ラーメン凪 炎のつけめん 其の272012/04/03 01:01:00

駒込を去った西尾さんからの御誘いは、naginicai 。 日曜日の夜は、小川さんの壮行と明石さんの歓迎を兼ねたパーティだった。 しかし、オフィスを離れられない事由が有り、パーティには伺えなかった。 この夜は御客様として其の小川さんや新たに凪製麺を担当される武藤さんもいらっしゃるとか。 カボちゃんやAさんもいらっしゃると伺い、足取りも軽い。 では、飲み頃を1本持って行こうか。 シャトー・ボイドカントナックの95年… 微妙っちゃ、微妙なのだが、宮廷晩餐会では無いので、OK牧場。 19時の待ち合わせだが、店内は混雑して居て、新たなスタッフの明石さん達は大忙し。 そんな中で持参のボトルを開けて、「カラフェ、有りますか?」等と云う客は嫌われるだろうなぁ(笑)。 でも、親切な女性スタッフは笑顔で「ハイ」。 で、「テキーラですよね?」… そんな名前のブランドが屹度有るんだろうなぁ。 テイスティングして見ると、デキャンタージュ出来ないのなら、1時間以上は待ちたい感じだ。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の27-1
其処で、白を御願いした。 この夜はボスカート・ビアンコの一択。 良く冷えたシャルドネで、このプライスなら文句を云う類のボトルでは無い。 武藤さんが仕入れを担当されたそうだが、もう少し温度を上げると果実感が向上するので、水っぽい印象が拭えると思う。

この夜も、麺刺やチョモレンマポテトサラダ等、彼や此やと色々な摘みが一杯だったのだが、この日はフォトテイクは遠慮して、喰べるのに専念。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の27-2
デキャンティングポアラーの助けを借りて、何とか開く様に為ったタイミングで、ボイド・カントナックをサーブ。 うむぅ、可愛い色は一寸意外で、凝縮感は有るけれど、割と重く無くて、軽い薔薇の甘味…って、グラスの所為も有るにしても、全然イメージ違うんッスけど(笑)。 でも、此れは此れで悪く無かったから、「開けるチャンス」に感謝。
西尾さんには、「ラフィットの90年」を持って来る様に前日に御願いして居たのだが、April Fool として、スルーされて仕舞った(笑)。 代わりに、ルミエールのマスカット・ベリーAを頂く。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の27-3

ラーメン凪 炎のつけめん 其の27-4
で、締めの一杯を頂く。 余り、此処で麺を頂かないのだが、この夜は確りと通常ボリュームの「中」で頂いた。 でも、「炎」は御遠慮申し上げて、辛く無い一杯を選択。 スープにはちゃんと、赤い欠片が見えて居ますし、充分です。
濃い醤油感のつけ汁に浮かぶ沢山の具。 葱が適度に香り、スライスされたチャーシュウと一緒に口遣って来て、完結する。 麺もツルっとした喰感がこのスープにマッチして居るし、一反も麺も楽しい配役。 すっかり、御腹も一杯に為って、皆さんとの御話も楽しくて、幸せ気分で帰途に付く。 御世話に為りました。 でも、飲んだ夜、やっぱり、東京に別宅が欲しいかも…

今日のワイン 其の7112012/04/03 02:02:00

シャトー・ボイド・カントナック
Chateau Boyd Cantenac 1995 M.G. AOC Margaux

今日のワイン 其の711
一寸、想い出の有るボトルなのだ… 娘の結婚式の夜、横浜のロイヤルパークホテルで、4人で飲んだ内の1本。 (もう1本はクレール・ミロン、如何にも) ヴィンテージも同じ95年。 池袋のエノテカのセラーで見付けたので、取り敢えず購入。 漫画の御託宣を待つ迄も無く、このワイナリーのボトルを選ぶなら21世紀に入ってからのヴィンテージが良いのだろう。 95年はルシアン・ギュメ氏が当主に為る前のヴィンテージなので、其也の評価なのだが、其れでもRPが87点を献上して居る程度と云う事だ。 疾うにへたれたヴィンテージも多い中で、此れは丁度飲頃真盛。 で、折角の西尾さんの御誘いなので、この夜に開ける事にしたのだが、前回飲んだ時と印象が随分違うので、戸惑って仕舞った。
カベルネ・ソーヴィニヨンが60%、メルローが25%、カベルネ・フランが8%で、7%のプティ・ヴェルドと云うセパージュ。 紫掛かったガーネットのカラーは、クリアで透明感すら感じる様な色相で、色には熟成感は無い。 グラスが小さいので、余計にそう感じるのだろう。 ブーケはラズベリーとレッド・カラントでフルーティで寧ろ若やいだ印象。 口に含むと、酸味と共にスパイシーなブラックベリーも居るのだが、其の主張は強く無い。 華やいだ印象はタンニンのソフトネスにも負う処が大きい。 時間の経過で、タンニンは更に円みを出す。 一方で、薔薇の甘味が濃くは為って来るが、華やぎの中にも落ち着いた佇まいを感じ取れるのは、酸味とのバランスが取れる様に為るからだ。 2年の時間でこんなに変わるかなぁ。 何れにせよ、悪い印象は全く無かった。

今日のワイン 其の7122012/04/03 03:03:00

ボスカート・ビアンコ チェヴィン・カステラーニ
VINO BIANCO DA TAVOLA BOSCATO

今日のワイン 其の712-1
naginicai で、ボイド・カントナックが開く迄の間に頂いた御店の常備?の白。 一寸、冷やし過ぎが残念だったけれど、コスト・パフォーマンスの良い1本。

今日のワイン 其の712-2
香りも味わいも濃くは無いが、キリっとした果実感が感じられて、好印象。 ドライ系なのに、硬質な感じでは無く、ヴァニラを感じる頃に落ち着きが出て来る。 良いセレクションだと思う。