今日のめじろ 其の521 ― 2010/03/20 21:27:41
この夜だけは、他の予定を入れないぞ! と、2週間も前から大事に空けて置いた、金曜日の夜。 久し振りの金メジへ。 過日、燦燦斗で偶然御目に掛った御所様にも誘(いざな)われて居たし… 既に其の御所様は奥の院に鎮座され、FILE さんも到着される。 この独特の雰囲気は、金曜日の代々木ならではの至宝。 この夜は完璧にフリーで、腰を落ち着けて飲もうと遣って来た。 「ワイン、入荷しました」と祐貴社長から連絡を頂いて居た事も有って、早速にセラーから取り出したのは、トスカーナの赤はフェルシナ。 ナチュラルで透明感の有る液体をグラスに満たし、R店長も交えて、Cincin !

御所様の真似をして、「鴨焼」。 店内スモーキーだが、御勘弁願って口にすれば… やっぱり、めじろの鴨は美味しい。 葱を背負って居る(鍋では無いが)のも良いねぇ。 更にこの夜は、牛筋の味噌バージョンが有ると云うので、御所様にタイミングを合わせて頂く。 サービスで頂いた物(モツ)煮込もそうだが、小生は滅多にこの手の皿には手を出さない。 特に後者は、屹度40年振りに頂く、人生2度目のチャレンジだ。 正直、この喰感には馴染めない…が、テイストは上々。 七味を振ってやや早口に平らげると、御所様から「両方を合わせるんだよ」とアドバイスを頂き、スープだけに為った二皿を合わせると成程、乙な味に。 何事も先達に倣い、一味も加える。
続々暖簾を潜って来る常連さんの、つけ麺率は高い。 夕方からの提饗なので、当然かな。 小生も「 FILE Volume 」にして頂いて、醤油つけ麺を御願いする。 めじろのつけ麺は、凄く久し振りだ。 先ず、麺がとても良い。 ツルっとして居ても、餅ぃ喰感。 小生が好きなタイプだ。 元々、代々木の麺は好きなのだが、此れは特別に良い。 当然、直喰が進む。 熱々のスープに浸すと、そうそう、めじろのつけ汁は、このテイストだったと嬉しく為る。 葱が不断で醤油の輪郭がきっちりして居ながら、細かい味わいが鬩ぎ合う…うん、このスープにこの麺なら、然々引けは取るまい。 Mさんに頂いた出汁は、洒落た徳利状の容れ物で、祐貴社長の趣味が光る。 此れでスープを割って、完飲。 折角遣って来た金メジで、もっと粘着して居たいのだが、実は前夜は3時間の睡眠時間(何を遣って居たのだろう)だったので、トスカン1本で睡魔が勢い付く。 御所様も同じタイミングで腰を上げられて、新宿迄、御一緒させて頂く。