今日のめじろ 其の575 ― 2011/01/29 01:01:00
金曜日の夜は、めじろに伺おう。 ひとつ呑み会の予定が有ったのだが、ドネーションと云う義理は果たして来た(笑)ので、ロートルは居ない方が良いと決めて、代々木へ。
随分と早い時刻に着いて仕舞ったが、迷わずセラーからウッドブリッジをピックアップ。 この夜はカベルネ・ソーヴィニヨンだが、どうもテカテカな味わいが賑やか過ぎて、以前の落ち着いたウッドブリッジとは違う様に感じる。 2009年はメルローの出来がずっと上だ。
御昼用の試作品を祐貴社長が出して下さった。 「豚フレーク御飯」、そぼろ状のチャーシュウは濃い目に味付けられて居り、風味の高い白胡麻と相俟って、非常に美味しい。 ラーメンのスープを注いでも良さそうに思えるのだが、其れには少しテイストが濃いのだと仰る…
続いて、「あのチャーシュウ出来る?」と前週と変わらぬリクエストで、頂いたのが此れ。 絶対美味い! 前回も書いたが、冷めても美味いのは判るが、熱い内はもっと美味しい。 だから、ワインをグラスに注ぎ乍、5分間で喰べちゃう(笑)。 一番好みの喰べ方だけど、一寸、勿体無いかも。 網焼きの香ばしさがエッジの焦げた部分に生じて、此れがタレのテイストにマッチするんだよねぇ。
Sさん、Dさん、Fさんに御相手をして頂いて居る内に睡魔が… で、焦がし葱たっぷりの醤油ら~めんをこの夜も御願いした。 う~ん、相変わらず美味な作品だねぇ。 ベースの醤油の味わいが此れなら、何も心配する事は無い。 濃鴬色の狭扉を開けた時の藤沢の光景が、霞んで見える様な気がする。
あんまり見っとも無く為る前に、失礼して来たが、長居をした様でも、未だ21時だ。
今日のめじろ 番外編 ― 2011/01/29 16:07:29
前夜、代々木のめじろ本店で宅配便屋さんを見送った荷物が、土曜日の昼前と云う絶好のタイミングに到着した。
前夜に代々木本店で撮った案内も一緒にフォトに入れた。
祐貴社長が楽天でネット販売して居る、「塩つけ麺」。 期間限定で3喰1500円と云う破格値で販売して居る。(因みに味噌つけ麺の販売も有る) 偶には貢献しようかと申し込んだのだが、調理から冷凍等の作業、パッケージングから発送迄、全て本店で行う。 良く売れて居るのは、段ボール箱の保管数でも知れるが、忙しい事だ… そうじゃ無くても大変なのに。
造り方は簡単だ。 スープは7分沸騰湯煎するだけだし、麺も4分茹でて、流水で滑りを取るだけだ。 麺は出来るだけ大きな鍋を使い、箸で軽く泳がせて遣るとベターだ。 4分が標準だが、小生は3分と一寸で上げた。 此れが小生の好みにピッタリのタイミングで… スープには葱やメンマ炙りチャーシュウ迄入って居るので、別に用意する物は無くても構わないが、細かい葱の薬味は有った方が良いかも知れない。(フォトには写って居ないが、手を抜かずに晒す事)
麺の方には刻海苔を振って見た。(此れはパッケージには入って居ません) 平打麺を直喰したが、本店と同じ喰感と風味だ。 力丸店長のあの佳き麺を彷彿とさせるが、この麺は祐貴社長謹製だそうだ。 期待してスープを啜ると、紛う事無く、此方も代々木の塩スープの味わいだ。 最近の冷凍技術は凄いんだなぁ。 ジェントルで穏やかだが、引き締まる塩の味わいが具材にも良く滲みて居る。 当然、其処等の冷凍商品とは違う美味さで、此れで500円は仰天だ。
撮って見た 其の8 (新宿御苑) ― 2011/01/29 18:35:52
週末の新宿で野暮用を片付けて、久し振りに御苑の門を潜った。 最後に訪れたのは、もう30年も前かも知れない。 昭和天皇の大喪の礼の時に、「10年位行って居ない」と思ったのを覚えて居る。 特に何と云う訳では無かったのだが、寒桜と福寿草が咲いて居れば… 300円で入場カードを購入し、改札口のゲートマシンに通す。 年間パスポート(2000円)なんてのも有って、其れだと定期券の様に戻って来るんだ…
沢山咲いて居た、福寿草とペーパーホワイト(水仙)。 でも、「入ってはいけません」で近付けない。 平気で入っちゃうアマチュアカメラマン氏も居る… どう云う神経していやがるんだい?
此処では何枚撮っても思った様なフォトには為らない(泣) 撮影本ばかり読んで居ないで、一度はセミナーにでも出て見ようかな。 ペーパーホワイトが津波の様に押し寄せて仕舞いましたねぇ~ ま、こんな撮影ポジションしか取れないので、と言訳をする。
忍び寄る黒い影。 此れは前のフォトとは別な場所で撮った。 腕と肩と顔で囲まれた影の穴に花を入れたかったのだが、どうにも身長不足で…
寒桜。 トイフォトのアートフィルターを掛けて見たので、一寸、きつい絵に為った。
此れは大島桜と緋寒桜との自然交配種だそうだ。 昨今、緋寒桜を寒緋桜と呼ぶのは、「彼岸桜」と発音が紛らわしいからだが、賛成致し兼ねる。
こう云うアングルで見上げた時にどんなコンポジションだと「決まる」んだろう… 色々考えて撮ったのに…「咲いてました」の記録写真にしか為らない。
とは云え、矢張、桜を撮るのは楽しくて、気分は春爛漫だ。 寒桜のレゾンデートル、此処に有り。 染井吉野ばかりが「花」じゃない。
チェーホフを想起させられるフォト、「桜の園の三人姉妹」(笑)。
未だゞ、冬木立。