今日のワイン 其の8282013/07/16 01:01:00

パゴ・デ・ロス カペジャーネス クリアンサ
PAGO DE LOS CAPELLANES Crianza 2008

今日のワイン 其の828-1
半年に一度程、御所様とワインを御一緒させて頂く。 いや、御所様はワインを軽く一杯だけ、後はビールを7杯~13杯と云う…凄さなので有る。 此の日、小生が持参したのは、西班牙はリベラ・デル・デュエロの1本。 「パゴ・デ・ロス・カペジャーネス」とは、「司教たちの土地」と云う意味だそうだ。 嘸や美味いのだろう。 セパージュはテンプラニーニョ90%で、残りがカベルネ・ソーヴィニヨン。 此迄よりも一寸頑張ったプライスなのだが、摘みとの相性を充分に練ってセレクト。 御所様にも「今迄で一番合う」とのコメントを頂戴しました。\(^O^)/

今日のワイン 其の828-2
色からしてブラックチェリーだが、ブーケにはバニラを感じる。 だが、他のオークの樽香とは違うタイプの物の様にも思える。 暗いチェリーの熟成果実の香りは勿論だが、其処にミルクセーキの様な印象が混じるのは、小生の好みと違う。 柔らかいタッチは印象が良い、ベルベッティでマイルド。 一方でタンニンも円さ一辺倒では無く、存在感を漂わせて居る。 流石に良い場所で採れたのね…と気付かせて呉れる。 リコリスや新品のベルトの香り(笑)も適度な変化に貢献。 特筆したいのは、酸の上品さだ。 西班牙のワインでこんなにエレガントな酸味は滅多に御目に掛かれない。 もう1点強調すべきは、アフターの麗しさだ。 静かに礼儀正しく下がって行く執事のイメージだ。 安いとは云えないレンジのボトルだが、CPはとても良い。 シチュエーションを選ばずに楽しめる此のボトルは覚えて置こう。

今日のワイン 其の8192013/07/16 19:42:42

ローランス・ラタスト シャトー・ラ・フルール・ジョンケ グラーブ
LAURENCE LATASTE Chateau LA FLEUR JONQUET GRAVES 2008

どう云う経緯だったのかは忘れて仕舞ったが、祐貴君、TTさん、FILE さんと小生の4人が代々木の「めじろ」でバッタリと云う3月の夜。 勿論、力丸君が未だ頑張って店を開いて居た頃の話だ。 金メジが遠い過去に為り、こんな顔触が集うととても嬉しかったのを良く覚えて居る。

今日のワイン 其の819-1
ブルーのサングラスはチープなんだかファッションなんだか、小生には判じ兼ねる祐貴君のグッズ。 ボトルの方は、新宿駅構内の成城石井で買い求めた様に記憶して居る。 ローランスは女性名だね… 歴史の浅いシャトーだが、グラーブならボルドーでも一等地だ。 現在は中国資本の傘下に有る様だが、此の買収は一寸センセーショナルなニュースとして伝わって来た。 セパージュはメルロが75%を占め、CSが20%、残りの5%をCFが埋める。

今日のワイン 其の819-2
ハーブ系のブーケにやや甘いニュアンスは無花果見たいな… タンニンの肌理細かさが特徴。 酸味は軽いのだが、意外に他の要素に負けて居ない。 ミネラル感やスパイシーな部分は余り無いのだが、物足りない印象も感じない。 控え目では有るが、果実感も充分…と云うか、エレガントなチェリーやカシスのテイストが持味だ。 でも、其れ以上でも其れ以下でも無い。 悪くは無いのだが、此れと云う「売り」が無いと云う印象だ。