F1 2010年 ベルギーGP 決勝2010/08/29 23:01:07

「スパ・フランコルシャン」と云う響きが好きだし、この7キロも有る古くて長いテクニカルコースは好きなサーキットのひとつだ。 其れに気紛極致の御天気は3分先の雨だって予報が難しい。 だから、面白い! 95年のミハエルの大逆転優勝なんて、このスパ・ウェザーを語る上で欠かせない出来事だ。
2010年のクオリファイも、皆、降雨の幻影に惑わされたり、翻弄されたりと戦略が落ち着かない。 そんな中でも天が味方したのは、リーディング・パイロットのマーク。 Q3の一番早いタイミングで好時計をマークする。 肝心の残り3分で悪魔が来たりて雨を降らし、各マシンタイムが伸びない。 そんな中でルイスだけが、マークのタイムにコンマ1迄迫ったのは、凄い。 3番手は毎回ダークホースのロバート。 セバスチャン、ジェンソン、フェリペと続く。 P1、P2で好調だった(P3は6番手)フェルナンドは、10番グリッドに甘んじて居る。

ファイナルも当然、雨がキーに為る。 一応ドライコンディションだが、フォーメーションラップのブランシモン辺りで、カメラに水滴が… ブラックアウト、マークはトラブルかと思う程のヘグリで7番手に落ちる。 で、オープニングラップで早くも強雨に為り、スリップ続出。 フェルナンドとルーベンスが接触。 ジェンソンがロバートを交わして、マクラーレンのワンツー。 デブリ処理でSC。 雨が続くと踏んだチームは、タイヤを交換。 だが、通り雨と読んで、ステイアウトのマシンも多い。 雨が収まったタイミングでSCアウト。 インターミディエイトに交換したのは、ミスジャッジだったか。 ルイス、ジェンソン、セバスチャン、ロバート、マークのオーダー。 お、セバスチャンがロバートを抜いて居るが、審議案件に為って居る。 8周目辺りで、ルイスがフロントウィングに問題を抱えたジェンソンを引き離しに掛る。 逆にジェンソンは、セバスチャンに追い捲られる。 更に5周もすると、ジェンソンが蓋をして呉れて居るので、既にルイスは独走状態。

F1 2010年 ベルギーGP 決勝

17周目、セバスチャンがスリップ・ストリームで無理に(リミッター打って居たな)ジェンソンに接近し過ぎて、リヤがロックした結果、横からジェンソンのマシンの脇腹に突っ込む。(フォト) セバスチャンはドライブスルーPを喰らったが、此れは罪は軽かった? ジェンソンはラジエーターを破壊されて、ジ・エンド。 此れでポイント争いでは、マークは有利に為った。 レースのハーフディスタンスで、ルイス、ロバート、フェリペ、マークのオーダー。 26周目、亦してもセバスチャンがヴィタントニオと接触、左リヤタイヤを失い、ピット迄長いコースを延々とスロー走行。 この日のセバスチャンは、どうにもラフい。 34周目に水滴が再びカメラに付き始める。 トップ4台に取っては、PI に最悪のタイミングで、降り出した。 ルイスは滑って、危なく(本当にギリ)ウォールヒットする処を辛くも脱出。 ロバートは、ピットでオーバーシュートして、マークに先行される。 ピットロードで、亦々、セバスチャンがフェルナンドと接触。 当然、審議対象。 セバスチャン、大暴れの巻。 38周目、フェルナンドがマルメディでスピン。 右フロントのロッドを折って、コースの真中でリタイヤ。 当然SCだが、其の間に雨はどんどん強く為る… 残り4周でSCアウト。 水煙を上げてのリスタート。 インターミディエイトでは、辛い雨量の部分も有る。 マークを従えて慎重に走るルイスだが、セバスチャン、ジェンソン、フェルナンドの3人がノーポイントだから、マークは2番手で大儲けだろう。 やっぱり、スパの女神は彼の味方だった様だ。 続くのはロバート、フェリペ。 クオリファイのトップ3が、1・2の順番を代えてのチェッカー。 ピットロードを逆走して、ポディウムへ。

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