西尾中華そば 其の182 ― 2011/02/01 23:23:00
卯月の一杯目は霜降で、と遣って来た。 味噌は既に第四弾の柚子に為って居て、あら、越後をミスった…まぁ、短いインターバルで変わるので、コンプリートとか考えて居た訳じゃ無いけれど、一寸残念では有る。
この日小林さんに造って頂いた作品からは、柚子の風味が漂って来る。 タレに入れて、スープを丼に注ぐ時にも加えて、と柚子が不断に使われて居る。 此迄と変わって、使われて居る醤油(味噌スープでも醤油を使うらしい)も薄口にして、柚子を引き立てて居る。 色々と工夫が有る物だ。 勿論、そんな少しライトな柚子の味噌スープは、マサ配合麺とのコンビネーションも良く、美味しい。 柚子は普段は扱いの難しい(主張が大)脇役だが、其れにスポットライトを当てて拵えて… 一方で、巧みに其れをコントロールして居る、そんなテクニシャンの技が感じられる作品だ。 えっと、次作は「担々麺その1」だ。 伺えるかしらん?
今日の渦 其の366 ― 2011/02/02 01:01:00
この週はこの夜を逃すと、もう渦に顔を出せないスケジュールの様だ。 で、常連さんに声を掛けてから、本鵠沼へ。 途中、ブルゴーニュ帰りのロックスオフで、渦飲用に1本。 勿論、SPで渦の前に。 開店後、未だ隣の席が空いて居る内に件の常連さんが到着。
早速にエル・マセットでグラスを合わせる。 芳実オーナーが出して呉れたのが、此。 正式名称は覚えて居ないのだが、チャーシュウ、チーズにオリーブの実が串に通して有る。 中々洒落た摘みで、ワインには良くマッチする。
何時もの様に、チャーシュウの3種盛を御願いすると、直ぐにエル・マセットが空に…
其処で、ロックスオフで仕入れて来たイーストン・エステートのジンファンデルを開ける。 カリフォルニアのジンファンデルだが、ウッドブリッジと違って、あのキャンディを搾った様な妙な甘さが無く、適度なパワーとエレガンンスが素敵なボトルだ。 そんなあんなで、御機嫌の内に此方も空に…
火曜日の夜なので、「麒麟」を〆に御願いしたが、ハーフで充分な位の御腹の余裕。 常連さんに付き合って頂き、目出度くハーフを頂く。 多少、酔って居てもこの麒麟の味わいで少しはシャンと為る。 適度な辛さとスープに仕込まれたタップリの具が宜しい感じだ。 特に冬場の麒麟は良いよね~。 火曜日なので、比較的早い時刻に引き揚げる。
こんな風にワインとラーメンと御喋りを楽しめる場所が近くに有るのは、嬉しくも、有り難い事だ。
今日のめじろ 其の577 ― 2011/02/03 20:20:17
金曜日の夜は、出来るだけ代々木詣と決めて居るのだが、この週の金メジには伺えない。 で、欠席届けを前日の昼に提出に伺った。 2月からは昼間も祐貴社長が居らっしゃる。 力丸店長とのコンビだ。
この日も御願いしたのは、「焦がし葱ら~めん」。 先日、頂いた川崎店の一杯は多少弱かったので、修正したと社長も仰って居たが、悪いと云う感じでは無かった。 だが、代々木の一杯と比べると、矢張り少しインパクトに足りなかったのかな、と改めて思う。 本店の作品は全体調和が確り取れて居て、優しく力強い。 醤油はデリケートな印象も有るが、魚介や動物系の味わいと絡むとコアな存在感を示す。 一方で、少しナヨっとした焦がし葱だが、スープとの親和性は抜群。 この日は特にチャーシュウが好みの仕上がり具合だった。
この日から始まったのかな? 例の「豚フレーク御飯」。 栄光の一杯目と信じて頂いたが、砕かれたチャーシュウには、醤油タレのテイストが充分に滲み込んで居て、美味。 御飯とのマッチングが良いし、ボリューム的にも小生は丁度良い。 良いサイドメニューが増えた。
実は前日から奥歯の歯茎が腫れて痛いのだが、久し振りに変えた歯医者さんが、噛み合わせをアジャストして呉れたので、大分、楽に為った。 とは云え、患部の痛みは相変わらずだ。 火曜日の夜に渦で飲んだワインの所為かも知れない。 否、新規開業の歯医者さんが仰る様に、「激務で御疲れなんでしょう」。 週末のフォトハイクも程々にして置かねば… 減酒・栄養・睡眠・休養ね。