「数えとるんかい!?」 普通の人は数えないか…、ヤッパシ。

西尾中華そば 其の91

混み具合を考えると、ざる中華は適切では無い。 で、味噌中華。 「其の参」を改めて頂く事にする。 スープをズッと啜ると… あれ? 少し違うかも。 前回は茸の風味が、ダイレクトに感じられるスープだったが、この日のスープは茸風味が味噌に包まれて居る様な印象で、よりマイルドで細やかな味わいの茸達に為った。 浮いては居ないが、スープの中では、結構な頻度で茸に出会う。 そう云えば、「沢山、買っちゃいました」と西尾さんが笑って居た。 更にこの日の味噌は先日の味噌とは違うそうだ。 …うむ… 其れは…そう云われれば、かも知れない。 細蘖は好きだし、山椒がきっちり効いて居る処は変わり無い。 美味いわ…

今日の渦 其の2802010/02/05 01:01:00

立春の朝は、東京でも2回目の冬日を記録。 前夜は奥さんが豆を買い忘れたとかで、彼方此方で追われた鬼が我家に逃げ込んだに違いない。
そんな寒い春の初日に伺ったのは、渦。 何時もと同じ小田急で扉の前に立って、待ち合わせの常連さんと二人きりで開店時刻を迎える。 「寒いでしょうから」と、5分早くシャッターが上がる。 有難たや。
セラーから1本、コート・デュ・ローヌを取り出して、チャーシュウ3種盛を頂いて… と云う定番行動。 常連さんと御皿をシェアし乍、ワイングラスを傾ける。

今日の渦 其の280-1

「砂肝のカルパッチョ」や「シーザーサラダ」、「野菜スティック」は彼女のオーダー。 2本目のボトルも御負担頂いて仕舞い、割勘負を押し付けて仕舞った。 屹度、砂肝を頂いたのは、生まれて初めて… そうなんです、自らは手を出さない喰材だが、キコキコした喰感のカルパッチョを生姜醤油で頂くと珍味で有る。

今日の渦 其の280-2

シーザーサラダは、温泉玉子が苦手の小生の為に、崩さない御気遣い… 感謝です。

今日の渦 其の280-3

マイスターの肉味噌を付けて、シャクシャクと頂くと大根や胡瓜は勿論、人参も人参以上に美味なスティックに為る。
芳実オーナーが、先日行かれたテーブルウェアのフェアでインプットして来たと云う、キャベツのポタージュは、とても素敵な作品で、冬のメニューに是非載せたい処。 小生が御願いしたこの日の小鉢は、薩摩芋のクリームスープとベーコンの炒めサラダ。 二つとも洋風の作品。 前者は諄く為り勝ちな薩摩芋の甘さが上品に出て居て美味。 R子さんの腕が光る。

今日の渦 其の280-4

この日の主麺は、スープが変わった「醤油らぁめん」を再度頂く予定だったのだが、「『味噌カレー麺』を造って見ました」と云う芳実オーナーに従って、其れを御願いする。 当然、先日伺っためじろの祐貴社長の向こうを張っての事だ。 先ず、スープを啜ると結構辛い。 勿論、カレーの辛さも充分だが、唐辛子の辛さも効かせて居る。 普段の「カレー和えそば」よりも辛度は高い。 エスニック感は、渦カレーらしく充分で、このベーステイストは小生の好みだ。 一方で味噌の風味は、カレー程には強めて居ない。 だから、カレーテイストを味噌でアレンジしたと云う印象に為る。 この点がめじろのアプローチと大分違う。 兄弟競演と云うのは、観客?サイドにして見れば、嬉しい状況だ。
麺は、やや平打のタイプでつけ麺に使って居るタイプかな? 麺の上には水菜だったかルッコラだったかが、パルメザンチーズを乗せて居る。 シーザーサラダ風の工夫だ。 スープの中にはオニオン等の野菜も沢山入って居て、此れも「カレーらしさ」が活きる点だ。

今日の渦 其の280-5

この後、更に太平楽を1杯だけ呷って、コアな常連さん御二人とタクシーの相乗りで引き上げる。 楽しい時間は4時間も瞬間に等しいものだが、こう云う場は大事にしないといけないな、と反省点も少なくない。

今日のめじろ 其の5152010/02/05 17:17:00

金曜日では有るが、夜の「金メジ」には伺えそうも無い。 其処でオフィスを早目に出て代々木にドロップイン。 色々考えるべき事が多くて(ま、偶にはね)、券売機の前でフリーズ。 後に人の気配を感じて、チト焦って、一番目立つボタンをプッシュ…って、「味噌カレ~麺」では無いか。 そう、前夜に渦で頂いたばかりだ。 其処迄えげつなく比べる心算は無かったのだが…

今日のめじろ 其の515

R店長が造って呉れた一杯は、黄金色に輝いて居る。 渦は客席側が相当暗いので、彩度と云うアスペクトでは、代々木に分が有る。 立ち昇るブーケ、じゃなかった香りは、相当に御互いが近いと思わせる。 だが、テイストは随分違う。 若しかしたら、カレーの部分は結構似て居るのかも知れないのだが、使って居る味噌が異なるにしてもスープは可也違う。 其れが全体味の差を産んで居る。 代々木のカレーの方がやや大人しく、味噌と舞台を分け有って居る。 渦の作品はカレーの中に味噌が居るのだが、めじろの作品は並立だ。 この辺は、良い/悪いは勿論、何方が美味しいの話では無いのは当然だ。 味付けの妙なので有る。
麺は何時もの全粒粉仕様で、持ち上げが巧みな麺だ。 スープテイストが強いので、小麦粉の香りは感じられないのは当然だろう。 チャーシュウは、特にこの作品用と云うのでは無いのだが、スープに浮かべるには、とても良く出来て居て旨い。 焦がし葱も結構、カレーとコラボ出来て居るし、メンマは多少柔らかいものの、普段通りだ。
カシューナッツペーストの鰹出汁溶きは、この日もスープには落とさないで、半分程、直喰して仕舞った。 いやいや、兄弟共演/競演の味噌カレー麺は、実力伯仲ですねぇ。 此方としては、楽しく、嬉しい状況に他為らない。