今日のめじろ 其の5162010/02/08 21:22:21

この日は昼喰を取れずに17時近く迄、会議の連続。 で、適切に切り上げて、代々木に向かう。 めじろは中休み無しに営業して呉れて居るので、こう云う時には有り難い。 こんな夕方の時刻、厨房にはR店長、奥には祐貴社長。 会長はカウンターでグラスを傾けて居る。

今日のめじろ 其の516

そんなシチュエーションで、頂いたのは、「焦がし葱ら~めん」。 つけ麺を頂いたり、「カレ~何某」を頂いてばかりだったので、小生のデフォルトは久し振り。 最初にスープを啜ると、やっぱり美味。 優しく深く…と云うめじろの旨味が確り息衝いて居る。 醤油が適当にリーダーシップを発揮して、他の具材を纏め上げて、深みを醸し出す。 麺は未だ改良前の物だったが、勿論、充分以上に良い麺だ。 更に良く為るとの事なので、楽しみだ。 チャーシュウもスープとの「合わせ」を良く弁えた味付けに為って居るし、焦がし葱の香ばしさと油っぽさが良いバランスに為って居る。 やっぱり、めじろの一杯は美味い! そして、めじろの照明では、とても奇麗にフォトが撮れる。

今日のワイン 其の3692010/02/08 21:48:30

キャンティ・クラシコ ベラルデンガ フェルシナ
CHIANTI CLASSICO Berardenga FELSINA 2007

今日のワイン 其の369

代々木のめじろ本店で、飲まない心算で伺ったワインを勧め上手な祐貴社長の御蔭(笑)で、頂く羽目に… 最近のめじろのセラーには、小生がノミネートした物では無いボトルが収まって居るので、以前程頻繁には頂いて居ない。 そんなセラーを覗いた途端に目に付いたのが、このキャンティ・クラシコ。 ベラルデンガのフェルシナ… 評判の良いボトルだが、3000円で販売出来る価格では無い筈だ。 祐貴社長に依れば、セット販売で購入して居るので、平均プライスなら大丈夫と云う事らしい。 所謂セットの目玉商品と云う位置付けだろう。 有り難く頂く事に。 この夜は祐貴社長のペースが快調で、パカパカと… いや、ひとりでは飲み切れる筈も無いので、小生が奨めて居るのだが。
キャンティ・クラシコのリージョンの最も南のロケーションで有るベラルデンガのサンジョヴェーゼに拘るフェルシナは、比較的新しいカンティーナだ。 1982年の設立当初から、サンジョヴェーゼ(今では30種類も作って居るそうだ)100%で醸造したのは、ミスターサンジョヴェーゼ(ホントか?)、フランコ・ベルナベイ氏が絡んだからなのだろうが、キャンティ・クラシコを名乗れる様に為ってからの進境は著しい。 ガンベロロッソのワインガイドで最優秀ワイナリーにも選ばれて居る。 尤も、トレビッキエリを獲得する等、貢献して居るのは、ランチア・リゼルヴァで、このボトルでは無い。
中々濃いカラーは、紫ルビー、いやガーネットカラーと云うべきか? だが、キャンティとしては特に変わった様相では無い。 ブーケは、強くは無いがキャンティにしては難しい。 所謂、スモーキーな印象は薄く、一般的なブルーベリー系統が主体。 口にすると、抜栓直後でも結構、マイルドでタンニンが丸いので、膨らみ感はそこそこ有る。 黒系統のチェリーを中心とした果実香が充分。 更にミネラルも感じられるが、矢張、静かな佇まい。 もう少し、バランスを崩してもトスカーナ的な華やかさが欲しいかな。 でも、めじろでこのクラスが頂けるのは有り難い… だから、「目玉商品」なんだってば… うむ、確かにセラーに残って居るボトルは、セット価格調整用?かも知れない。