湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 4回目 ― 2013/06/01 01:01:00
山中湖は素敵なロケーション。 以前も時々山伏峠を越えて道志村から入った物だ。 適当に「観光地」で沢山の自然が、そして富士山が有る。 今では、其れにリールカフェが加わり、小生のリゾート地として、此処は鉄壁と為る。
「文学の森」の通路は敷き詰めた煉瓦の上に適度なボリュームの苔が生えて、フワフワな歩き心地で足の疲れを軽減して呉れるのだが、3時間半もフォトテイクして居ると、流石に座りたく為った。 と云うよりも、ビールを飲みたいな…と思ったら、其れだけの時間が過ぎて居たと云うのが正しいだろう。 「森の階段」を降りて来て、国道を亘ると湖畔に降りる階段が有る。 「夕陽の浜」とか何とか書かれた朽ち掛けた案内板が有る。

殆ど降りる人も居ない様な浜だが、天気も良いので此処からリールカフェ迄波打際を歩く事にした。 倒木等も有り、水際10センチを通る処も有るが、海と違って波は来ない… え?急に10センチ級の波が来て慌てた。 …コイツの所為だ(笑)。

此れが意外に速いので、そんな波が届くらしい。

三寸綾目の咲く処を過ぎると漸くと云う感じで、あの丸いマークが目に入る。
「念願叶って、バスで来ました」とビールと摘みの喰券を高村さんに渡す。 此のビールは飲食店だけのプレミアム。 マイルドで芳醇な柔らかさが好み。
豪勢な摘みにワクワク。 メンマのテイストは渦に良く似て居る様に思うのは、タレの所為かしらん。 チャーシュウは、ビール、ワインにベストマッチ。
座ったのは、湖に向かうカウンター。 腰を落ち着けるには、テラスは未だ涼し過ぎると悟って居たからだ。

で、こんなシーンが目の前に…う~ん、最高休日気分高揚。 皆に「いいだろぅ~」メールを連発。

主目的は此れ。 過日、渦の常連、Tさんの車で連れて来て頂いて以来の Wine at the Reel Cafe 。 幸福此処到極!

気持ち良さげだが…

沈。
鳶が笑う…

此の日も主麺は、つけ麺。
アルコール変調が掛かっても、旨い一杯は美味。 適度な醤油感、鶏油風味と焦がし葱、麺の張りと腰。 そして、絶品チャーシュウ… 最高の一日は最上の一杯で締める。
結局、「文学の森」と同じ位の時間を粘着。 御迷惑様でしたでしょうが、御蔭様で素晴らしい休日を過ごさせて頂きました。
バス停からの富士山。 見送って呉れて居る様だ…よね。 幸い、御殿場へ向かうバスも貸切状態で御機嫌な家路。 文句無しの一日が終わった。 亦、明日にでも行きたい…
今日の渦 其の511 BBQスペシャル ― 2013/06/02 23:23:00
開店7周年の記念日を迎えた渦の恒例BBQパーティは、翌日の日曜日。 天気予報以上の御天気にも恵まれ、江ノ島を目指す。 今回も歩く距離を短くと図り、藤沢駅からバスで江ノ島大橋を渡る。 橋脚の損壊で通行止が続いて居た歩行者用の「弁天橋」も再開した様で、バスはスムーズに島内へ。 渋滞も無く、45分も前に到着して仕舞ったのだが、主催者の芳実オーナーや渦スタッフは既に準備に取り掛かって居る。

小生は手伝いもせずに、早々にCさん持参のワインを抜栓。 「ドメーヌ ショオ マスカットベーリーA」(今日のワイン:835)は新潟のワイナリーだそうだ。 やや紫の入る明るいカラーが海辺の光線に映える。 色相とは一寸違うブラック系のブーケだが、流石にライトな印象だ。 口に含めばスッキリとした酸味とマイクロ発泡のタッチが如何にも此のイベントに相応しく思える。 流石はシニア・ワインエキスパートとも為ると選瓶のセンスも違う。 更にCさんは「和風な出汁」の印象とも仰るが、小生には其処迄は判らない。 採れ立てキャベツの様な少し青くて仄甘いイメージがアルコール感と錯覚させて呉れる。 実際の度数は11%。 最後迄シャープネスを引き連れて抜けて行く清々しさが好ましい。 自らの畑で採れた葡萄に依るボトルの発売が楽しみな醸造家さんだ。

