大喜@湯島2011/01/24 21:57:47

遂に遣って来た、「らーめん天神下 大喜」。 御所様初め、多くのラーメンフリークの皆さんに「煽られ」て、漸く御徒町の駅に降り立つ。 実はオフィスからは近いと云って良い距離なのだが、混んで居るイメージが強くて、二の足を踏んで居た。 だが、「昼はそうでも無いですよ」との情報で重い腰を上げた。 7人程の行列が見えて、場所は直ぐに判ったが、この人数なら御の字と列の後ろに付く。 どうやら、喰券を先に買うのが慣わしの様だが、券売機が外に有るので、難しくは為らない。 其の券売機でセレクトしたのは、「純とりそば」。 普通の「とりそば」以外にも鶏系統の作品は有るのだが、このふたつ以外は「×」が点灯して居た。 回転が良い様で、10分も待たずに店内へ。 適度な緊張感を持って、きびきび動くホール担当の御兄さんの接客は悪く無い。 「純とりそば」は、調理に時間が掛る旨もきちんと説明して下さった。

大喜@湯島-1
で、奇麗な作品が上品な丼で登場。 トレイの黒と蓮華の渋い赤が洒落て居る。 鶏白湯の塩スープは、非常に濃厚で芳醇な鶏風味に満ちて居る。 にも拘わらず、執拗くは無い。 薬味葱、白髪葱、貝割の上に乗って居るのは、椎茸の佃煮の様だが、山椒で味付けして居るのだと思う。 一寸したアクセントで素敵なアイデアだ。 細くスライスされたメンマが入って居るが、この細さにしてスープと味をマッチングさせて居るのだろう。 此れも憎い演出だ。 ローストされた腿肉の鶏チャーシュウもとても美味しい。 鶏大好きな小生には嬉しいテイストだ。 更にスープには鶏の挽肉(そぼろだろうか?)が隠れて居り、比重を更に高めて居るのだが、此れをサルベージするのは楽しい。 中太の丸麺はストレートで、餅々と良い喰感。 小麦粉風味は然程強くは無いが、鶏白湯に合わせるなら、此れで文句の無い処だ。 いや、流石に美味いモンだ。 皆さんが強烈に推すだけの事は有る作品、御見事!

大喜@湯島-2
帰り路で見付けた。 例年以上に寒い冬なのに、もう綻び掛けて居る。 この昼にもう少し陽射が有れば、開いて居たんだろうが… 300mmの威力で引き寄せて撮った。