今日のワイン 其の7222012/04/28 12:05:01

レ・フィエフ・ド・ラグランジュ
Les Fiefs de Lagrange SAINT-JULIEN 2008

今日のワイン 其の722
この夜は近所の寄合に参加。 奥さんが外出なので、外喰とも思ったのだが、雨の中、亦、電車に乗ってと云う気分にも為れず。 御弁当を購入。 奥さんには先ず買って貰えない高級品(笑)を調達。 序でに近くの棚から、ハーフボトルをピックアップ。 此方は高級品では無くて、ラグランジェのセカンド…ね。 サントリーが買収したのは、もう30年も前に為ろうが、最近は「3級格付」に見合うクオリティのボトルを出すと評判が高まって居る。
う~ん、このハーフサイズのボトルのコストパフォーマンスに特筆する事は無いな。 プライス以上では無いし、以下でも無いと云う割と凡庸なボトルだった。 このヴィンテージのセパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン64%、メルロ29%、プチ・ヴェルド7%と数字が妙に細かい。 カラーは紫が深いガーネット系。 ブーケは黒系統のチェリーで、スパイシーな印象。 少しビターな甘さが有るのだが、此れが鼻に凭れる様な感じがして、訝しむ。 タンニンが充分と云うのが直ぐに判るタッチで、落ち着く迄はクイクイ飲まない方が良い様だ。 凝縮感がタンニンを取り囲む様に為ると、優しい人には芳醇とか膨よかとか云って貰えそうだ。 まぁ、柔らかい舌触りと云う事だ。 ペッパーのスパイスが長く延びるのは、一寸小生の好みでは無い。 少し苦みに転じる様にも感じられて仕舞う。 タニックでスパイシーなブラックチェリーと云うイメージが形を変え乍も、常に付き纏うボトルだ。

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