「ブドー・デュ・スッド」(今日のワイン:834) 此方は小生が持ち込んだ。 先日、御鮨屋さんの宴会で好評だったマグナムボトル。 「スッドだから、グルナッシュかしらん?」と御見立ての確かなCさん。 ガメイの様なガーネットカラーだが、外光に翳すとずっと明るい印象に為る。 此方も酸味に特徴が有るが、先のボトルの酸味とは違い、軽くは無い。 ブラックベリーやプラム、木苺等の果実感も高く、重厚と迄は云わないがタニックで、ミネラリーでも有る。 其れでもフレッシュなイメージを損なわないのが、アドバンテージなのだろう。

Do you know whose baby she is?

CHiKA, an apple is beneficial for your singer voice and newlyweds.

Don't let him cry.
(I don't like drunkards!)

My boy loves charm, like you.
Owner, you're to jump high for leading us, but always too hasty to start.

Neither Ladies nor Gentlemen in front of me...
A part of group photo reflected in wide windows.
しあわせ中華そば食堂 にこり 其の1 ― 2013/06/03 23:23:00
GWの振替休日は未消化分は諦めて、此の日限りとした。 6月1日に開店した「にこり」は、飯田商店のセカンドブランドとか。 では、開店祝にと湯河原へ。 元の「ガキ大将」の店舗だが、チェーン店を放れて、との事らしい。 ずっと以前にめじろの常連さんと深夜に此処に来たのを覚えて居るけれど…もう、遥か彼方の情景と為って仕舞った。 めじろに限らずだが、何事も何時迄も同じでは有り続けられないと判っては居ても、思わぬ激変に出会すと心穏やかでは居られない。
平日の道は何時もの様にガラガラで、開店の30分以上も前に到着して仕舞った。 道を挟んだ店の反対側には10台の駐車スペースが有る。 店内の広さを考えると此位は必要なのだろう。 沢山の祝花に囲まれたベンチで待つ。 11時には数名の方が到着されただけだが、後客は続々と云う状況。 飯田さんに御挨拶をしてカウンターへ。 未だ「そば」、詰まり醤油味のラーメンだけの提饗で別味のスープやつけ麺は「近日登場」と為って居る。
濃厚な醤油の色と味わい。 でも、此の醤油の凛とした味わいは好みだ。 剃刀の切れとは違う、鉈で裁つ様な大胆な旨味だ。 詳しく無いのだが、此が「小田原系」と云うのだろうか? 他店とは較べられないが、醤油の濃さに委せた味わいでは無く、飯田さんらしい細やかな計算が成り立って居る事を感じさせるテイストだ。 勿論、飯田商店の作品とは全く違う作品だが、底流哲学は同じなのだろう。 前日、渦のBBQでたっぷり肉を喰したのに、「チャーシューわんたんそば」にして仕舞った。 此のパワフルなスープに伍するチャーシューと為れば、こんなタイプが適切だろう。 照る照る坊主の様な形の雲呑は大振で「ツルっと感」が良いし、味わいも素敵だ。 三角形の海苔や添えて有る三つ葉の香りも濃厚醤油と良いコンビネーションを為す。 全部飲んでも良いかな…と躊躇いつつも気が付けば完飲。 其れだけの惹力いっぱいの一杯。 飯田さんが「醤油が濃いでしょう?」と仰る。 其れは其の通りだが、其れだけでは無いファクターが山盛。 飯田商店とのギャップを楽しむのも一興だ。 丼のデザインがネオクラシカルで洒落て居ると思ったら、青木さんが手掛けたそうだ。
え? 店のロゴもなのですね。 「にこり」と云う音とイメージにピッタリで、流石だ。
帰路に小生が当てにして居る箱根神社へ詣でる。 何度も訪れて居るが、御神籤で大吉を引いたのは久し振りだ。 「長い航海の目的港は眼前なので、追い風に任せて進むが良い」だって、信じようっと。 其の境内で XZ-10 で何枚か撮った。 多くの種類の石楠花。
神社に西洋石楠花は似つかわしく無いが、流石に「アメリカ」じゃなさそう(笑)なので、「ネリアーブ」かしらん。 ま、赤い石楠花と云う事で。
「屋久島石楠花」に見えるけど…
雄蕊が10本なので、「東石楠花」だろう。 白い花は傷付くと其の美しさが簡単に損なわれて仕舞う宿命を負って居る。
射干。