今日のめじろ 其の5632010/11/23 01:01:00

雨の夕方、向かった先は代々木。 金メジは無沙汰続きなのだが、少しは夜にゆっくりしたい。 そんな気分で、ひとり暖簾を潜る。 力丸店長は、ニコ動の踊り手さんの様な大きなマスク。 いえいえ、風邪なんかじゃ有りません。 内緒の訳は…云えませぬ(笑)。

今日のめじろ 其の563-1

ビールを頂いた後、セラーから最後の1本をピックアップ。 祐貴社長に御願いして、「ウッドブリッジ」を12本注文して頂く。 あ、白を混ぜるのを忘れた。 白の補充スペース確保の為に、皆さん、飲んで下さい(笑)。

今日のめじろ 其の563-2

ネット販売の仕込に未だ追われて居る祐貴社長が、「此れなんです」と試飲させて下さった。 煮干味噌なのだが、小生の為に未だ煮干味を強調する前の段階のスープだそうだ。 優しいめじろの味噌だが、充分に広がる味わいは流石だ。 既に小生には充分なレベルの煮干香が感じられる。 御店でも出して呉れると良いなぁ。

今日のめじろ 其の563-3

力丸店長にチャーシュウを炙って頂いた。 濃厚なタレが、少しワイルドに炙ったチャーシュウと良くマッチして居る。 此れだけは渦と全く違う方向性の味わいで、面白くも共に美味。 「鴨は御休み中だよね~」と嘆くと、スミマセンと仰り乍、ゴソゴソと… で、「最後なんでサービス」と目茶嬉しがらせて呉れました。 特に味わいに秀でて居たと感じるのは、気分の所為かも知れないが、柚子胡椒で頂くのは幸福絶頂。 小生は、温かい内に頂くのが好きなので、チャーシュウにしても鴨肉にしても、直ぐに平らげて仕舞う。 勿体無いとも思うけれど、好きな様に頂くのが、やっぱり一番美味しいからだ。

今日のめじろ 其の563-4

〆に御願いしたのは、醤油味のつけ麺。 新しく打った麺なのだ。 此れは油そばとつけ麺で使われるとの事で、この夜は後者で御願いした。 おぉ、平打麺だ。 照明の所為も有るが、色白で美人麺。 意外に厚みも有るので、ボリューム感たっぷりだろうと、直喰すると、とても餅ぃ印象。 相反するツルツル感も充分だし、佳き歯応えだ。 「麺に歯応えは無いだろう」と突っ込まれる事も有るのだが、この麺は喉越の前に喰感も楽しめる。 風味は此迄の麺と変わらず充分だ。 この体裁で風味が変わって無いと云うのは、逆に上手に配合して居ると云える。 祐貴社長が自慢するだけの事は有る。 此方も柚子胡椒を塗すと幾らでも御腹に入りそうだ。 でも、漬汁が亦、佳いのだ。 切れが良くて、上品で、葱香と何か香草風味も有って、そして醤油の味わいが巧みに絡む。 新麺との相性もとてもマッチして居る。 此れはヒット麺に為りそうだ。 祐貴社長の「ヒット」が、アレにもコレにも大事に続きますように。
12月のダイヤ改正で無く為る、20時30分のホームライナーで帰路に着く。 う~ん、不便に為るなぁ…

今日のワイン 其の4962010/11/23 16:16:07

LUMIERE Petillant NV
ルミエール・ペティアン NV

今日のワイン 其の496-1

渦のBBQパーティで色々有って(笑)、「辿り着いた」感じで到着した一宮町のシャトー・ルミエールの附帯レストラン、「ゼルコバ」。 当日に人数変更するわ、約束の時刻に20分も遅刻した我々を気持ち良く迎えて呉れた。
折角来たのだから、スパークリングでスタート。 マネージャーの増田氏の推奨で、ペティアンをセレクト。 驚いた事に、地元の甲州種100%だそうだ。 NVとして居るが、2008年産の葡萄で造られて居る。 因みにペティアンとは、『アルコール発酵中に瓶詰めを行い、アルコール発酵で生じる炭酸ガスをそのまま自然な形で含んだ微発泡性ワインのこと』で、通常は3気圧以下だが、このルミエールのスパークリングは、3.2気圧程有ると伺った。 この「瓶内再発酵」には「アンセストラル」と洒落た名前が付いて居るが、此処では「田舎方式」と呼ぶのだそうだ(笑)。

フォトの目隠線に能が無いと云われたので、Nさんの目にはワインを入れて見た。 怖くて気持ち悪いだけなんすが… 大体、グラスにピント行って無いし(笑)。

今日のワイン 其の496-2

スパークリングワインは見た目も楽しく美しいが、この日の様に陽差しの澄んだ外光を受けると尚更だ。 淡いピンク色が混じった檸檬イエローの液体のバブルの収まりが早いのが、如何にもペティアンっぽい。 口にすれば、柔らかいペティアンならではのタッチと少し高め(ペティアンにしては)の圧で、泡立感が楽しめる。 少し燻んだ感じがするのは、アンセストラル特有で、瓶内発酵後のフィルタリングをして居ない所為だ。
適度な酸味とフレッシュネスが取得の甲州種だが、フルーティな部分に薄いビター感が混じる。 中々爽快なプチドライの一杯で、スターターには誠に適切なスパークリングワイン。