燦燦斗@東十条 其の2172013/08/28 01:01:00

前週は御所様と御一緒出来ずに残念だったし、結局、一度も夜のスケジュールが空かずに、ラーメンは頂けなかった。 燦燦斗は夜だけの営業なので、勢いパスせざるを得なく為り、残念。 あ~、渦も禁断症状が出て居るなぁ… そんな事を思い乍、東十条へ急ぐ。 いや、急ぎ過ぎた様で、SPを知られて仕舞って、一寸面映ゆい。 湿度が下がり、秋めいたが、藪蚊の猛威は相変わらず(笑)でベープをセット。

燦燦斗@東十条 其の217-1
先ずは奥様のビール。 燦燦斗で頂くビールは格別だ。 注ぎ方の妙だと散々御所様に聞かされて居る。

燦燦斗@東十条 其の217-2
2週間振りの後藤さんのラーメン。 ホッとする味わいは決して、ライトでは無い魚介豚骨醤油。 だが、滋味と優しさに溢れて居るので、癒しを感じる作品なのだ。 ローストポークの美味さは何時も乍、絶品。 此れを頂く為なら、此地も遠くない。 御馳走様でした。

そばはうす不如帰 其の62013/08/28 23:23:00

気温は33度予報だが、湿度は前日よりも更に10%下がって、35%と聞く。 爽やかな空気では有るが、日差しは痛い程だ。 ゆっくり歩きたい昼休みだが、つい足が速まる。 此処の処、週イチで伺って居る不如帰だが、偶には夜に伺いたい物だ。 屹度、FILE さんにも会えるだろうし。

そばはうす不如帰 其の6-1
未喰の「塩そば」と決めて来た。 塩そばにだけ使われる素材が有ると云うカウンターのメモもずっと気に為って居た。 ひとひとつのエレメントがどうで、こうでと云う点には触れる事さえ叶わない小生だが、凄さだけは充分に感じ取って来た。

そばはうす不如帰 其の6-2
馨しい香りが丼から立ち上がるのが、フォトテイクの段階で既に知れる。 其れが白トリュフなのか、ラルドに溶けたハーブなのかは、小生には判り様も無いのだが… 蓮華でスープを一啜りして更に驚いた。 今迄に頂いた事の無い旨味がフワ~と柔らかく広がる。 ストレートな美味しさでは無く、打者の手元で微妙に変化する魔球見たいな不思議だが絶対的な魅力が備わって居る。 飲み進めば、蘊奥を覗かせない深淵さ。 そして同時に親しみ易さと云うか、ノスタルジックでさえ有る斬新さが押し迫って来る。 こんなスープは初めてだ。 何処に塩が存在するのかも判らない程に全体がひとつに完成して居る。 が、塩の有り様ははっきりと感じる。 麺に絡めた時の味わいの加減の細かい変化迄も緻密に計算された物なのだろう。 荘厳と云う形容詞も大仰には響かない。 小さいのに目を引くポワブルロゼを乗せて居るのが、「ラルド」なのだろう。 其れが融けた後にポワブルロゼをチャーシューに巻くと一層風味豊かにも思える。 其のチャーシューの弁えたテイスティングにも感心させられる。 何かを際立たせる事はせず(其れが塩で有っても)に、全体として圧倒的な美味さを構成し、味と香りが奏で出る。 凄い作品に出会って仕舞った。

此で、醤油、塩とも温麺、つけ麺の両方を頂いたのだが、どれも秀逸で祐貴君が慕うだけの事が有る。 力丸君本人に取っては勿論、小生にも良い処に就職して呉れた物だ。