饗 くろ喜@秋葉原 其の672015/10/19 19:25:43

初電に向かう東の空で木星に火星が寄り添う。
饗 くろ喜@秋葉原 其の67-1
角距離にして僅かに0.5度。 其の上には金星が燦然と輝く。 来週に為ると、両輝星が1度迄近づく。 其時は十三夜が西に傾くタイミングでも有る。 屹度撮りに行くぞ、もう一度。 真の「広浦の秋月」を愛でるのだ。

饗 くろ喜@秋葉原 其の67-2
黒木さんの「秋茸そば」を頂きたいのだが、どうスケジュールするかが難しい。 結局、月曜日の昼休みと云う結論に為り、爽やかな季節の道を2キロ程歩く。 とは云え、未だ少々暑くて陽射を避けて並びたい。 今回のスープは鴨白湯なので、「紫」では余り頂かない事も有って期待が膨らむ。

饗 くろ喜@秋葉原 其の67-3
着丼時に茸とオイルの説明をして頂ける。 其れに依ると、

 大黒占地(御浸)
 花弁茸(御浸)
 生木耳(大蒜ソテー)
 柳松茸(日本酒や味醂、醤油から為る「幽庵地」にさっと漬けて焼いた)
 真中の椎茸には鴨ミンチが詰められて居る

こんなに凝って居るんだ、素晴らしい。 緑色のタレに見えたのは小松菜のピューレオイルだそうだ。 丼を持ち上げてスープを啜る。 トロリ、まったりのマッシュルーム。 そんなタッチの中に白トリュフオイルの香りと濃い鴨の風味が忍んで居る。 でも、有り勝ちな纏わり付く様なベッタリした印象は皆無だ。 そして驚く程に茸テイストと合う。 黒木さんは当然、御存知だったのだろうが、凄いコンビネイションだ。 どの茸も舌触りと昧わいが良くて、良くて。 蓮根は金平仕立てだそうだが、シャキシャキの喰感と相俟って美味。 麺は麩(ふすま)を練り込んだ平打の中庸な物で、スープと茸を弁えて其処に居る。 最後に菊の花弁を散らして、粋に決めての一杯を充分に楽しみ、堪能致しました。 流石の「秋の限定」です。

インフルエンザの予防接種の為、早退?して来た。 久し振りに日没迄時間が有ったので、海岸に出て見たが…
饗 くろ喜@秋葉原 其の67-4
然したる夕陽では無かった…

未だビギナーと思しき御嬢さん。
饗 くろ喜@秋葉原 其の67-5
でも、笑顔はとても素敵でした。