今日のワイン 其の8372013/07/06 12:28:53

アンリ・ジロー エスプリ・ド・ジロー
Henri Giraud Esprit de Giraud Brut

孫娘にばかり土産を持参するのも…と、ロックスオフから娘に送ったシャンパン。 小生は泡は余り嗜まないのだが、娘にとスタンダードボトル乍、アンリ・ジロー。 だが、運送屋の手違いで配達が翌日に為って仕舞った。 んで、娘が小生の次の訪問迄待って抜栓。 「AY-FRANCE」の文字にジローの矜持を感じるね。 もう一度、シャンパーニュを訪ねる事が出来るなら、此の村を最初にしたい。

今日のワイン 其の837
ピノ・ノワール70%でシャルドネ30%。 御洒落カジュアル…そんな印象の味わいを感じさせる液体は薄いアンバーイエロー。 グラスのフォトを撮らなかったのはチョンボだったが、キラキラと午後の光を返す淡いオールの中に細かいビュルが揺れる。 ペアやピーチにスパイシーさを加えたブーケ。 味わいは強く無い酸味がストレートに遣って来る感じだ。 一方で、アプリコットや林檎の甘さも控え目乍、充分に存在してフレッシュネスに華やぎをプラスして居る。 温度が上がって来るとミネラル感にややビターなニュアンスも動き始める。 柔らかさやバルーンなイメージが増して、やや厚みの有るアフターへと誘う。 2杯も3杯もイケる小生では無いが、初杯の旨さは格別だ。

今日のワイン 其の8382013/07/06 13:38:43

アンドレ・ブルネル シャトーヌフ・デュ・パプ レ・カイユー
Andre Brunel Chateauneuf Du Pape Les Cailloux 2008

娘宅での2本目は駅前のデパートで購入。 地下の喰品売場の奥に1階のスーパーとは品揃の違うワインショップを発見。 おぅ、此れで選択の幅が広がった。 其処で見付けたシャトーヌフデュパプは、アンドレ・ブルネル。 小生は此のローヌは結構好きなので、迷わず選択。

今日のワイン 其の838-2
不思議なエチケットのデザインだが、「レ・カイユー」とは「小石・砂利」と云う意味だそうで、納得。 2008年のローヌの評判は芳しくは無い。 だが、流石にブルネルは違うと思わせるに充分なボトルだった。 此のリージョンらしく、セパージュは、72%のグルナッシュにシラーは12%で、ムールヴェードルの方が15%と多い。 残りの1%に何種類の葡萄が詰め込まれて居るのかしらん?
暗褐色のルビー色の液体のエッジはやや紫掛かって居る。 ブーケも濃厚で複雑で、中々嗅ぎ分けられない。 ジャミーな苺とブラックチェリー以外にも何処かの花畑の香りは、富良野辺りかしらん? 液体のタッチは厚く滑らか。 シルキーと云うよりは、ベルベッティな舌触だ。 果実感が高いフルボディでアルコール感は中々だが、存在感の有るタンニンや酸も穏やかに一体感を構成して居る。 アフターの引きの過程が華麗で、厚みを少しずつ削り乍、消えて行くのがエレガントでも有る。 飲み頃が何時だか判然としない不思議さが有るが、今抜栓しても充分以上に楽しめると云う確信が芽生えた。

今日のワイン 其の838-1
持参したアンパンマンの玩具と孫娘。 先ずはじっくりと観察するのが彼女のスタイル。 生粋の理科系っ子か? パッケージを良く見たら、対象年齢3歳とか書いて有った(汗)。 2歳の誕生日迄も未だ3ヶ月も有るのだが、一番難しいカードを使う手順以外は、ちゃんと仕分も出来ました。 屹度、天才に違いない(爆)。 祖父馬鹿…

今日のワイン 其の8392013/07/06 17:29:45

ピーターレーマン・バロッサ・カベルネ・ソーヴィニヨン・ポートレート
Peter Lehmann Barossa Cabernet Sauvignon Portrait 2009

と有るシチュエーション用にロックスオフで2本調達したボトルだったのだが、イベントがキャンセルに為り、持ち帰った自宅でスクリューキャップを廻す…ん? 妙にキツイ…キャップに入れた切線が強固で、最終的には瓶蓋オープナーの世話に為る始末。

今日のワイン 其の839-1
一寸、オーパスワンに似たデザインのボトルは、豪州から遣って来た。 CSのバラエタルで、度数は14.5と高い。 一寸、手抜で VINTURI のエアレーターを使って注ぐ。 キュイキュイ云う鼠音が可愛いだか耳触だか… 色相は濃くてインクの様に見えるが、エッジの部分はルービーレッド。 他のCSとは一寸違う様なブーケは、ヨード香が少々混じる。 雨上がりの森の中の黒葡萄に濃厚なプラムと苺ジャムが絡む。 タンニンが穏やかで粒が細かい。 其れ故に柔らかいイメージも湧くが、結構、体躯は確りして居る。 果実感は凝縮と云うよりはスムーズで、酸味よりもスパイシーな印象が上廻る。 樽香のバニラに仄かに華やぐ菫が忍び込んで来る。 悪い印象では無いのだが、此れって云う要素が無くて、凡庸なイメージが最後迄拭えないかも。