饗 くろ喜@秋葉原 其の262013/08/20 21:07:58

「相変わらず」の枕も手垢が付く程だが、猛暑で有る。
饗 くろ喜@秋葉原 其の26-1
一番電車の時刻でさえ、28度。 其れでも電線ジャングルの彼方の雲は秋の気配。 日出時刻も随分遅く為り、玄関を施錠するのに鍵穴が見えなく為った。 もう一ヶ月もすれば、秋分で有る。

夏休みには小豆島や四国に行かれて居た黒木さん。 明けて2日目の火曜日の昼に伺った。 此の週の限定は、先日造られた「あさりと茄子の冷やしそば」の「真逆の一杯」。 小生は今回の夏の限定作品では、ジュレ状の鶏の味わいが一番の好みだった。 今回も花の季さんの「小麦ヌーヴォー」で再登場。 で、有れば、そりゃあ伺うでしょう。 而も週の前半は25%と云う低加水麺、後半は35%の麺と使い分けるとの事。 「冷やしモロヘイヤそば」もミスりそうだし…と、暫くは秋葉原詣が続きそうで有る。

饗 くろ喜@秋葉原 其の26-2
前回とは全く印象が違う。 漬汁が別に為ったつけ麺タイプに変わって居た。 作品名は「浅蜊と茄子のつけそば」。 漬汁はジュレ状でプルプルだ。 此の味わいには鶏が不断に閉じ込められて居て、頗る旨い。 叩きオクラ乗って居るが、中には茄子の揚げ浸しが仕込んで有るそうだ。 オクラには茄子の漬け地を加えて居るので、全体として茄子ベースのテイストに仕立てた。 何と云うか只々美味。 オイルは生姜由来の物を使って、スキっとした印象を齎せて居る。
饗 くろ喜@秋葉原 其の26-3
「XXさんの好きな低加水麺です」と黒木さん。 此の麺、凄い。 パキポキの喰感に秀でた麺は勿論旨いし、小麦粉の風味に富んで居る。 茗荷を絡めて直喰もたっぷり頂いた。 乗って居るのは浅漬の水茄子。 此は直喰が進む。 だが、漬汁に落とすと此の組み合わせの妙が知れる。 味わいと喰感の素晴らしさを心行く迄楽しむ。 小麦の風味が嫋かに茄子味に溶けて、此れも亦、素敵な造りだ。 途中で蓮華に乗せられた浅蜊の餡を落として絡めると云うスタイル。 結構、麺量が減ってから落としたが、麺を浸す浅蜊出汁とのコンビネーションも上々。 麺を平らげたら、浅蜊出汁を漬汁に加えるが、其れ迄に殆ど漬汁は無く為って居たかも。
容器が新しく為って、とても素敵で洒落て居る。 高そうな磁器なので、気を付けなくてはね。 器良し、麺良し、スープ良し、具材も良しの100点満点。 35%の麺でも是非頂きたい物だ。

コメント

トラックバック