今日の渦 其の2912010/03/11 01:01:00

藤沢のワインショップ、ロックスオフに寄ってから、本鵠沼へ。 最近、良く有るパターンだが、渦のセラーからボトルが順調に消費されて居ると伺い、先ずは結構な事で有る。
少し早く伺ったので、SPだった。 しかし、直ぐに御客様が並び始め、週中にも拘わらず、開店時刻には10名程の行列が出来る。 そんな皆さんの御話が端のカウンター迄、聞くとは無しに聞こえて来る。 物知りの年嵩の方が沢山の薀蓄を語っていらっしゃるが、若い二人が素直に耳を傾けて居るのに感心した。 吾身を振り返っての反省点を幾つか思い付いたのは収穫。 別な御客様との会話の中にもそんなヒントが… 私もいい歳をして、御粗末なもので有るなぁ。

今日の渦 其の291-1

何を飲もうかと考えたが、やっぱり、セラーからでしょう…と、「エル・マセット」をピックアップ。 やや薄手の印象は免れないが、柔らかいタッチと穏やかな味わいが好きな1本。 暫くはひとりでゆったり、まったりと渦の雰囲気を楽しんだ。 そんな時間をワインと共に付き合って呉れたのは、チャーシュウの3種盛と鶏のロースト。 ハーブローストポークは、炙ると更に味わいがアップすると云う。 過日のコナモンパーティでトライしたアレだ。 確かに撓やかな喰感に為り、テイストも深みを増す。 炙らずに頂くのも美味しいし、炙っても結構だ。 次回からは、両方を… この日は宮崎地鶏の入荷日なので、地頭鶏の腿肉のローストが御楽しみだ。 プリプリの喰感とこの濃い鶏味は白眉。

今日の渦 其の291-2

主麺は、塩バージョンの「麒麟」と「岩海苔の味噌つけ麺」からの二択。 こう云う選択肢は大歓迎なのだが… 先日、味噌版の麒麟を頂いたので、塩麒麟を頂いて「麒麟制覇」も考えたのだが、一寸、御腹が苦しいので、岩海苔の味噌つけ麺の方を選択。 平打の太麺は230gだったかな。 久し振りのつけ麺をワシワシと直喰をすると、少し懐かしい味がする。 薬味葱に加えて、ピンクペッパーで視覚と味覚のインパクトを演出する。 扨、岩海苔タップリの味噌のスープの表面には、可也の油膜が見える。 此れがスープの温度が下がるのを防いで居るのだが、思った程にはオイリーでは無い。 前年の夏だったか、矢張、岩海苔のスープを頂いたが、其の時よりも洗練された岩海苔香で、所謂磯香は然程強くない。 磯香は結構、支持されない事も有る様で、この位が適切かと思う。 勿論、スープを啜ると岩海苔の風味がフワ~と広がる。 雑臭の有る磯香と違って、ピュアな海草風味が上品だ。 麺を浸すと、更にこの風味を感じる事が出来るが、味噌とのコラボレーションをより強く味わえる。 この味噌でこの岩海苔なのだと思うが、こう云うバランスの妙が芳実オーナーは巧みだ。 うん、特等美味。
漸く常連さんが御一人到着されたが、この夜は未だバスの有る時刻に失礼した。 過日、往復タクシーなんて贅沢をしたが、其れが癖に為らない様に分を弁えないと…ね。