F1 2012年 オーストラリアGP 予選 ― 2012/03/18 05:05:00
さぁ、開幕。 キミが戻って来た。 ルールが変更に為った、チーム名が変わった処も、エンジンを変えたマシンも、勿論、パイロットの異動も… 「鴨嘴のノーズ」は醜い。 其れだけで、マクラーレンを、否、ジェンソンを応援したく為る気分だ。
The Beauty should be Fast.
公使共に何だ彼だと寝不足の日々だが、花粉症で煙る目を擦り乍、日曜日の早朝から録画して置いたプラクティスからクオリファイ迄をじっくり視聴して、新しい状況に「慣れる」様に努めた。

アルバートパークの金曜日はウェットからドライへの繰り返しだが、フェラーリとレッドブルにイマイチ覇気を感じない小生だった。 まぁ、レッドブルの「手の内隠し」は、御家芸だからねぇ。 ザウバー、良いんじゃね?
晴天のP3の終盤、此れからってタイミング(ソフトタイヤのタイムが出て居ない)にセブがグラベルに捕まったが、レッドブルの「今」が端的に出たと思ったのは小生だけだろうか? 其れとも、レッドブルが更に霧深く潜って仕舞ったと云うべきか。 おっと、ミハエルも場所こそ違え、同じ結末に。
Q1:トップはソフトを履いたとは云え、可夢偉。 キミはミスも有って、ノックダウン。 未だ実戦の勘が戻って居ないのか? フェリペはソフトを履いてもギリの17番手。 ヘイッキの不運が無ければ、キミと同じ憂き目を見る処だった。

Q2:フェルナンドがグラベルで動けなく為って、ジ・エンド。 ブロン・デフューザーが無く為った所為か、達人3人が同じ様な格好で飛び出して居る。 フェラーリの F2012 の場合は、別な問題が有りそうだ。 このタイミングで、アナウンサー氏曰く、「フェラーリ、2台揃って予選が終わります」 …って、フェリペは未だ居るんですが… 彼がQ3には進めそうも無かったとは云え、酷い。 トップ2は、DRS連動ダクト付きウィング効果か、メルセデス。 矢張、レッドブルは冴え無い。 可夢偉はQ1のタイムが出せず、ノックダウン。
Q3:本性を見せたマクラーレンが速い! 2009年ヨーロッパGP以来のフロントロー独占。 セカンドセクター迄はジェンソンだったのだが、品行を改めた?ルイスに凱歌が揚がる。 ロータスのロメ・グロージャンが3番手。 ジェンソンの予想が半分当たって、ロータスのサプライズ(ザウバー、どうした)。 気を吐いたミハエルに続いて、レッドブルの2台。 セブが真艫に走って、6番手なんて… インタビューでのロメのハッピーな表情が印象的だった。 復帰第1戦でこのポジションなら嬉しいよね。 此れでキミが発奮しない筈が無い。
今日の渦 其の434 ― 2012/03/18 14:14:00
久し振りに奥さんを伴って、昼渦へ。 常に満席と云う感じで次々に御客様が来られるが、外に行列は出来ない。 こんな感じの流れは凄く良いなぁ。

奥さんが、オーダーした煮干醤油のハーフ。
小生はピリ辛醤油を御願いした。 昔の「乱」の末裔的作品は大好きなのだが、少し躊躇った。 そう、最近はピリ辛程度でも、ホットスープは飲み切れないのだ。 でも、やっぱり気分に合わせて、此れを頂く。 直ぐに汗が額を覆い始めるが、やっぱり好みの作品だ。 辛さの具合が丁度良くて、物足りなくも無いし、辛過ぎもしない。 醤油ベースなのだが、醤油感は強く無くて、味噌ベースじゃないかと思わせる様な不思議な味わいの濃さが良い。 辛さで代表されて仕舞うのでは無くて、渦らしい複雑な旨味がたっぷりの一杯。 ざっくりとカットされた白葱や糸唐辛子との組合せの妙もバッチリ。 麺が辛いスープを良く持ち上げて、丁度良い辛味として伝えて呉れる。 この作品は渦だけの味わいを齎して呉れる希有な一杯。

