幸亭花火大会 2013年2013/08/16 16:35:43

アニュアルな夜のイベントとしては一番楽しみにして居るのが、8月15日にだけ開店する川崎の「幸亭」。 2013年も指折り数えて待って居た夜が遂に遣って来た。 オフィスへの往復の電車から準備の様子を毎日チェックして居たのは、大田区の「花火の祭典」。 幸亭の目前100m程の処に発射筒がセットされると云う此れ以上は望めない特等席に招待して頂ける。

幸亭花火大会 2013年-01
どれだけ近いかが判る様に撮ったのが、此のフォト。 35ミリ換算で28mmの広角で撮った(アス比 16:9)のだが、全然収まらない。 腹に響く振動も半端じゃないが、空圧で三脚が揺れる様な気さえする程だ。
幸亭花火大会 2013年-07

幸亭花火大会 2013年-02
E-M5 の「花火シーン」に任せると露出過多に為って仕舞う。 こんなに間近で撮る事はカメラも想定して居ない…ま、当然だ。 で、マニュアルで撮ったり、動画で撮ったりしたのだが、花火をピント∞以外で撮るのは珍しい。 だが、疾うに酔っ払って居るので、真艫なフォトは少ない。 次回は少し考えて飲もう/撮ろう。 此の夜の御客様にはプロのカメラマンがいらっしゃって、アッサリと綺麗なフォトを撮り重ねて行く… 凄いねぇプロの腕って。


花火と共に「超」が付く程に楽しみにして居るのは、御主人の料理。 喰べるのに夢中で今回は撮ったフォトが少ないのは困った物なのだが、何れも此れも素晴らしい。 技量も素材も此の上無いのだが、気持の込めて頂き方に何時も感謝。

幸亭花火大会 2013年-03

幸亭花火大会 2013年-04
此の組合せは、バッチリ嵌る。 墺太利(オーストリア)のメフォファーの白だが、此迄に飲んだ事が無い様な不思議な「消えて行く甘さ」が特徴。 久し振りに再会したワイン友のTさんが持参されたボトル。

幸亭花火大会 2013年-05

幸亭花火大会 2013年-06
ワインに合う御馳走。 此の何倍もの料理が並んだのだが、前述の様に喰気優先でシャッターを殆ど切って居ない。 御主人、御免なさい。 でも、全てがパーフェクトに美味かった!

幸亭花火大会 2013年-09
コート・デュ・ローヌのドメーヌ・グラムノン。 此れは小生が持参したマグナム。 グルナッシュにシラーも…かな。 自分でセレクトしただけに小生の好みの味わいで自画自賛。

幸亭花火大会 2013年-08
流石Tさん、御目が高い。 シモン・ビーズのサヴィニー・レ・ボーヌ。 其れも96年のマグナムなら最高ですね。 17年の時を経てもボリューミーで嫋かなエレガンスに溢れる美酒。 此れは佳い。

幸亭花火大会 2013年-10
運試しに1本持ち込んだマグナムの古酒。 74年に所縁の有る人は…居なかったか。 コルクがボロボロで、Tさんの手を煩わせて漸く抜栓。 気の置けないメンバーでのパーティなら、こんなプロセスも亦、御楽しみだ。 味わいはややピークを過ぎた感は有る物の、充分な活性を感じられるし、星霜を重ねた確かな味わいを残して居り、ちゃんと美味しかった。 万歳!

幸亭花火大会 2013年-11
幸亭のラーメン…って、本気(マジ)で美味しいんですけど。 市販の麺を使っての一杯だが、醤油のスープは複雑なコクとアッサリした上澄のテイストが、綺麗に層を為して居る。 少しハーブの様なニュアンスは何処から来るのかな。 此れは嬉しいサプライズで、此方も久し振りの麺友のマリーさんと頂きました。

文字通り目の前で炸裂する花火と御主人の卓抜した料理の数々。 2013年も最高の夜は華麗に更けて行くのでした。 Mさん御夫妻、御集りの皆さんに多謝。