今日のワイン 其の7722012/10/22 01:01:00

シャトー オーモン プレジール
CHATEAU HAUT-MONPLAISIR 2008

今日のワイン 其の772-1
Bさんが naginicai に入られると伺って急階段を上った夜に、夏さんが配達して下さったのが、此の「黒ワイン」。 以前にも頂いた記憶が有るが、カオールのマルベックだけで造られる黒赤色のワイン。

今日のワイン 其の772-2
カラーは、其の名前に恥じない濃い紫色にも見える。 ブーケもパワフルで、ブラックチェリーと少々甘い樽香がいっぱいだ。 テイストもタッチも力強いが、ヘヴィデューティな印象とは違い、フルーティな印象も出て来る。 やや尖がった印象はタンニンの若さにも思える。 もう少しヴィンテージが古く為ると、此のタンニンは柔らかく為る、らしい。 酸味が深い味わいの中に適度に効いて居て、其れがアフターに通じる。 珍しさも加味されてCPが良いボトルに思える。

撮って見た 其の532012/10/22 18:20:45

山芍薬(ヤマシャクヤク)

撮って見た 其の53-1
やや大振りな花だが、白い花弁に黄色の葯が美しくマッチし、清楚な印象が持て囃されて居る。 開花期間が短い「儚さも」人気に寄与して居そうだ。 此の日、ラッキーな事に開花したばかりの一輪を撮らえる事が出来た。 葉陰が丁度花の上に来て、優しいイメージに収まり、気に入って居る。 八重咲や紅花も有ると云う。 是非、拝んで見たい物だ。 花言葉は「恥じらい」と的を射た。

撮って見た 其の53-2
嘗てはキンポウゲ科ボタン属に分類されていたが、ボタン科のボタン属として独立が認められた。 4世紀の中頃に中国から渡来したが、勿論、芍薬に似て居るので此の名前を貰った。 薬草大将の芍薬に似た薬効も認められて居る。 学名は Paeonia japonica だが、本家芍薬と同じ Paeonia は、希臘(ギリシャ)神話の「医の神」。 江戸時代の「大和本草(やまとほんぞう)」や「物品識名(ぶっぴんしきめい)」、「綱目啓蒙(こうもくけいもう)」には、薬用の記述が有る。 明治に入って、「日本産物志」には「田舎芍薬」が薬屋で売られて居ると書かれて居る。

撮って見た 其の53-3
此の花にして…何でこんなにグロい実が生るのだろう。 深窓の令嬢の本性か… 内臓の様に見えて仕舞うのは、小生だけだろうか。 濃い青から黒く見えるのは完熟種子で、赤い方は所謂、不稔で触ってもスカスカだ。 赤で鳥にアピールして黒を喰べて貰い、種を運んで貰う戦略だそうだ。 此れを茶花として愛でる気持ちには為れないなぁ。