西洋石楠花2017/05/21 14:07:55

石楠花はツツジ科ツツジ属の花だが、園芸品種の石楠花なんて何百種類も有る(日本の野生種は6つ)のだろうから「紅い石楠花」で勘弁して頂きたい。 (西洋種の「太陽」っぽいけれどね)
西洋石楠花-1
或る公園に手入の悪い印象で咲いて居たのだが、其れにしても皐月の陽光に艶やかに映える色相だ。 JPEG 画像を XnView MP でレタッチした。

実は最初に目を引かれたのは此方。
西洋石楠花-2
「サッフォー」と云う西洋種(和名は「秀峰」との記述有り)で、白い花弁の一部に入る濃紫色のブロッチ(斑点)が目立つ。 此処では此の樹も勝手気儘に咲かせて居る印象。
日本で西洋石楠花をロードデンドロンと呼ぶ事が有るのだが、欧米での日常会話では Rhododendron は日本で云う躑躅(ツツジ)を指す様だ。 少なくとも瑞西(スイス)ではそうだったのだが、彼の地で石楠花の話はしなかったので、Rhododendron に石楠花も含まれるのかは不明。 向こうの「Rhododendron 属」は「ツツジ属」なので、含まれると考えられるが、日常会話と分類は一致しない事が多いのは洋の東西を問はない。 一寸、突っ込むと日本の躑躅は「有鱗片シャクナゲ亜属」で、石楠花は「無鱗片シャクナゲ亜属」に分かれる。(更に細かい話は省略)
石楠花は石南花とも書くのだが、漢方薬の「石南(セキナン)、石南葉」とは無関係。 其れ処か石楠花の葉には強い毒が有るので、口に入れては為らない。

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