山中湖の畔に芳実オーナーがプロデュースする御店が開店するそうだ。 皆で行くんだろうなぁ…
F1 2012年 オーストラリアGP 決勝 ― 2012/03/18 21:33:01
プラクティスの様な雨では無く、青空の下でのファイナルのスタート。 ジェンソンのスタートが良く、ホイルスピンのルイスを交わしてトップに。 一方で、ロメ・グロージャンは経験不足か、ギアの不具合か、大きく順位を落とし、2周目にウィリアムズのパストール・マルドナードと絡んでリタイヤ。 ま、最初からそう上手くは行かないさ。 3番手にはミハエルが上がり、ニコ、セブのオーダー。 ニコを抜いたセブとミハエルの3位を巡る争いは、ミハエルのギヤのトラブルで11周目に決着。 ミハエルは、此処でリタイヤ。
16周目、4.6秒のギャップを築いたジェンソンが最初のPI 。 セブも翌周、更に次の周にルイス。 ルイスは1周、待ち過ぎたのかも… ルイスの戻った前にはキミとセルジオが居たので、不利なポジションだ。 23周目、ジェンソン、ルイス、セブ、フェルナンド、ニコのオーダー。 ジェンソンは、ルイスとのギャップを10秒程度に保つ走りで、相変わらずの巧みさ加減。 本当にタイヤに優しいドライビングで、此れはルイスに対するアドバンテージ。
2回目のタイヤ交換を迎える35周目、ジェンソンは安泰の10秒先行だが、ルイスとセブのギャップは1.5秒に迄縮まって、ルイスはアンダーカットされ兼ねない事態に… 36周目、ジェンソンが入り、当然セブも入って来るかと思いきや、もう1台のシルバーのマシンが! 此れはマクラーレンのナイスプレイ。 成程、10秒の差が有れば、Wピットインも可能と云う訳だ。 此れでワンツー体制が固まるかと思ったのだが… ところが、ルイスがコースに出た後方で、ビタリーがマシンを止めて居り、なぁんと、SC。 セブが此処ぞとPI し、ルイスの前に出て、マクラーレンのWPI 効果はキャンセルされて仕舞う。 いや、SCが入らなくても、セブがルイスをアンダーカット出来た事には変わり無かったかな。 SC中に一寸珍しいシーンが展開。 そうで無くても、SCのペースはF1マシンには遅過ぎるのだが、SCがビタリーのマシンを撤収に向かうトラックの後ろに付いて仕舞い、恐らくは5,60km/hで走行。 隊列の後方では、急ブレーキを掛けるマシンも出て、追突事故に為らなくて良かった。
再スタートは、42周目。 ジェンソンはローリングスタートも華麗に決めて、再び、セブとルイスを引き離して行く。 本当に彼のドライビングの素晴らしさを見せ付けられたレースだった。 此れでジェンソンのポディウム頂上は決まり。 57周目にファステストも記録して、完勝。 フィニッシュ後のラジオで、"Welcome back to 2009!"。 カメラに向かって、"Hi, Mum!"。(確か御母堂はサーキットに来て居らした)
一方で、可夢偉とキミの9位争い。 可夢偉に抜かれた後、「可夢偉のリヤウィングが一部壊れて居るので危険だ」とキミがラジオで訴える。 キミもラジオだとこんな蛮声を揚げるのね(笑)。(其の前にも「何で俺に青旗が出るんだよ!」(勘違い)と叫んで居たな)
47周目、ブラジル人同士のデモリション・ダービー(当然、審議対象)は、フェリペとブルーノ。 フェリペはリタイヤ。 ファイナルラップで、土壇場のインシデントが沢山。 6位と良いポジションを走行して居たパストールだが、前のフェルナンドを追い過ぎたのか、残り2500mでスピン。 ウィリアムズに齎す筈のポイントをフイにする。 次にニコが失速。 キミに追い回されて居た筈の可夢偉はセルジオを抜いて、6位フィニッシュ。 キミは7位でセルジオが続く。 あ、4位はマークで、5位がフェルナンド。
結局、2011年の延長の様なレース結果だったが、未だゞ2012年の勢力図は不確定だな。